3.儲かる販促と利益アップ

売上の仕組みを正しく理解すれば売上を2.25倍増やせる 入門笑人流繁盛術その8

私はラーメンが大好きで、ラーメン屋さんをはしごします。

ラーメン屋さんって、飲んだ後に行く方もいらっしゃると思いますが、私は、お酒が苦手です。

家では1滴も飲みません (^^)U

さて、前回は、売上高の公式「客数×客単価=売上高」を、下記の4つの数字で把握しようというお話をしました。

(1)新しいお客さん(新規客)
(2)常連さん(既存客)

(3)商品単価
(4)購入点数

売上高=客数 × 客単価
    =(新しいお客さん+常連さん)×(商品単価×購入点数)

これにより、自分のお店の問題点、改善点が分かり、適切な改善策を実践できるというお話しでした。

例えば、新しいお客さんが少ないならチラシを出すことで、新しいお客さんが来ます。

商品単価が下がっているなら、思わず欲しくなるPOPを書けば、商品単価を伸ばせます。

購入点数が減っているなら、POPで同時購入やまとめ買いをしたり、商品の陳列方法を変えることで、購入点数がアップします。

でも、この4つの項目の数値を理解してないと、購入点数が減っている状況で、新しいお客さんを増やす対策をする方がでてきます。

確かに新規客数が増えて売上は伸びるかもしれません。でもこの場合、根本原因である「購入点数の減少」に対する根本的な問題解決はできませんよね。

でも、落とし穴にはまる経営者は、根本原因を改善できないまま、「売上が伸びているから良いか」と誤った経営判断をしてしまい、購入点数が落ちている現状を放置します。

この場合、購入点数が減少し、客単価が落ちているということは、一人当たりの収益金額が減っているということなので、薄利多売状態であるといえます。つまり、「頑張って働いても働いてもあまり利益がでない」状態なんですね。

つまり、根本的な解決策に手をつけないといつまで経っても問題は解決しないわけです。

こうした具体的な解決法は次回にお話ししますが、今回はその前の段階として、この4つの項目を理解すれば、売上も2.25倍以上アップするお話をします。

お店の売上を2倍に伸ばそうと思った時に、多くの方は1つの方法で売上を伸ばそうとします。

つまり、チラシなどの特定の販促物で、お店の売り上げを2倍にしようと考えます。

チラシというのは基本的に、「新しいお客さん(新規客)」を集める方法です。

チラシで常連さんを再来店しているのなら、それは大幅なコスト増となっています。一般的に新規客1人を獲得する費用は既存客に再利用してもらう費用の6倍掛かるといわれています。

メールマガジンの配信により、常連客を再来店すれば、大幅な低コストで
集客できますよ。

と・・・、余談はさておき、

つまり、チラシで売上を2倍に伸ばそうと思ったら、月間の新しいお客さんの数を2倍に増やさなくてはいけません。

月商600万円で、内訳が、客数6000人、客単価1000円のお店を例に考えましょう。ぜひ、自分のお店でも考えてください。

客数をひも解くと
新しいお客さん 2000人
常連客     4000人
だったとします。

つまり、今まで新しいお客さんが2000人だったのを、更に2000人増やすのは簡単でしょうか?

あなたの今までの実績から、どれだけの枚数のチラシをまけば来店しますか?

2000人の来店者増に対応するのは可能ですか?

非常に難しいことに気付きましたか?

では『売上を2倍に伸ばすのは難しいか?』というと難しくはありません。

お店を繁盛させるポイントというのは、1つの項目だけで売上を伸ばすのではなく、4つの項目を少しずつ伸ばすんです。

例えば、商品単価と購入点数をそれぞれ1.5倍にしてみましょう。

◆商品単価    1.5倍 500円 →750円
◆購入点数    1.5倍 2点   →3点

のように、それぞれを少しずつ増やすんです。

ちなみに、客単価1000円だったお店も、
◆価値を伝える表現をすることで割引を無くしたり
◆商品陳列法、POP改善、接客改善
などで、750円×3点=2,250円と2.25倍になるんです。

あなたも、ハンバーガーなどのファーストフードのお店で、『ご一緒にポテトもいかがですか?』なんて聞かれて、バーガー・ドリンクにポテトを追加し、購入点数2点が、いとも簡単に3点になった経験はありませんか?

焼き肉店で、サンチュとキムチを追加注文し、焼き肉をまいて食べた経験はありませんか?

自動車を購入する際に、カーナビやオーディオ、5年メンテナンスパックなどの各種オプションをつけてったら当初の価格よりも高くなっていた経験はありませんか?

4つの項目を少しずつ伸ばすだけで、あなたのお店の売り上げは、あなた自身の想像以上に伸びるんです。

次回は、各項目に応じた様々な販促法を確認していきましょう。

応援しています!

笑人 ハワードジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

先日、たまたま入ったラーメン屋のお話しです。

「当店のラーメンを3倍美味しく食べる方法」なるPOPがありました。

ラーメン大好き人間の私は、そのPOPに従って食べていると、 煮卵やらどっかんキャベツなどの各種トッピングを追加注文していて、一杯600円のラーメンのはずが、気づいたら1000円以上支払っていました。

しかし、この食べ方がとってもおいしかったので、私は喜んで支払っていたのです。

そうです♪

割引などしなくても、お客さんに喜んでもらいながら、より多く注文して貰う方法は、いくらでもあるのです。

笑人のお店は、楽しく儲かるのです。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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