ぐるなびに効果を感じない飲食店オーナーへ、撤退前にやるべき3ステップ
飲食店がぐるなびへの掲載をやめると、新規客が平均40〜60%減少するというデータがあります。かといって、掲載を続けても費用対効果が見えない——そんな板挟みの状態で、毎月の掲載費だけが出ていく……。
こんにちは、静岡県清水区を拠点に全国の飲食店・美容室・小売店の経営をサポートしている、ハワードジョイマンです。中小企業診断士として21年間、累計1,000店舗以上の支援をしてきた中で、「ぐるなびに効果がない」という声は本当によく聞きます。
でもちょっと待ってください。撤退するのは簡単です。でも「やめたら客足が止まるかも」という恐怖、ありますよね? その恐怖は正しい直感です。問題はぐるなびそのものではなく、ぐるなびしか集客手段を持っていないことにあるんですよ。
今日は、撤退を決める前にやるべき3つのステップをお伝えします。この順番で動けば、ポータルサイトに依存しない「自前の集客の仕組み」が半年以内に育ち始めます。
こんな方におすすめ
- ✅ ぐるなびの掲載費が毎月重くなってきている飲食店オーナー
- ✅ 掲載しているのに問い合わせや予約が増えていないと感じている方
- ✅ クーポン目当ての一見客ばかりでリピートに繋がらないと悩んでいる方
- ✅ やめたいけど新規客がゼロになる恐怖があって踏み出せない方
- ✅ 自前の集客導線をそろそろ本気で作りたいと思っている方

「ぐるなびに効果がない」の正体は、ポータルサイト依存という構造問題
まず、少し冷静に現状を整理しましょう。
ぐるなびや食べログのようなポータルサイトが持っているのは「すでに外食したいと思っているユーザーの目」です。検索意図がある状態のお客さんがいる場所、という意味ではとても優秀な媒体です。だから掲載をやめると新規が止まる。それは事実。
ただし、このポータルサイト経由で来たお客さんは「そのサイトのユーザー」であって「あなたのお店のファン」ではないという点が問題の核心です。
比較検討して、クーポンを使って来店して、終わり。あなたのお店のLINEも登録していないし、Instagramもフォローしていない。次に食べに行こうとしたら、またポータルサイトを開いてゼロから検索する。
これが、「掲載しているのにリピートが増えない」「売上はそこそこあるのに手元にお金が残らない」という状態の正体です。
掲載費を払い続けているのに、あなたのお店の「資産」が何も積み上がっていないわけです。
ステップ1:まず「来てくれたお客さんを逃さない仕組み」を店内に作る
撤退を検討する前に、最初にやるべきことは来店客をLINE公式アカウントの友だちに変えることです。
ぐるなびで来てくれた人を、今度は「あなたのお店のファン候補」としてLINEでつながりを持つ。これをやるだけで話がまったく変わります。
具体的には、テーブルにLINE友だち追加のQRコードを置いておく。「登録してくれたら次回使える100円引きクーポンをプレゼント」程度でOKです。値引きを増やすわけじゃなく、次回来店への橋渡しを作るだけ。
LINE登録してもらえれば、その後はあなたのほうからアプローチできます。新メニューの案内も、季節のキャンペーン告知も、ぐるなびを通さずに直接届けられる。このリストが積み上がっていくほど、ポータルサイトへの依存度が自然に下がっていきます。
ま、要はぐるなびを「集客のゴール」にしていた状態から、「集客の入り口」として活用する発想に切り替えるということです。
ステップ2:Googleマップを「もう一本の集客の柱」に育てる
次に着手すべきはGoogleマップの最適化です。
「Googleビジネスプロフィール」の整備、と言ったほうが伝わるかもしれません。Googleマップで「静岡 居酒屋」「清水 ランチ」などのキーワードで上位表示されれば、ポータルサイトを介さずに新規客が来店してくれます。しかも掲載費はゼロです。
具体的にやることは3つだけ。
- 写真を毎週更新する(料理・外観・内装・スタッフ)
- Googleのクチコミに丁寧に返信する(返信率が高いほど上位表示に有利)
- 「投稿」機能でイベント・新メニュー情報を週1回発信する
これをコツコツ続けると、3〜6ヶ月で検索順位が上がり始めます。焦らなくていいです。ぐるなびに毎月3〜5万円払い続けるよりも、確実に「自分の資産」が積み上がる行動です。
私がサポートしている会員さんの中にも、Googleマップの整備だけで月の新規来店が1.5倍になったというケースがあります。「やっていなかっただけ」なんですよね。
✓ ここまでのポイント
- ぐるなびの問題は媒体ではなく「そこだけに依存している構造」にある
- 来店客をLINE登録に誘導することで、ポータルサイトを通さない再来店の仕組みが生まれる
- Googleマップの整備は無料でできる「もう一本の集客の柱」になる
ステップ3:撤退のタイミングは「自前の集客が育ってから」
さて、ここまでのステップ1と2を3〜6ヶ月実践したあと、初めて「ぐるなびを縮小・撤退するかどうか」の判断をしてください。
この段階になると、LINE友だちがある程度蓄積されて、Googleマップからの流入も少しずつ出てきている状態になっています。その数値を見ながら、「今月の新規来店のうち、ぐるなび経由は何件か? LINE・Google経由は何件か?」を比較するわけです。
ぐるなびの比率が下がっていれば、掲載プランをダウングレードするか撤退を検討する。まだ依存度が高ければ、もう少し自前の導線を育てる。この順番で判断すれば、「やめたら新規がゼロになった」という最悪のパターンは避けられます。
闇雲にやめるのではなく、「準備ができた段階でやめる」という当たり前のことを、感情ではなく数値で判断する。これが大事です。
「ぐるなびだけに頼っていたのがよくわかりました。LINEの友だち追加を店内で始めてから半年で、リピート率が38%から71%になりました。今はぐるなびのプランをかなり下げても、月商はむしろ上がっています」
美容室オーナー(2店舗経営・40代)
「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、半年で月商が350万円から620万円になりました。ぐるなびのクーポンに頼っていたときより、客単価も1,400円上がって手元にお金が残るようになりました」
居酒屋オーナー(50代・男性)
「自前の集客」を持つ店が強い理由
ポータルサイトのルールはポータルサイトが決めます。掲載費の値上げも、アルゴリズムの変更も、あなたにはコントロールできません。
一方で、LINEの友だちリストは「あなたのお店の資産」です。Googleマップの口コミも積み上がったら誰にも取られない。Instagramのフォロワーも同様です。
私がずっとお伝えしているのは、「売上より利益重視」という考え方です。ぐるなびで集客できていたとしても、掲載費・クーポン値引き分を差し引いた実質の利益はどうか? そこを見てほしいんですよ。
今日お伝えした3ステップを順番に実践すれば、半年後にはポータルサイトを「使う・使わない」を自分でコントロールできる立場になれます。依存から選択へ。それが本来の経営の姿だと思います。
まとめ:ぐるなびに感じる「不満」はチャンスのサイン
「ぐるなびに効果がない」と感じているなら、それはある意味いいタイミングです。自前の集客を本気で作る動機になるからです。
撤退を焦る必要はありません。ただ、何もしないまま掲載費を払い続けるのも違います。
ステップ1:来店客をLINEで繋ぎとめる仕組みを作る
ステップ2:Googleマップを育てて無料の集客導線を作る
ステップ3:自前の集客が育った段階で、冷静に撤退・縮小を判断する
この順番で動いてください。
私の会員さんで、月商60万円の赤字状態だったイタリアンが月商470万円・利益200万円になった事例や、月商300万円の飲食店が年商2億5,000万円規模まで成長した事例があります。いずれも「自前の集客の仕組みを作った」ことが共通点です。
もし「自分の店でどこから手をつければいいか」が気になっているなら、まずは繁盛店の秘密を書籍でチェックしてみてください。今なら先着で無料公開中です。
また、ポータルサイト依存から抜け出してLINE・Google・SNSを使った自前の集客導線を体系的に学びたい方は、増益繁盛クラブの詳細もご覧ください。初月980円から始められますので、ぐるなびの月額費用よりずっと少ない投資で試せます。
一人で悩まずに、ぜひ一歩踏み出してみてください。全国の飲食店オーナーさんと一緒に、お待ちしています。