「うちの料理、まずいわけじゃないのに、なんで素通りされるんだろう…」
こんなふうに感じながら、それでも毎日仕込みをして、お店を開けている飲食店オーナーさんは、実はとても多いんです。
こんにちは、繁盛店研究所スタッフの渥美昌代です。
私は普段、会員さんのサポートやコンテンツ運営に携わっているんですが、休日に清水区内をぶらぶら歩いていると、「あ、ここ気になるな」と思うお店と、「なんか入りにくいな」と感じてしまうお店があることに、いつも気づかされます。
猫のチョコ(アメリカンショートヘアーです)と過ごす朝の散歩がてら近所をまわったり、畑仕事の帰りに清水駅周辺を歩いたりすることが多いんですが、そういうときにふと「ああ、これが外から見えるサインか」と実感することがよくあって。
今日はそういう現場目線で、お客様が来ない飲食店に共通する「外から見える3つのサイン」をお話しさせてください。オーナーさん自身は毎日同じお店を見ているから気づきにくいんですが、お客様はほんの数秒で「入るか・入らないか」を判断しています。そのヒントが、外側に全部出ているんです。
こんな方におすすめ
- ✅ 料理や技術には自信があるのに集客がうまくいっていない飲食店オーナーさん
- ✅ お店の前を通る人が増えているのに来店につながらないと感じている方
- ✅ 看板やのぼり、外観をそのままにしてきた経営者の方
- ✅ 広告費をかける前に、まず今あるお店の改善から始めたい方
- ✅ 清水区・静岡市内で飲食店を営んでいる経営者の方

サイン①:看板に「店名」しか書いていない
清水区を歩いていて、個人経営のお店の看板を見ると、「○○食堂」「△△亭」という店名だけが書かれているケースが、本当に多いんです。
でも、通行人の立場に立ってみると、店名だけ見ても「何を食べられるのか」がわからないですよね。チェーン店ならブランド認知があるからいいんですが、個人店の場合、店名だけでは「自分に関係あるお店かどうか」が一瞬でわからない。
ジョイマン(弊社代表)がよく言うんですが、「看板は店名より商品名を大きく書く」というのは、集客の基本中の基本なんです。
たとえば「△△亭」とだけ書いてある看板を、「肉汁あふれる煮込みハンバーグの店 △△亭」に変えるだけで、お客様が反応する確率がまったく変わってきます。特に「初めて通りかかった人」が「自分向けのお店だ」と気づけるかどうかは、看板の書き方一つにかかっているんですよね。
清水区の商店街を歩いていても、入口に何の料理屋かすぐわかるメッセージが書いてあるお店は、不思議と人が入っていることが多い。お客様って、「何があるかわからないお店」には入りにくいんです。
サイン②:のぼりが「1本」しか立っていない(または、ない)
「のぼり、1本立ててるけど意味ないのかなあ」というお悩みを、会員さんから聞くことがあります。
実はこれ、のぼりの「本数」が問題なんです。
ジョイマンが実践支援の中でよくお伝えするのは、「のぼりは1本じゃなく、9本立てなさい」という話。これ、最初に聞いたとき私も「そんなに?」と思ったんですが、理由がちゃんとあって。
のぼりが1本だと、「何かある」とは思われても「どんな店かよくわからない」で通り過ぎてしまう。でも複数本が並ぶことで視覚的なインパクトが生まれるし、それぞれに「名物○○」「テイクアウトあります」「ランチ営業中」など異なるメッセージを書けるから、通行人に刺さる確率がぐんと上がるんです。
私が週末に清水みなと祭りの会場周辺を歩いていたとき、にぎわっているお店ほどのぼりや案内板の数が多かったんですよね。人って、何もない場所より「何かある感」のあるところに吸い寄せられるんだなと、肌で感じました。のぼりにはそれがあります。
「たった看板とのぼりで変わるの?」と思うかもしれませんが、実際にジョイマンの試算では、入店率が10%改善されるだけで、年間420万円以上の売上増加につながるケースもある(飲食店モデル)。外観改善は、広告費ゼロで効果が出る施策の一つなんです。
✓ ここまでのポイント
- 看板には店名だけでなく「何が食べられるか」を大きく書く。お客様は通行しながら数秒で判断している。
- のぼりは1本ではなく複数本。それぞれに異なるメッセージを書くことで、刺さる確率が上がる。
「外観のアドバイスをもらってのぼりを8本に増やし、看板に名物メニュー名を入れたら、翌月から明らかに飛び込みのお客様が増えました。チラシとGoogle広告との組み合わせで、6ヶ月で月商350万円から620万円になり、客単価も1,400円上がりました」
居酒屋オーナー(40代・男性)
サイン③:夜になるとお店が「暗い」
これ、個人的にいちばん「もったいないな」と感じるサインです。
夜に清水駅周辺や清水区内の路地を歩いていると、「営業してるのかな?」と思ってしまうくらい入口が薄暗いお店に出会うことがあるんです。中では一生懸命料理をしているのに、外から見ると「閉まってる?」と見えてしまう。
実はこれ、照明の明るさが「周囲の他店より明らかに明るい」かどうかが基準なんですよね。絶対的な明るさより、「相対的に明るく見える」かどうかが大事で。
飲食店の夜の入口照明って、内側からしか確認しないことが多いじゃないですか。でも実際に外に出て、道行く人と同じ視点でお店を見てみると、「あ、うちって意外と暗かった」と気づくオーナーさんが多いんです。
「5年営業しているのに『最近できたんですか?』と言われる」という悩みも、この暗さや見えにくさが原因のことがあります。夜間の照明を見直すだけで、お店の存在感がまったく変わります。ちょっとした電球の追加や、入口の照明を一段明るいものに替えるだけでも、印象は大きく変わります。費用対効果という意味では、かなり高い施策の一つです。
「いいお店なのに伝わっていない」は外側から変えられる
ここまでお読みいただいた3つのサイン、どれか一つでも「ウチ、当てはまるかも」と感じた方がいたら、まずは今日の営業終わりに外に出て、道行く人の目線でご自分のお店を見てみてください。
私がいつも感じるのは、「料理に自信がある」と「伝わっている」は、全然別のことだということです。どれだけ美味しくても、外観で「通り過ぎる理由」を与えてしまっていたら、お客様はたどり着けない。
外観改善は、広告費をかける前に取り組める、最初の一手です。看板の文言を変える、のぼりを増やす、夜の照明を一段明るくする——どれも今週中にできる話です。
ちなみに弊社の動画教材「外観改善集客法」では、入店率を上げるための具体的な手法を約2時間15分でまとめています。「何から手をつければいいかわからない」という方にも、順を追って実践できる内容になっていますよ。
「プレスリリースや名物メニュー開発と並行して外観を整えたら、取材が来るようになりました。今では観光バスが止まるお店になっています。まさか自分のお店がそうなるとは思っていませんでした」
飲食店オーナー(50代・男性)
まとめ:外観の改善は「今いる場所」から始められる
お客様が来ない飲食店に共通する、外から見える3つのサインをまとめると、こうです。
- ① 看板に「店名」しか書いていない(何を食べられるかが伝わっていない)
- ② のぼりが1本しかない(または、ない)
- ③ 夜になるとお店が「暗い」(存在感が消えてしまっている)
どれも「料理や技術の問題」ではないんですよね。伝え方、見せ方の問題です。だからこそ、今日から変えられる。
私が毎日のようにオーナーさんたちの声を聞いていて思うのは、「頑張っているのに報われていないオーナーさんが多すぎる」ということ。そのギャップを埋めるための最初の一歩が、外観改善だと思っています。
弊社代表・ジョイマンも「100の知識より1つの実践」という言葉をよく使います。今日読んだ3つのことを、知識で終わらせないで、ぜひ一つだけでも動いてみてください。
繁盛しているお店の秘密をもっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍をぜひご覧ください。先着で無料公開中です。お気軽にどうぞ。
また、外観改善だけでなく、集客全体の仕組みから見直したいという方は、こちらもあわせてご覧いただけると、自分のお店に何が必要かが見えてくると思います。
渥美昌代(繁盛店研究所スタッフ)