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飲食店のリピート率を倍にした、たった1枚のハガキDMの中身を公開

飲食店のリピート率を倍にした、たった1枚のハガキDMの中身を公開

「一度来てくれたお客さんが、なぜまた来てくれないんだろう…」

そう頭を抱えながら、毎月またゼロから新規客を追いかけている——そんな状況、思い当たりませんか?

Instagramを毎日更新しても、食べログのクーポンを更新しても、なんか手応えが薄い。気づいたら月末に売上が足りなくて、また割引チラシを出して…という繰り返し。

でも実は、一度来てくれたお客さんに「もう一度来てもらう」ための手段として、ものすごくシンプルで、ものすごく効果的な方法があります。

それが「ハガキDM」です。

「え、今どきハガキ?」と思った方、ちょっと待ってください。これ、侮ると本当にもったいない。今日は実際にリピート率を倍近くに伸ばした飲食店オーナーの事例をもとに、そのハガキ1枚の中身をそのまま公開します。

こんな方におすすめ

  • ✅ 新規集客ばかりで、既存客へのフォローが手薄になっている飲食店オーナー
  • ✅ LINEやSNSは試したが、来店につながらないと感じている方
  • ✅ 値引きクーポンに頼らず、自然な形でリピーターを増やしたい方
  • ✅ 「販促=お金がかかる」と思い込んで、手が出せていない飲食店経営者
  • ✅ 常連客が少しずつ減ってきて、漠然とした不安を感じている方
飲食店のリピート率を倍にした、たった1枚のハガキDMの中身を公開 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

なぜ今どきハガキDMがリピートに効くのか

ま、要はですね、「目に触れる頻度」と「誰から来たか」の2点が決め手なんですよ。

LINEやメールって、1日に何十通も届きますよね。正直、開封されるかどうかも怪しい。でもハガキって、ポストに入っていたら必ず手に取るじゃないですか。物理的なモノとして存在するので、捨てる前に一瞬でも目に入る。この差が大きい。

マーケティングの世界に「ザイアンス効果」という考え方があります。人は接触回数が増えるほど、相手に親しみを感じるようになる、という心理効果です。一度来てくれたお客さんに「もう一度あなたのことを思い出してもらう」ための接触として、ハガキは非常に相性がいい。

それに、ハガキって「手書き感」が出せますよね。印刷でも、一言だけ手書きのメッセージが添えてあるだけで「この店、覚えてくれてたんだ」という感覚を生む。デジタルが当たり前の時代だからこそ、アナログが刺さるという逆転の発想です。

私がコンサルしてきた1,000店舗以上の経験の中でも、「ハガキDMを始めてからリピーターが戻ってきた」という声は本当に多い。費用も1枚あたり63円(通常葉書)。派手な広告費は一切不要です。

リピート率が倍になったハガキの「構成」を全公開

では、実際に効果が出たハガキDMがどういう構成になっているか、具体的に見ていきましょう。

ポイントは5つです。

① 宛名面:必ず手書きで一言添える
印刷した宛名シールでもいいんですが、できれば名前の横に「〇〇さんへ」と手書きで書く。たったそれだけで開封率(というか読まれる率)が大きく変わります。

② 書き出し:「先日はありがとうございました」から始めない
よくやりがちなのが、「先日はご来店ありがとうございました」という定型文から始めること。これ、読んだ瞬間に「あ、ビジネス文書だな」と感じさせてしまう。代わりに「〇〇さん、あの夜の〇〇はいかがでしたか?」とか、具体的な場面を想起させる書き出しにしてみてください。

③ 本文:店主の「最近の出来事」を1つ入れる
これが意外と重要で、「新しい地元の農家さんと契約して、今月から〇〇を仕入れるようになりました」みたいな、店の「いま」を伝える一文を入れる。お客さんは、あなたのお店が生きていることを感じると、また行きたくなるんですよ。

④ 提案:「来てください」ではなく「こんな方に来てほしい」
「ぜひまたお越しください」で終わると弱い。「〇月は新物の〇〇が入荷します。あの夜に〇〇が好きとおっしゃっていた〇〇さんにぜひ味わっていただきたくて」という形で、「この人のために」という文脈を作る。これだけで来店動機が全然違います。

⑤ 締め:期限を入れた小さなプレゼント
「このハガキをお持ちいただくと、〇月末まで〇〇を1品サービス」という特典を入れる。割引ではなく、プレゼント(物品)にするのがコツ。値引きじゃなく「あなたへのプレゼント」という温度感になるので、来店への心理的ハードルが下がります。

✓ ここまでのポイント

  • ハガキDMはデジタルが溢れる時代だからこそ、必ず目に触れる強みがある
  • 定型文を避け「この人に向けた文章」という温度感を出すことが最重要
  • 値引きではなく「プレゼント」として特典を届けることで来店率が上がる

「いつ送るか」でリピート率は大きく変わる

ハガキの中身と同じくらい大事なのが「送るタイミング」です。

一番効果的なのは、来店から「7日以内」に届くように送ること。来店して1週間以内って、まだお客さんの記憶に「あの店、美味しかったな」という感覚が残っている。このタイミングにハガキが届くと、「あ、覚えてくれてたんだ」という驚きと嬉しさが合わさって、印象が強烈に残ります。

逆に1ヶ月以上経ってから届くと、「何の店だっけ…」となってしまう。記憶が薄れる前に接触する、これが鉄則です。

あと、「誕生月」にハガキを送るのも非常に効果的。来店時にさりげなく誕生月を聞いておいて(「よかったらお誕生日の頃にまた来てください」と言いながらカードに書いてもらう)、その月の頭にハガキを送る。「誕生日のお祝いを兼ねて、今月ぜひ来てほしい」という文脈が作れます。

これ、美容室では当たり前にやっている仕組みなんですが、飲食店でやっているところはまだ少ない。だからこそ差がつきやすい。

「チラシとGoogle広告で新規客を増やしながら、ハガキDMで既存客への再来店を促す仕組みを整えたことで、6ヶ月で月商が350万円から620万円に伸びました。客単価も1,400円上がって、売上の伸びが本物になった感覚があります」

居酒屋オーナー(40代・男性)

「LINE集客と並行してハガキDMも取り入れたところ、リピート率が38%から71%まで上がりました。月商も年間で1.6倍になって、ようやく集客に追われない経営になってきた気がしています」

美容室オーナー(2店舗経営・30代・女性)

ハガキDMを「仕組み」にするための3ステップ

「ハガキDMって、毎回手書きで書くんですか?それは大変すぎる…」という声が聞こえてきそうなので、仕組み化のポイントもお伝えしておきます。

ステップ1:テンプレートを作る
まず、「来店後7日以内に送るハガキ」のテンプレートを1枚作ってしまう。本文の大半は印刷で、名前と一言だけ手書き、というスタイルにすれば、1枚あたりの時間は5分もかかりません。

ステップ2:顧客リストを紙1枚で管理する
いきなりデジタルで管理しようとすると挫折します。最初はA4の紙に「名前・来店日・誕生月・送付済みチェック」の4列だけ作ればOK。これだけで十分動き出せます。

ステップ3:週1回「ハガキの日」を決める
毎週火曜日の午前中はハガキを書く、と決めてしまう。その週に来てくれたお客さん分をまとめて書いて送る。週5〜10枚のペースでも、半年続ければ200〜400名への接触が積み上がります。

「100の知識より1つの実践」というのが私のモットーなんですが、ハガキDMはまさにこれ。難しいスキルは何もいらない。とにかく1枚書いて、ポストに投函する。それだけで始められる。

まとめ:まず「来てくれた人」を大切にすることから始める

新規客を増やすことばかり考えてきた方に、今日お伝えしたかったのはシンプルなことです。

すでに一度足を運んでくれたお客さんは、あなたのお店を「知っている」人。その人たちにもう一度来てもらう方が、ゼロから新規客を獲得するより、ずっとコストも手間も少ない。

ハガキDMは、その「すでに知ってくれている人」への最高のフォローアップ手段です。1枚63円で、あなたのお店の「ファン」を育て続けられる。これほどコスパのいい販促は、なかなかないですよ。

「どんな文章を書けばいいか分からない」「リスト管理が難しそう」「もっと具体的な事例を見たい」——そんな方には、私がこれまで1,000店舗以上をサポートしてきた中で蓄積した、飲食店・美容室向けの実践的な集客・リピート対策のノウハウをまとめた無料の書籍をご用意しています。

ぜひ手に取ってみてください。あなたのお店のリピーターを増やすヒントが、きっと見つかるはずです。

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また、ハガキDMと組み合わせてLINE集客や店内POPも実装していくと、リピート率と客単価が同時に上がる仕組みができあがります。何から手をつければいいか、一緒に整理したい方はこちらからどうぞ。

あなたのお店を増益繁盛店にするなら

静岡・清水から全国の飲食店・美容室・小売店オーナーを応援しています。一緒にやっていきましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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