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■入門 笑人流繁盛術

第21回目 競争思考から共創思考へ (入門笑人流繁盛術 その21)

全21回に渡る「入門 笑人流繁盛術講座」も今回が最後になりました。

もちろん、状況に応じて、第22回目、第23回目と必要に応じて追加配信しますが、今回の配信が一つの区切りになります。

既に弊社には、お葉書やメールで全国の方から喜びの声を頂いております。

最近、「こうしたらすぐに儲かる」という小手先販促ばかりが人気で、本質経営が人気がありません。

しかし、私たちは中長期的に繁盛するために常に考え続けなければなりません。それには本質経営を貫くことしか解はありません。

私はこれまで小手先テクニックや一瞬で稼ぐなどという幻想的な言葉に踊らされて、何も得ない経営者を沢山みて来ました。

その一方で着実な取組みによりお店を繁盛させていく経営者もみてきました。

あなたには本質的な経営力を身につけて欲しいので、今日もお伝えいたします。

さて、お店を経営する方の中には、ライバルを全て潰すのが戦略だとか言って、他のお店を潰して自分のお店が儲かる方法とやらに息巻いている方がいます。

まあ、世の中にはこうした戦略本が多いのが、そもそも勘違いが始まるんですけどね。

でも、本当に繁盛して、しかも、末永く繁盛したいのであれば、根本的に考えが間違っています。

競争というのは、相手を潰すことができても、自分も潰れる方法なんですね。

例えば、安売り販売をして、業績を伸ばす企業もいます。でも、そこには必ずしわ寄せがあります。

安売り企業は、仕入元を叩いて叩いて値段を下げさせます。

仕入れ元の会社の中には、泣いている会社も沢山いるのです。

『商品を納める業者なんか、お前らじゃなくたって、色々あるんだからよ~』

こうして相手を威圧して、相手を泣かして自分だけは利益を確保します。

でも、これで真の繁栄など訪れません。

仕入れ元はバタバタ潰れていき、結局、仕入先が無くなり、そのお店もなくなるのです。

私たちが笑人としてすべきことは、競争では有りません。私たち笑人がすべきことは、他店をも巻き込んだ共創です。

共に作り出すのです。

私は、この入門笑人流繁盛術の中で、商売は、「金儲け」でなくて、「人儲け」だとお話してきました。

仕入先を叩いて仕入れ値を下げさせるのではなくて、仕入先と共同してより良い取組みを行うことが本道です。

同業のお店を潰すのではなく、一丸となって業界全体の発展のためにアイデアを出し、様々な取組みを作り出していくのが本道です。

製造メーカーは、卸売業者、小売店を育てるのが本道です。小売店は、卸売業者、製造メーカーと知恵を絞り、より良い関係を築きましょう。

『戦略だ!』『競争だ!』と周辺のライバル店を潰したら、街に活気が無くなり、街全体が無くなります。

すると街にくるお客さんの数が減り、あなた自身のお店も衰退していくのです。

業界規模でいえば、ライバルをつぶす経営をしていたら、一人勝ちどころか、やがて需要も無くなり、1つの産業自体が衰退していきます。

「共創思考があなたのお店を圧倒的な繁盛店に導く」訳です。

あなたは笑人です。

あなたが他店と共に、仕入先と共に共創していくことが、街を元気にし、日本を豊かにしていくのです。

そして、笑顔で溢れる世の中になっていくのです。あなたのお店が笑顔の発信基地になる。

そういう気概を持って、日々の仕事に楽しく励んで欲しいと私は切に願っています。

これまで熱心に読んでいただきありがとうございます。

これからも共に、
笑人道を突き進んでいきましょう(^-^)/

応援しています♪

笑人 ハワード・ジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

増益繁盛クラブという会員制の経営サポートを行っているのですが、「ジョイマンと出会ってから、お客さんからも喜ばれるし、お店も着実に繁盛するから楽しい♪」と言ってもらえるのが何より嬉しいです。

あなたも実践して良かった事を教えてくださいね!
あなたからの熱いメッセージをお待ちしておりますね。

このメールに返信する形で、熱いメッセージをお願いしま~す!

ハワード・ジョイマン

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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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