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個人経営の飲食店が大手チェーンより儲かる、3つの「お賽銭箱」設計術

「あの大手チェーンが近くに出店してきてから、売上がじわじわ落ちている」

そんな悩みを抱えているオーナーさん、いませんか?

先日、ある会員さんとZOOMでお話ししていたとき、こんなことを言っていたんですよ。

「ジョイマンさん、うちの近くに大手の居酒屋チェーンが入ってきて。もう価格では勝てないし、どうしたらいいか…」って。

ま、正直に言いますね。大手チェーンと同じ土俵で戦ったら、個人店は負けます。資本力も、広告費も、ブランド認知度も、全部向こうが上ですから。

でも、これだけははっきり言えます。正しい「お賽銭箱」を設計した個人店は、大手チェーンより利益率が高くなります。実際に、増益繁盛クラブの会員さんの中には、それを実現しているオーナーさんが何人もいます。

今日は「大手に勝つ方法」ではなく、「大手が絶対にやらないことで儲ける方法」をお話しします。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ個人飲食店が大手チェーンより高い利益率を出せるのか
  2. 「お賽銭箱」の考え方と、飲食店で使える3つの具体的な収益源
  3. お賽銭箱を設計する際の正しい順序と、よくある失敗パターン
  4. 月商300万円の壁を越えた会員さんの実際のケース

こんな方におすすめ

  • ✅ 大手チェーンの出店で売上が落ちてきた飲食店オーナーさん
  • ✅ 料理1本・技術1本でやってきたが、売上の天井を感じている方
  • ✅ 値下げや長時間労働以外の突破口を探している方
  • ✅ 月商300万〜500万円の壁をなかなか越えられない飲食店経営者の方
  • ✅ 1店舗のまま、出店リスクを取らずに利益を増やしたい方
個人経営の飲食店が大手チェーンより儲かる、3つの「お賽銭箱」設計術 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

大手チェーンの「強み」は、実は個人店にとっての「勝ち筋」でもある

「大手は安い、強い」という話をよく聞くんですけど、ちょっと待ってほしいんですね。

大手チェーンが安くできる理由は、大量仕入れと標準化にあります。でも、標準化って裏を返せば、「何でも同じにしなければいけない」という制約でもあるんです。

例えば、大手チェーンはある日突然「今日は常連の田中さんが誕生日だから、特別メニューを作ろう」なんてことはできません。本部の許可が必要で、マニュアルにないことはできない。

でも、個人店のあなたは今日からでもできますよね。

そして、ここが重要なんですが、大手チェーンは「一つの収益モデル」でしか動けない。それが「来店→飲食→会計」という流れです。店内で食べてもらわないと売上が立たない。

ところが個人店は、「店内飲食」という一つの賽銭箱しか持っていないオーナーさんがほとんどなんですよ。つまり、同じ土俵で戦っている。これが問題の本質です。

「大手と同じことをしていたら、大手に負ける。当たり前の話ですよね。個人店の勝ち筋は、大手が物理的にできないこと、やらないことに賽銭箱を置くことです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「お賽銭箱」とは何か――1店舗に複数の収益源を設計する

「お賽銭箱」という言葉、私がよく使うんですが、要は「お金が入ってくる仕組み」のことです。

神社のお賽銭箱って、誰かが強制するわけじゃないのに自然とお金が入ってきますよね。お客さん自身が「ここに入れたい」と思って入れる。あれと同じ仕組みを、飲食店の中に複数作るのが「お賽銭箱を増やす」という考え方です。

多くの飲食店オーナーさんは、お賽銭箱が1個しかない。それが「来店してもらって、食事してもらって、お金を払ってもらう」という箱です。

でも考えてみてください。お客さんがお店に来て、食事をして帰る。その前後・その間に、自然にお金が入ってくる仕組みが作れたら、どうなりますか?

同じ家賃を払って、同じスタッフで、同じ時間営業して、売上は1.5倍、2倍になります。これが個人店が大手を超える利益率を出せる理由です。

飲食店で今すぐ設計できる、3つの「お賽銭箱」

じゃあ、具体的に何をすればいいのか。飲食店で実際に機能している3つのお賽銭箱をご紹介します。

お賽銭箱 STEP 1

「物販・テイクアウト」という賽銭箱

これが一番ハードルが低くて、今日からでも始められるものです。

例えば、あなたのお店の「看板料理」のタレやドレッシング、漬物、手作りの調味料。それを小瓶に詰めて「お土産」として売る。店内で食べた「あの味」をご家庭でも再現できる、という形でですね。

増益繁盛クラブの会員さんの中に、地酒居酒屋を経営しているオーナーさんがいたんですが、店オリジナルのお通しの佃煮をパック詰めにして、レジ横で販売したら月に15万円〜20万円の物販売上が立つようになったんです。食材は仕込みの時に一緒に作るから、追加の人件費はほぼゼロ。賃料もかからない。これ、典型的なお賽銭箱の形です。

⚠️ よくある失敗:「うちみたいな普通の料理じゃ売れない」と最初から諦めてしまうこと。売れるかどうかはやってみないとわかりません。まず1品試してみてください。

お賽銭箱 STEP 2

「コース・サブスクリプション」という賽銭箱

これはちょっと上級編になりますが、効果が絶大なんです。

「月に4回来店すれば、通常よりお得なコース料理が楽しめる月額会員制度」とか、「毎月第2・第4土曜の特別会」とか。形はいろいろありますが、要は「毎月一定額が入ってくる仕組み」を作るということです。

大手チェーンにこういうことができるかというと、正直難しい。「常連さんと深い関係を築く」ということは、マニュアル化できないから。個人店だから成立する賽銭箱です。

⚠️ よくある失敗:最初から完璧な仕組みを作ろうとして動けなくなること。まずは「常連さん5人に声をかける」ところから始めれば十分です。

お賽銭箱 STEP 3

「情報・体験」という賽銭箱

これが個人店最強の賽銭箱だと私は思っています。

料理教室、ワインの試飲会、産地見学ツアー、料理人が教える出張料理体験。「あなたのお店ならではの体験」を商品にする、ということです。

大手チェーンは絶対にやらない。なぜなら、マニュアル化できないし、スケールできないから。でも個人店だからこそ、「このシェフが教えてくれるから行く」「このオーナーさんから聞く話が面白い」という価値が生まれる。

プレスリリースを使ってメディアに取り上げてもらえれば、新規客の獲得にも直結します。実際、増益繁盛クラブの会員さんの中には、料理教室×プレスリリース戦略で累計100回以上のメディア掲載を達成し、観光バスが止まるような名物店になった方もいます。

⚠️ よくある失敗:「私には教えるほどの技術がない」と思い込んでしまうこと。お客さんにとっては「プロが教えてくれる」だけで十分価値があります。

✓ ここまでのポイント

  • 大手チェーンと同じ「来店→飲食→会計」の賽銭箱1個だけで戦うのは不利。個人店は大手が物理的にできない賽銭箱を設計することが重要。
  • 物販・テイクアウト、サブスクリプション・コース、情報・体験という3つの賽銭箱は、同じ家賃・人件費のまま売上を1.5〜2倍にできる可能性を持つ。
  • 賽銭箱の共通点は「お客さんが自分から選んでお金を払う仕組み」であること。押し売りではなく、価値を設計することが本質。

3つのお賽銭箱を設計した会員さんたちのリアルな変化

「理屈はわかった。でも本当にうちで使えるの?」という疑問が出てきますよね。ええ、当然だと思います。

実際の会員さんの事例をいくつか紹介させてください。

「チラシとGoogle広告を組み合わせた集客の仕組みを作ってからは、新規客が約2倍になりました。さらに客単価も1,400円アップして、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。正直、ここまで変わるとは思っていなかったです。」

居酒屋経営者(40代・男性)

「月商60万円で赤字続きだったイタリアンが、月商470万円・利益200万円まで成長しました。一番変わったのは、『店内飲食だけが収益源』という思い込みから解放されたことです。物販とイベントを加えたら、同じスタッフ数のままで全然違う数字になりました。」

イタリアンレストラン経営者

ちなみに、こういう成果を出している会員さんに共通しているのは「一気に全部やろうとしなかった」という点なんですよ。まず1個の賽銭箱を作って、機能したら次の賽銭箱を設計する。この順序が大事です。

お賽銭箱を増やす前に、絶対に確認すべきこと

「よし、じゃあ全部やってみよう!」と思ったオーナーさん、ちょっと待ってください。

お賽銭箱を増やす前に、まず「今ある賽銭箱の質」を高める必要があります。穴の空いたバケツで水を集めようとしても意味がない、というやつですね。

具体的に言うと、今の店内飲食という賽銭箱の中でも、できていないことがあるはずです。

チェックポイント①:店内POPで価値が伝わっているか

メニューに書いてある料理の説明は、「材料名の羅列」になっていませんか?「なぜこの料理がおいしいのか」「どんな人にどんなシーンで食べてほしいのか」が伝わっているかどうか。

✅ ポイント:POPやメニュー表の文章1本変えるだけで、単価アップが実現します。まずはいちばん売りたいメニュー1品のPOPを見直してみてください。

チェックポイント②:LINEで再来店の仕組みがあるか

来てくれたお客さんと、次の接点を持てていますか?来店してくれた方にLINE登録してもらう仕組みがないと、「一見客を掘り起こし続ける」という永遠に終わらない作業から抜け出せません。

✅ ポイント:LINE公式アカウントを使ったフォローアップで、リピート率が2倍近くになった事例も複数あります。まずレジ横にQRコードを置くだけでも始められます。

チェックポイント③:新規客の入口(Googleマップ)が整っているか

Googleマップの口コミ、最後に確認したのはいつですか?写真は最新のものが入っていますか?新規のお客さんがお店を探すとき、Googleマップはほぼ必ず通る経路です。

✅ ポイント:Googleマップの最適化は無料でできる集客改善の中でもっとも効果が大きいものの一つです。まず自分で「地名×業種」で検索してみて、自店がどう見えているか確認してみてください。

❌ よくある順番の間違い

  • お賽銭箱を増やすことばかり考えて、今ある賽銭箱に穴が空いている
  • 集客の仕組みを作る前に物販・イベントを始めて、労力だけかかる
  • 「全部同時に」やろうとして、どれも中途半端になる

✅ 正しい順番

  • まず「来てくれた人がリピートしてくれる仕組み(LINE・POP)」を作る
  • 次に「新規が自然に来る仕組み(Googleマップ・SNS)」を整える
  • 安定した来店数が確保できてから「お賽銭箱を追加」する

まとめ:大手には大手の、個人店には個人店の戦い方がある

長くなりましたが、最後に一言でまとめると、こういうことです。

大手チェーンと戦う必要はない。個人店にしかできないお賽銭箱を3つ持てば、同じ家賃・同じスタッフで利益率は大きく変わる。そして、その前提として「今ある賽銭箱の質」を高めることが先。

私自身、21年間・1,000店舗以上の飲食店・美容室・小売店を見てきて、繁盛している個人店には必ずこの「複数のお賽銭箱」が存在しています。天才的な料理の才能がなくても、巨大な広告費がなくても、仕組みで作れるものなんです。

「うちも具体的にどのお賽銭箱から始めればいいか相談したい」という方は、ぜひ下のリンクからどうぞ。メールマガジンでも毎日この手の話を書いていますので、まず読んでみてください。お待ちしております。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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