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飲食店が新規客を増やす「正しい順序」と、9割が間違える順序の違い

梅雨明けのこの時期、「夏の稼ぎ時に向けて何か集客施策をやらないと」と焦り始める飲食店オーナーさんが増えてきます。先日も、静岡市内のある居酒屋オーナーから「インスタをがんばっているのに来店につながらない」という相談をいただきました。

気持ちはすごくわかるんですよ。毎日投稿して、写真も工夫して、ハッシュタグも研究して。それなのに、売上が動かない。

その原因、実は「やること」の問題ではなく、「順序」の問題なんです。飲食店が新規客を増やすには、正しい順序があります。そしてほとんどのオーナーさんが、この順序を逆に踏んでしまっている。今日はその話をします。

こんな方におすすめ

  • ✅ インスタやSNSを更新しているのに来店に繋がらない飲食店オーナー
  • ✅ Google広告やチラシをやってみたが反応が薄かった経験がある方
  • ✅ 月商の壁(300〜500万円)を半年以上超えられずにいる方
  • ✅ 集客にお金をかけるのが怖くて、つい値引きクーポンに頼ってしまう方
  • ✅ 何から手をつければいいか迷っていて、結局何もできていない方
飲食店が新規客を増やす「正しい順序」と、9割が間違える順序の違い | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「集客=広告を出すこと」だと思っていませんか?

多くのオーナーさんが、新規集客を始めようとしたとき真っ先に考えるのが「広告を出す」ことです。食べログのクーポン、ホットペッパー、Googleの検索広告……。

もちろん、これらは間違いではないんですよ。ただ、タイミングが問題で。

広告費を使って新規のお客さんを連れてきても、その方が来店したときの「体験」が整っていなかったら、どうなりますか?一度は来てくれる。でもリピートしない。クチコミも広がらない。結果、広告費だけがどんどん出ていく。

これ、よく聞く話じゃないですか?「広告やったけど費用対効果が悪くて……」って。

実は、新規集客の話をする前に、まず「来てくれた人を逃がさない仕組み」が店内にできているかどうかを確認する必要があります。順序でいうと、「外に向けて呼び込む前に、内側を整える」が鉄則なんです。

正しい順序:「店内POP → LINE → 広告」の3段階

ここで、実際のケースをお話しします。

ある和食居酒屋のオーナーさん(男性・40代)は、月商350万円で約2年間ほぼ横ばいの状態でした。忙しさは変わらないのに、手元にお金が残らない。「このままでは3年後が見えない」と感じて、私たちのところに相談に来てくださいました。

最初に確認したのは、「今、来てくれているお客さんに対して、何をしていますか?」ということ。

答えは「特に何もしていない」でした。来てくれたお客さんのLINEを取得する仕組みもない。おすすめメニューのPOPも貼っていない。飲み物を追加注文してもらうトークの設計もない。

つまり、「呼び込む仕掛け」は何もないのに、「外から新しいお客さんを連れてくる仕掛け」だけを考えていた状態だったんですね。

そこで実施した施策が、次の3ステップです。

ステップ1:店内POPで客単価を上げる
まずテーブルとカウンターに、料理の「ストーリー」を伝えるPOPを設置しました。「地元静岡の魚を使った刺身盛り合わせ」というメニューに、漁港の写真と仕入れ先の漁師の名前を添えた小さなカードを置いただけ。それだけで注文率が上がり、客単価が上がりました。

ステップ2:LINE公式アカウントで再来店を設計する
次に、来店時にLINEを登録してもらう仕組みを作りました。「次回使える一品無料券」をLINEでプレゼントする形で友だちを増やし、月2回の配信で「今月のおすすめ」を届けるシナリオを組みました。

ステップ3:Google広告で新規客を呼び込む
ここまで整ってから、はじめてGoogle広告に着手。「静岡 居酒屋 個室」などのキーワードで月3万円から運用を開始しました。

結果、6ヶ月で月商620万円まで伸びました。新規客は約2倍、客単価は1,400円アップ。広告費は増えましたが、LINEで再来店が増えたことで費用対効果が合い、投資として機能する状態になったんですね。

✓ ここまでのポイント

  • 飲食店の新規集客は「店内POP→LINE→広告」の順番が正しく、順序を間違えると広告費が無駄になる
  • まず来店中のお客さんに価値を伝え、再来店の仕組みを整えてから外への集客に投資する

なぜ9割のオーナーが順序を間違えるのか

ま、要は「目に見えるものから手をつけてしまう」んですよね。

広告は「やっている感」があります。インスタの更新も「動いている感」がある。でも店内POPやLINEの仕組みづくりは地味に見えるので、後回しにされがちなんです。

もう一つ、よくある理由が「POP?うちはおしゃれな店だから、POPみたいな紙を貼るのはイメージに合わない」という思い込みです。

でも考えてみてください。お客さんがメニューを眺めているとき、「この料理、どういう食材を使っているんだろう」「どのくらいのボリュームだろう」と頭の中で迷っています。そこに、料理の背景や特徴を伝える言葉があれば、選ぶ理由が生まれますよね。これはおしゃれかどうかの話じゃなくて、「価値を伝えているかどうか」の話なんです。

技術や料理の腕は磨いてきたけれど、「それを伝える技術」は1日も勉強してこなかった、というオーナーさんが本当に多いです。

「チラシとGoogle広告を組み合わせてから、新規のお客さんが約2倍になりました。しかも客単価が1,400円上がったので、同じ席数でも売上がまったく違います。最初はLINEとかPOPとか、地味なことからやるのか……と思っていたんですが、順番通りにやってみたら本当に結果が出ました。」

居酒屋オーナー(40代・男性)月商350万円→620万円(6ヶ月)

「順序を守る」ことで生まれる再現性

この「店内POP → LINE → 広告」という順序が強いのは、再現性があることです。

月商60万円の超赤字イタリアンが月商470万円・利益200万円になった事例も、月商300万円の飲食店が年商2億5,000万円規模まで成長した事例も、根底にある考え方は同じです。

来てくれた人に価値を伝えて → 再来店の仕組みを作って → そこに新規客を流し込む。

この順序で実行した経営者さんは結果が出ているし、逆に「広告だけやってみた」「SNSだけ頑張った」という方は苦労しているケースが多い。

あの、これって別に特別な才能が必要な話じゃないんです。正しい順序で、正しい方法でやる。それだけで、今まで見えなかった結果が出始めます。

私自身、20年以上にわたって1,000店舗以上の飲食店・美容室・小売店を支援してきましたが、一貫して感じるのはこの「順序」の大切さです。中小企業診断士として数字を見ながら、コピーライターとして「伝える言葉」を整えながら、一緒に実行する。それが私たちのやり方です。

まとめ:今日から動ける「最初の一手」

集客に悩んでいる飲食店オーナーさんに、まず今日からできることをお伝えします。

テーブルの上に1枚だけ、「このお店のおすすめメニューと、その理由」を書いた紙を置いてみてください。立派なデザインじゃなくていい。手書きでも構いません。お客さんが「ああ、こういうこだわりがあるんだ」と気づいてくれるかどうか、まずそこから始めることです。

100の知識より、1つの実践。これが私の口癖なんですが、順序を知った上で一歩踏み出す経営者さんは、本当に結果が変わっていきます。

「うちのケースで言うと、どこから手をつければいいんだろう」と気になった方は、ぜひ以下からご確認ください。繁盛店が実際に何をやってきたか、その秘密を書籍でお伝えしています。全国の飲食店オーナーさんからも「目からウロコだった」という声をいただいている内容です。

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また、増益繁盛クラブでは、初月980円から「店内POP・LINE・Google広告」の実践コンテンツを全て使える環境をご用意しています。北海道から沖縄、海外まで、今まさに同じ悩みを持つ飲食店オーナーさんが一緒に実践しています。いつでも退会可能なので、まずは試してみてください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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