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飲食店オーナーが広告を「何から始めればいいか」分からない時の優先順位

飲食店オーナーが広告を「何から始めればいいか」分からない時の優先順位

突然ですが、こんなデータがあります。

飲食店が廃業する原因のトップは「料理がまずかったから」ではなく、「集客・販促の方法を知らなかったから」というケースが非常に多いのです。美味しいご飯を作る技術は十分ある。でも、どうお客様に来てもらうかが分からない。そこで詰まって、気づいたら閉店——という話は、私が日々会員さんの相談を受けていて、本当によく聞くことなんですよね。

こんにちは。有限会社繁盛店研究所の渥美昌代です。私はここで会員さんのサポートやコンテンツ運営を担当しています。事務局的な立ち回りが多いので、表に出ることはあまりないのですが、今日は私が日々感じていることも交えながら、「広告、何から始めればいいか分からない」とおっしゃるオーナーさんに向けて書かせていただきます。

ちなみに私、畑仕事が好きで、アメリカンショートヘアの猫も飼っていまして……畑も猫も「育てる」感覚がありますよね。広告って、実はそれに似てるんですよ。正しい順序で育てないと、いくら水をやっても育たない。その話をこれからしていきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ 広告を始めたいけれど、何から手をつけていいか分からない飲食店オーナーの方
  • ✅ チラシ・SNS・Google広告など選択肢が多くて迷っている方
  • ✅ 以前広告を出したけど反応がなく、「次の一手」が怖い方
  • ✅ 値引きクーポン以外の集客方法を探している方
  • ✅ 限られた予算で効率よく売上を伸ばしたい個人経営者の方
飲食店オーナーが広告を「何から始めればいいか」分からない時の優先順位 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「広告を出す前」にやるべき最優先事項

会員さんからよく聞くのが、「Google広告を出してみたけど、全然反応がなかった」という声です。でもよく話を聞くと、広告の問題じゃないことがほとんどなんですよ。

たとえば、Google広告でお客様をホームページに誘導したとして、そのホームページが魅力的じゃなかったら? 写真が暗い、メニューが分かりにくい、口コミが少ない——そういう状態で広告を出しても、ザルに水を注ぐようなものなんです。

ジョイマン(代表の本名はハワードジョイマンといいます)がよく言うのですが、「店内の仕組みを整えてから、外に向けて集客する」というのが正しい順序なんですね。具体的に言うと、こういう順番です。

  1. 店内のPOPや接客で「客単価を上げる」仕組みを作る
  2. LINEで「再来店」を促す仕組みを作る
  3. そこが整ったら、Google広告やチラシで「新規客」を呼ぶ

この順番を逆にしてしまう方が、本当に多い。新規客を呼ぶ前に、来てくれたお客様に「また来たい」と思ってもらえる仕組みを作ることが先なんです。

まず「店内POP」から始める理由

「POP? あんな紙切れが本当に効果あるの?」と思った方、いますよね。私も最初はそう思っていました。でも実際に会員さんの事例を見ていると、POPひとつで客単価が大きく変わる現場を何度も目の当たりにしています。

ジョイマンがよく使う例え話に、「牛丼500円と、すき焼き丼2,000円の違い」というのがあります。同じ素材でも、名前の付け方・伝え方次第で単価は大きく変わる。POPというのは要は「価値の伝え方」なんです。

広告費はゼロ。今すぐできる。しかも効果が数字に出やすい。だからこそ、最初の一手はPOPをおすすめしています。手書きでもいい。「このメニューのおすすめポイントをひとこと書いたカード」を置くだけでも変わってくるんですよ。

大切なのは「値段を伝える」のではなく「価値を伝える」こと。「本日のおすすめ」と書いてあっても、なぜおすすめなのかが書かれていないPOPは、残念ながらあまり効きません。「静岡県産の天然素材を使用した○○。地元の常連さんに大人気」みたいに、具体的に書く。これだけで反応が変わります。

次にやること:LINEで「また来てね」の仕組みを作る

POPで店内の単価が少し上がってきたら、次はLINEです。

「新規のお客様を呼ぶより、来てくれたお客様に何度も来てもらう方が、実はコストが低い」というのは経営の基本なんですが、意外と飲食店オーナーさんには浸透していないんですよね。新規集客に気を取られるあまり、リピートの仕組みが全然ない、という状態のお店がとても多い。

LINEの良いところは、一度友だち登録してもらえれば、ほぼ無料でメッセージを届けられること。「来月、期間限定メニューが出ます」「明日、○○がお得になります」こういった情報を直接届けられる。

実際、私たちの会員さんで美容室を2店舗経営されている方が、LINEと自動フォローアップの仕組みを導入してリピート率が38%から71%に上がり、月商が年間で1.6倍になったという事例があります。飲食店でも全く同じ考え方で応用できます。

「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。新規のお客様が約2倍になって、客単価も1,400円上がった。正直、最初は半信半疑でしたけど、順序通りにやったら本当に変わりました。」

飲食店(居酒屋)オーナー

✓ ここまでのポイント

  • 広告を出す前に「店内のPOP」で客単価を上げる仕組みを先に作る
  • 次にLINEでリピーターを増やす導線を整える
  • この2つが整ってから、はじめて新規集客の広告に投資する

「広告は怖い」の正体と、Google広告の始め方

POP→LINE と順番に整えてきたら、次は新規集客のための広告です。ここでよく聞くのが「Google広告はお金がかかりそうで怖い」という声。

ただ、怖い理由を聞いてみると、多くの場合は「一度試してみたけど効果がなかった」という経験があるんですよね。その失敗の原因の多くは、広告自体の問題ではなく、「広告から先の設計が出来ていなかった」ことにあります。広告でクリックしてもらったはいいけど、飛んだ先のGoogleマップの口コミが少なかった、ホームページが古かった……という状態だと、せっかくの広告費が無駄になってしまう。

ジョイマンの言葉を借りると、「広告はコストではなく投資」なんです。月3万円から始めてみて、売上がどう変わるか数字を見る。増えたなら広告費を増やす。これだけのことなんですが、「怖い」という気持ちがブレーキになってしまっている方が多い。

最近だと、AIを使ってターゲットのプロファイリングから広告の文章まで作れるようになっています。「AIは難しそう」と感じる方も多いですが、実際にプロンプト(AIへの指示文)のテンプレートを使えば、パソコンが苦手なオーナーさんでも十分活用できます。

「最初は月商60万円で赤字続きだったイタリアンが、順番通りに仕組みを作っていったら月商470万円・利益200万円になりました。広告費を使うのが怖かったんですが、投資だと思えてからは迷わなくなりました。」

イタリアンレストランオーナー

広告の優先順位まとめ:この順番で動けば迷わない

最後に、今日お伝えしたことを整理しますね。

STEP1:店内POP(今すぐ・費用ゼロから)
まずここから。広告費を使う前に、今のお客様に「もっと良いものを」選んでもらえる仕組みを作る。客単価が少し上がるだけで、月の売上は大きく変わります。

STEP2:LINE公式アカウント(月数千円〜)
来てくれたお客様に友だち登録してもらい、再来店を促すメッセージを届ける。一度仕組みを作れば、ほぼ自動で動いてくれます。

STEP3:Google広告・チラシ(月3万円〜)
STEP1と2が整ったら、ここで新規客を呼び込む。Googleマップの最適化、口コミの充実もセットで進めると効果が出やすい。

この順番を守れば、「広告費を無駄にした」という失敗は大幅に減ります。畑仕事と同じで、土台(店内の仕組み)を整えてから水(広告費)をやる。その順番が大事なんです。

私・渥美は毎日、全国の会員さんからの相談対応やコンテンツのサポートをしています。猫のいる事務所で(笑)、今日も会員さんの「こうなりました!」という報告を楽しみに仕事しています。もし「うちの場合はどこから始めればいい?」と思ったら、ぜひ一度のぞいてみてください。

まずは無料でジョイマンの考え方を知れる場所からどうぞ。繁盛しているお店が実践していることを、書籍という形で先着で公開しています。

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また、増益繁盛クラブでは初月980円から、100時間以上の動画コンテンツ・AIプロンプトテンプレート・会員掲示板での相談など、広告の正しい順序を実践するための環境が整っています。「何から始めればいいか分からない」という状態を、一緒に解決していきましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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