飲食店でInstagramを毎日更新している経営者のうち、「来店につながっている」と実感できている方は、実は全体の2割にも満たないというデータがあります。
投稿はしている。いいねも少しずつ増えている。でも、予約も来客も増えた気がしない――。
そういう声、本当によく聞きます。
こんにちは、ハワードジョイマンです。静岡・清水を拠点に、飲食店・美容室・小売店の利益最大化を支援する増益繁盛クラブを主宰しています。
実は先日、久しぶりに島根県の温泉津温泉に行ってきました。世界遺産巡りが趣味の私にとって、あのエリアはたまらないんですよね。湯治場の雰囲気が残る温泉街を歩きながら、ふと思ったんです。「あの路地の小料理屋さん、雰囲気最高なのにSNSが全然更新されていないな……」って。
旅先でも職業病は抜けないんですが(笑)、それだけ「伝える機会の損失」が気になってしまう。せっかくいい店なのに、誰にも届いていないのはもったいなさすぎる。
今日はそんな状況を変えるために、AIを使って飲食店のSNS投稿を量産しつつ、店のトーンをしっかり統一する方法をお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ Instagramを更新しているのに来店につながらないと感じている飲食店オーナーさん
- ✅ 投稿のたびに「何を書けばいいか」で時間を取られている方
- ✅ AIを使ってみたいけれど、自分の店でどう活かせるかピンとこない方
- ✅ 投稿ごとに文章のトーンがバラバラになってしまっていると気づいている方
- ✅ SNS・LINE・店頭POPを連動させた集客導線を作りたい方

「量産」の前に解決すべき、トーンがバラバラ問題
SNS投稿でよくある失敗の話をします。
月曜日はシェフが丁寧な敬語でメニュー紹介。火曜日はアルバイトスタッフがくだけた口調で「今日の日替わり!おいしいよ」。水曜日はオーナーが突然エモい独白を始める……。
投稿する人が変わるたびに文章の雰囲気がガラリと変わると、フォロワーは「このアカウント、いったい誰が運営しているんだろう」と感じます。信頼感が育ちにくくなる。
これ、量が少ない問題よりも先に解決しないといけません。
AIで投稿を量産すると聞くと、「大量生産の機械的な文章になるんじゃないか」と心配される方がいます。でも逆なんですよ。AIにちゃんと「うちの店の口調」を覚え込ませてしまえば、誰が投稿ネタを渡しても同じトーンで仕上げてくれる。むしろ統一感が出やすくなる。
ポイントはAIに渡す「設定情報」にあります。
AIに「うちの店の人格」を覚え込ませる方法
私がよく会員さんにお伝えしているのは、ChatGPTやClaudeの「プロジェクト機能」や「カスタム指示」を使って、自分の店専用のキャラクター設定を登録しておくことです。
具体的にはこんな情報をあらかじめ入力しておきます。
- 店のコンセプト(「地元の漁師町に根ざした海鮮居酒屋」など)
- ターゲット客層(「40〜50代の地元ファミリー・会社帰りのサラリーマン」など)
- 話し口調の方向性(「親しみやすく、でも品がある。押しつけがましくない」など)
- 使ってほしいキーワード・フレーズ(店名・名物メニュー・地域名など)
- 絶対に使わないNG表現(「激安」「大盛り無料」など店のブランドに合わない言葉)
たったこれだけ登録しておくだけで、「今日の刺し盛りの写真を使って投稿文を作って」と一言送るだけで、店のトーンに合った文章が出てきます。
私自身、キックボクシングのトレーニングを終えた後の移動時間や、茶道の稽古前の待ち時間に、スマホのアプリでポンポンとプロンプトを送って複数の投稿文を一気に作ることがあります。移動しながら1週間分の投稿ネタを整えてしまう、という形でですね。
49歳からマラソンを始めた私が言うのも何ですが、新しいことへの最初の一歩さえ踏み出せれば、あとは意外と習慣になる。AI活用もまったく同じです。
✓ ここまでのポイント
- SNS投稿の「量」より先に「トーンの統一」を解決することが集客への近道
- AIのプロジェクト機能に店のキャラクター設定を登録すれば、誰が使っても同じトーンで投稿文が生成できる
- スマホでプロンプトを送るだけで1週間分の投稿ネタを短時間で揃えられる
「量産」を機能させる投稿ネタの出し方
トーンが揃ったら、次は量産のための「ネタ出し」です。
私がよく使うプロンプトはこういうものです。
「あなたは○○(店名・業態)のSNS担当者です。今月のInstagram投稿ネタを30個リストアップしてください。カテゴリは①メニュー紹介②スタッフ紹介③食材の産地・こだわり④季節・イベント⑤お客様の声・シーンの5種類で、それぞれ6個ずつ提案してください」
これだけで、30個のネタが1〜2分で出てきます。
その中から「これは使える」と思うものを10個程度に絞り込んで、それぞれの投稿文をAIに書かせる。文章が出てきたら、自分の言葉で少し手直しして投稿する。これだけのサイクルで、半月分の投稿が1〜2時間で準備できてしまいます。
ここで大事なのは「AIが書いた文章をそのまま使わない」こと。ほんの少し、自分の言葉に直す。「実はこれ、地元の漁師さんから仕入れているんですよ」みたいな一文を足すだけで、一気に人間らしさが出る。読んでいる人も「この店の人が書いたんだな」と感じてくれます。
ちなみに私、三保松原や日本平が近くにある清水育ちなんですが、地元の風景・食材・行事を投稿に絡めると地域密着感が出て反応率が上がるんですよ。「清水のサバをこんな風に使っています」とか「今年も清水みなと祭りの季節が近づいてきましたね」とか。地域ネタはAIだけでは出てこない。これこそ人間が加える価値です。
SNS投稿をLINEと店頭POPに連動させて「来店」につなげる
SNSの投稿量が増えて、トーンも統一できた。でもそれだけでは来客数は増えにくいんです。
Instagramは「認知」のツールです。「あ、この店いいな」と思ってもらうのが役割。でもそこから来店してもらうには、もう一段の設計が必要になる。
私が会員さんによくお伝えしているのは、SNS→LINE→来店→再来店という導線です。
Instagramのプロフィール欄にLINE公式アカウントへの誘導リンクを貼る。LINEに登録してくれた方に向けて「初回来店特典」や「今週の限定メニュー情報」を配信する。来店したら店頭POPで次回来店のきっかけを作る。
このサイクルを設計しておくと、SNS投稿が単なる「情報発信」から「来店を生む仕組み」へと変わります。
「チラシとGoogle広告を組み合わせたら6ヶ月で月商が350万円から620万円に増えました。新規客がほぼ2倍になり、客単価も1,400円上がった。SNSとの連動を意識してから、やっと集客が『仕組み』になったと感じています」
居酒屋オーナー(40代・男性)
「LINE集客とフォローアップの自動化を整えてから、リピート率が38%から71%になりました。月商も年間で1.6倍になっています。SNS単体じゃなくて、LINEとセットで考えるようになったのが一番の転換点でした」
美容室オーナー(2店舗経営・30代・女性)
まとめ:AIは「楽をするツール」じゃなく「伝える力を増幅するツール」
AI活用というと「楽ができる」という方向で語られがちですが、私の考えは少し違います。
AIは「あなたの店の魅力を、より多くの人により速く届けるための増幅装置」です。
お笑い芸人時代に身をもって学んだのは、「伝えなければ伝わらない」という当たり前の事実でした。どんなに面白いネタでも、舞台に上がらなければ誰にも届かない。飲食店の料理も同じ。どんなに美味しくても、お客さんに伝わっていなければ存在しないも同然です。
AIを使えば、その「伝える」の手間と時間を大幅に削減できる。削減した時間で、地元のこと、常連さんのこと、新メニューのことを考える余裕が生まれる。それが結果として、もっと人間味のある投稿につながる。
「100の知識より1つの実践」です。まずは今日、ChatGPTに自分の店のキャラクター設定を入力してみてください。それだけで、来週の投稿準備の時間がグッと短くなるはずです。
SNS投稿の量産から、LINE連動、店頭POPとの連携まで、もっと具体的なやり方を知りたい方は、ぜひ増益繁盛クラブの教材・コンテンツを覗いてみてください。全国の飲食店・美容室オーナーさんが実際に使って成果を出しているプロンプトテンプレートや、集客の仕組みをまとめてご覧いただけます。
お気軽にのぞいてみてください。一緒に「伝わる仕組み」を作っていきましょう。