あれこれ

個人経営の飲食店が、大手と戦わずに集客するコツ

少し前のことですが、静岡市内でこんな話を耳にしました。

駅前に大手居酒屋チェーンが出店して以来、近くの個人経営の居酒屋さんが「もう太刀打ちできない」と嘆いていた、という話です。メニューの品数も違う、広告費も違う、知名度も違う——そりゃそうですよ、大手は全国何百店舗で培ったノウハウをそのまま持ち込んでくるわけですから。

でも、ちょっと待ってください。

個人店が大手と「同じ土俵」で戦う必要なんて、そもそもないんです。むしろ、個人店にしかできない集客の勝ち筋があって、それを知っているかどうかで、まったく結果が変わってくるんですよ。

今日はそのあたりを、実際に成果が出た会員さんのエピソードを交えながらお話ししていきます。

📋 この記事でわかること

  1. 個人経営の飲食店が大手チェーンと戦わなくていい理由
  2. 「価値の伝え方」一つで、同じ料理でも売上が変わる具体的な方法
  3. 大手には絶対真似できない「個人店ならではの集客導線」の作り方
  4. 実際に月商を大幅に伸ばした飲食店オーナーのリアルな声

こんな方におすすめ

  • ✅ 近くに大手チェーンができて集客が落ちたと感じている飲食店オーナーさん
  • ✅ 「料理には自信があるのに、なぜかお客さんが来ない」と悩んでいる方
  • ✅ 値引きやクーポンに頼らずに新規客を増やしたい方
  • ✅ 月商の天井を感じていて、次の一手が見えていない個人経営者の方
  • ✅ 広告費をかけずにまずできることを知りたい飲食店主さん
個人経営の飲食店が、大手と戦わずに集客するコツ | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

大手と「同じ土俵」で戦うから負けるんです

ずばり言います。個人経営の飲食店が大手チェーンに負けるパターンは、ほぼ決まっています。「同じ土俵で戦いにいっている」ことです。

品数で勝負しようとする、価格で対抗しようとする、ポイントカードやクーポンで引き留めようとする——全部大手が得意なことですよね。資本力も人員も桁違いの相手に同じ戦い方を挑んでも、消耗するだけです。

じゃあ、個人店が戦うべき土俵はどこか。それは「顔が見える関係」と「ストーリー」です。

大手チェーンの店員さんは基本的にマニュアル対応です。それはそれで安心感があるんですが、「あの店主に会いにいきたい」「あそこは私のことを覚えてくれている」という感覚は、絶対に出せない。これが個人店の最強の武器です。

「大手の真似をした瞬間に、個人店は弱くなります。個人店が強いのは、顔とストーリーがあるから。料理の良さを伝える前に、まずあなた自身を伝えることが先なんです」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント・中小企業診断士)

そうそう、これは私自身も独立直後に痛感したことでもあって。最初の頃、同業の大手コンサル会社と同じようなことをしようとして、全然うまくいかなかったんですよ。あとから「勝てる土俵を選ぶ」ことの大切さに気づきました。飲食店の経営者さんにも、まったく同じことが言えるんです。

「価値の伝え方」を変えるだけで、単価は変わる

よく会員さんからこんな声をいただきます。

「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。客単価も1,400円アップして、正直こんなに変わるとは思っていなかったです」

居酒屋オーナー(40代・男性)

この方のケースで面白かったのは、「料理そのもの」は変えていないんです。変えたのは「伝え方」でした。

具体的に言うと、メニュー表の書き方とPOPを見直して、「この料理はなぜ美味しいのか」「食材のこだわりは何か」「誰が、どんな気持ちで作っているか」を言葉にしたんです。同じ料理でも、「本日の鮮魚」と書いてあるのと、「今朝4時に漁師の田中さんから直接仕入れた駿河湾の鮮魚」と書いてあるのとでは、お客さんの受け取り方がまったく違います。

ま、要はこういうことなんですね。値段が高い・安いの前に、「価値が伝わっているかどうか」という問題があるんです。価値が伝わっていない状態で値段だけ見られたら、そりゃ大手のほうが安くて品数も多いように見えてしまう。でも、ちゃんと伝わればまったく別の話になります。

✓ ここまでのポイント

  • 個人店が大手と同じ土俵(価格・品数・ポイント)で戦うのは消耗するだけ。「顔が見える関係」「ストーリー」が個人店の武器
  • 「価値の伝え方」を変えるだけで、料理を変えずに客単価は上がる。POPやメニュー表の言葉ひとつが大きな差を生む

大手に絶対真似できない「3つの集客導線」

ここが今日の一番の核心です。個人店にしか作れない集客の仕組みを3つ、具体的にお話しします。

集客導線 STEP 1

Googleマップ(口コミ)を育てる

「近くで居酒屋を探す」「ランチ 清水区」こういった検索をするとき、今はほぼGoogleマップが使われます。ここに口コミが集まっているお店と、まったく口コミがないお店では、クリックされる確率がまるで違います。大手チェーンもここには出てきますが、個人店の「生の声」の方が温度感が全然違う。常連さんに「一言コメント書いてもらえますか?」とお願いするだけで、ここの評価は確実に積み上がっていきます。

⚠️ よくある失敗:「良い口コミをもらえるか不安」と言って何もしない。お願いするだけで全然違うので、まず1件集めることを目標にしてみてください。

集客導線 STEP 2

LINE公式アカウントで「再来店」を仕組み化する

新規のお客さんを集めることに必死になりがちですが、実は安定した売上の鍵は「また来てくれるお客さん」にあります。来店時にLINE登録を案内して、次の来店に繋がる情報(今週のおすすめ・限定メニュー・予約受付)を定期的に届ける。これを仕組みにしてしまえば、ほったらかしに近い形でリピートが生まれます。

⚠️ よくある失敗:「SNSが苦手で…」と言って後回しにすること。LINEの配信自体は一度テンプレートを作れば、毎回ゼロから考えなくてもいい。最初の1本さえ作れば後は複製するだけです。

集客導線 STEP 3

「名物」を作ってSNSとプレスリリースで話題にする

「名物なんて天才シェフが思いつくもの」と思っていませんか?実はそんなことはなくて、既存メニューの組み合わせで作れます。麻婆豆腐と唐揚げを組み合わせた「麻婆チキン」、カツとカレーを合わせた「カツカレー」——これも組み合わせですよね。

名物ができたら、それをSNSで発信して、さらにプレスリリースでメディアに送ります。うちの会員さんの中には、累計100回以上メディアに取り上げられて、観光バスが止まるような名物店になった方もいます。大手チェーンには「地域の小さなお店の物語」を題材にした取材は来ません。これも個人店だけの特権です。

⚠️ よくある失敗:一度プレスリリースを送って反応がなかったら諦めてしまうこと。メディアとの関係は継続で育つものなので、月1回の継続が大事です。

「うちの料理は美味しいのに」が伝わらない本当の理由

ここまで読んでいただいて、「わかるわかる、うちの料理も自信があるんだけど…」と感じた方も多いんじゃないかと思います。

正直、料理の腕前や技術の高さと、集客の成果は、直接はつながっていないんです。これは残酷な真実なんですが、「美味しい料理を作る技術」と「美味しさを伝える技術」はまったく別のスキルです。

料理人として10年、20年と腕を磨いてきた方が、集客・販促の勉強を1日もしてこなかった——これは珍しくも何ともなくて、むしろほとんどの個人経営の飲食店オーナーさんに当てはまります。だから私はいつも「料理を磨いてきた情熱と同じ気持ちで、集客の仕組みを学んでほしい」と伝えています。

「月商60万円で超赤字だったイタリアンが、月商470万円・利益200万円になりました。料理の内容は変えていません。変えたのは、伝え方と集客の仕組みだけです」

イタリアンオーナー(50代・男性)

この事例、びっくりしますよね。月商470万円・利益200万円ですから。でもこれ、特別な才能の話じゃないんです。「正しい順序で、正しい方法を実践した」結果です。

まとめ:個人経営の強さを、ちゃんと武器に変えよう

大手と戦わなくていい。個人店には個人店の戦い方がある——これが今日一番お伝えしたかったことです。

具体的に言えば、「顔が見える関係をLINEで仕組み化する」「Googleマップの口コミを育てる」「名物を作ってSNSとプレスリリースで話題にする」この3本柱を順番に実装していくだけで、大手には絶対に真似できない集客導線が出来上がります。

そして何より、「価値の伝え方」を変えることが先決です。料理は変えなくていい。伝え方を変えるだけで、同じお客さんが「高くても行きたい店」に変わっていくんです。

私が主宰する「増益繁盛クラブ」では、北海道から沖縄、さらには海外在住の経営者さんまで、今日お話ししたような実践を続けている仲間が集まっています。多業種の異業種だからこそ、「自店だけでは思いつかないアイデア」がどんどん出てくる。孤独に悩む必要はないんですよ。

まずは繁盛しているお店の「秘密」を知るところから始めてみてください。先着で無料公開している書籍でその全体像がわかります。

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「具体的に自分のお店でどう活かすか相談したい」「今の状況を一度見てもらいたい」という方は、こちらからどうぞ。一緒に考えていきましょう。

あなたのお店を増益繁盛店にするなら

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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