あれこれ

「食べログの掲載をやめたい」飲食店オーナーが、最初に準備すべき3つのこと

「食べログの掲載費、毎月けっこうな額がかかってるんですよね。でも、やめたら新規のお客さんがゼロになりそうで……」

こんな相談、本当によくいただきます。全国の飲食店オーナーさんから毎月のように届くんですね。

実はこれ、先日私がキックボクシングのジムでトレーニングしていたとき(48歳から始めて、もうアマチュア試合にも出たりしてるんですが)、帰り道にふとスマホで会員さんからのメッセージを確認したらまったく同じ悩みが届いていて。

「掲載をやめる=集客ゼロ」という恐怖、それ自体はものすごく正直な感覚だと思います。ただ、この恐怖の正体って、実は「食べログをやめること」への恐怖じゃないんですね。「自前の集客導線をまだ持っていない」という現実への恐怖なんです。

だから準備さえできていれば、怖くない。今回はその準備の話を、具体的な順番でお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ 食べログの掲載費を削減したいが、やめた途端に新規客がゼロになりそうで踏み出せない方
  • ✅ クーポン目当ての客ばかりでリピートしない状況に疲れてきた飲食店オーナー
  • ✅ Googleマップ・Instagram・LINEを活用したいが何から始めればいいかわからない方
  • ✅ ポータルサイト依存から抜け出し、自前の安定した集客の仕組みを持ちたい方
  • ✅ 月商の天井を感じていて、次のステップが見えていない飲食店経営者
「食べログの掲載をやめたい」飲食店オーナーが、最初に準備すべき3つのこと | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「やめたら怖い」の正体は、依存構造にある

私は静岡県静岡市清水区で経営コンサルタントをしているハワードジョイマンといいます。中小企業診断士として21年、飲食店・美容室・小売店の経営支援をしてきました。

食べログをはじめとするポータルサイトが悪いわけじゃないんです。使い方の問題で、「新規の入り口として補助的に活用する」のと「これがなければ新規ゼロになる」では、経営の安定性がまるで違う。

要は、ポータルサイトを唯一の集客源にしてしまっている状態が問題なんですね。

たとえば、うちの会員さんでこんな方がいました。月商350万円で毎月食べログに掲載し、クーポンを出し続けていた居酒屋のオーナー。「やめたい」と思いながら3年間やめられなかった。でも自前の導線を整えた結果、6ヶ月で月商620万円まで伸びました。新規客は約2倍、客単価も1,400円アップしています。

クーポンをやめても客足は落ちなかった。それどころか、「ちゃんとした店として選ばれる」ようになったとおっしゃっていました。

準備その①:Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を本気で整える

食べログをやめると決めたとき、最初に整備すべきはGoogleマップです。「Googleビジネスプロフィール」の管理画面、ちゃんと更新していますか?

多くの飲食店オーナーさんが「登録はしている」という状態で止まっているんですね。登録しているだけで更新していない、写真が3枚しかない、口コミに返信していない——これでは検索した人の信頼を得られません。

具体的にやってほしいのは次のことです。

  • 写真を最低20枚以上、料理・店内・外観・スタッフをバランスよく登録する
  • 口コミには必ず1週間以内に返信する(良い口コミにも、悪い口コミにも)
  • 「投稿」機能を週1回使って、限定メニューやイベントを告知する
  • 営業時間・定休日・電話番号を最新の状態に保つ

Googleマップで上位表示されると、「近くの居酒屋」「清水区でランチ」みたいなキーワードで検索した地元の人・観光客が直接来てくれるようになります。これが食べログを通さない自前の入り口になるんですね。

私が毎年参拝している島根の日御碕神社に行くとき、道中で立ち寄るお店を探すのにGoogleマップを使うんですが、写真が充実していて口コミの返信がちゃんとある店は、それだけで「行ってみたい」という気持ちになります。旅行者・観光客の行動パターンってこうなんですよね。三保松原や日本平を訪れる観光客が清水区内の飲食店を探すときも、まず見るのはGoogleマップです。

準備その②:LINE公式アカウントで「来店した人を逃さない仕組み」を作る

Googleマップで新規客を呼べるようになっても、その人が次も来てくれる保証はないですよね。そこで必要なのがLINE公式アカウントです。

食べログが強いのって、新規集客の「検索露出」だけじゃなくて、プラットフォーム側がユーザーをリピーター化する仕組みを持っているからでもあります。だから、自前でそれを作る必要がある。そのツールがLINEです。

やってほしいのは、来店したお客さんにLINE公式アカウントを友だち追加してもらう仕組みを店内に作ること。テーブルにQRコードを置く、会計時に「次回使える〇〇特典をLINEでお送りします」と一言添える——これだけで登録率は大きく変わります。

友だちになってもらえれば、あとはLINEで関係を続けられます。「今月の新メニュー」「季節の限定コース」「誕生日特典」——こういった情報を直接届けられる。食べログのクーポンに頼らなくても、既存客が戻ってきてくれる導線ができるんです。

「LINE集客とフォローアップ自動化を導入してから、リピート率が38%から71%に上がりました。年間の月商が1.6倍になって、ようやく掲載費の呪縛から解放された気がします」

美容室オーナー(2店舗経営・40代)

これは美容室の事例ですが、飲食店でもまったく同じ構造で機能します。来店→LINE登録→再来店のシナリオが動き始めると、ポータルサイトへの依存度は自然と下がっていきます。

✓ ここまでのポイント

  • 「やめたら怖い」の正体は食べログへの依存構造そのもの。自前の導線を整えれば恐怖はなくなる
  • まずGoogleマップを本気で整備して、検索からの自前入り口を作る
  • 来店客をLINEでつなぎとめ、リピートの仕組みを先に構築しておく

準備その③:店内POPで「価値を伝える言葉」を整える

Googleマップで来てもらって、LINEで繋がれたとしても、来店中の体験が伴わなければリピートには繋がりません。そこで見直してほしいのが、店内POPや声がけです。

私がよく話すのが「同じ素材でも言葉次第で単価は変わる」という話。牛丼500円とすき焼き丼2,000円、素材は同じでも「伝え方」が違うだけで4倍の価格差が生まれます。これ、店内での言葉の使い方そのものなんですね。

食べログのクーポン客が多い状態というのは、「価格で選ばれている」状態です。価格以外の価値——素材のこだわり、調理法のストーリー、季節限定の理由——これを店内で伝えることで、「この店は他と違う」という印象が生まれます。

具体的にやってほしいのは3つ。

  • メニューの横に「この料理の背景」を短い言葉で添える(10文字でいい)
  • おすすめメニューには理由を書いた手書きPOPを置く
  • スタッフが会計時に「次回は〇〇が入荷予定です」と一言添える

これ、難しく考えないでほしいんです。漫才と同じで、「伝わる言葉を選ぶ」だけですから。私が大学時代にお笑い芸人をやっていた経験から言うと、面白いかどうかより「伝わるかどうか」の方がはるかに大事です。経営でも同じことが言えます。

「月商60万円で赤字だったイタリアンが、POPと価値訴求を見直してから月商470万円・利益200万円になりました。食べログのクーポンには頼っていません」

イタリアンレストランオーナー(30代・男性)

この3つが揃ってから、「やめる」を決断する

まとめると、食べログの掲載をやめる前に整えるべき順番はこうです。

  1. Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を本気で整備する——自前の検索流入を作る
  2. LINE公式アカウントで来店客を繋ぎとめる——リピートの仕組みを先に構築する
  3. 店内POPと接客トークで価値を言葉にする——「価格勝負」から「価値勝負」に転換する

この3つが機能し始めてから、食べログの掲載を縮小・停止する。それが正しい順番です。逆にやると、確かに新規が減ります。でも順番通りにやれば、掲載をやめた後の方が月商が上がっているオーナーさんは実際にたくさんいます。

私が毎月欠かさず先祖の墓参りをするようにしているのも、「焦らず、順番を守る」という生き方の表れかもしれないですね。経営も同じで、焦って順番を飛ばすとうまくいかない。

「いつかやめたい」と思い続けて3年が過ぎるより、今から準備を始めた方が絶対に早く抜け出せます。

もし「どこから手をつければいいかわからない」という方は、まず私のメールマガジンや無料レポートから読んでみてください。21年・1,000店舗以上の支援経験から導き出した、専門用語ゼロの実践情報をお届けしています。北海道から沖縄、さらには海外在住のオーナーさんも読んでいただいていますよ。

ポータルサイト依存から抜け出した先には、「選ばれる店」としての安定した経営があります。ぜひ一緒に、その一歩を踏み出しましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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