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飲食店のチラシ、効果的な配布日と時間帯のデータを全部出す

飲食店のチラシ、効果的な配布日と時間帯のデータを全部出す

先日、居酒屋を経営しているオーナーさんからこんなご相談をいただきました。

「ジョイマンさん、チラシを5,000枚配ったんですけど、反応がほぼゼロで……。印刷代も配布代もかかってるのに、全部無駄になった気がして」

話を聞いてみると、配布したのが火曜日の午前10時。配布エリアはオフィス街。業態は夜の居酒屋。

……あ、これは厳しいな、と正直思いました。チラシの中身の問題ではなく、「いつ・どこに・何時に」配るかが根本的にズレていたんですね。

チラシは、内容が良くても配り方を間違えると本当に反応ゼロになります。逆に言えば、配布のタイミングと場所を正しく設計するだけで、同じチラシでも反応率が3〜5倍変わることがある。これ、決して大げさじゃないんですよ。

今回は、飲食店のチラシ配布で「効果が出る日」「効果が出る時間帯」を、データと現場の実践事例をもとにぜんぶ出していきます。

こんな方におすすめ

  • ✅ チラシを配ったのに反応がほぼゼロだった経験がある飲食店オーナーさん
  • ✅ チラシ配布のベストな曜日・時間帯を数字で知りたい方
  • ✅ 印刷・配布コストに対してしっかり売上を回収したい経営者の方
  • ✅ ポスティングと手渡しのどちらが効果的か迷っている方
  • ✅ チラシをGoogle広告やLINEと組み合わせてもっと効率よく集客したい方
飲食店のチラシ、効果的な配布日と時間帯のデータを全部出す | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

チラシの反応率を決める「3つの要素」と曜日別データ

まず大前提として、チラシの効果は「デザイン」「配布タイミング」「配布エリア」の3つで決まります。この中で一番見落とされているのが「配布タイミング」です。

私がこれまで1,000店舗以上の飲食店・美容室・小売店を支援してきた経験と、会員さんたちの実践データをもとに整理すると、飲食店のチラシ反応率が高い曜日はこうなります。

◆ランチ狙いのチラシ配布

  • 月曜・火曜:反応率が低め(週明けは財布の紐が固い・外食意欲が低い)
  • 水曜・木曜:中程度(週の折り返し、外食検討が増え始める)
  • 金曜:高い(週末前の開放感で外食意欲がピーク)
  • 土曜:業態次第でトップクラス(ファミリー・カップル・主婦層)
  • 日曜:翌週の気分リセットで外食需要あり、ただし夜より昼寄り

◆ディナー・居酒屋・夜業態のチラシ配布

  • 木曜・金曜の配布が最も有効(週末の予定を考えるタイミングと重なる)
  • 土曜の朝配布も有効(当日夜の行動に影響する)
  • 月〜水曜は夜業態には響きにくい傾向がある

ポイントは、「食べに行こう」という気持ちが高まっているタイミングにチラシが手元にある状態を作ること。食欲が湧いていない月曜の朝に居酒屋のチラシを配っても、その日の夜に行動する人は限られます。

時間帯別の反応率データ:「何時に配るか」が勝負を分ける

曜日と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「時間帯」です。これも実践データをもとに整理します。

◆ポスティング(ポストへの投函)の場合

ポスティングは「いつ投函されたか」よりも「いつ手に取られるか」が大事です。一般的に自宅のポストを確認するのは、午前中(10〜12時)か夕方(17〜19時)が多い。つまり、この時間帯より少し前に投函されている状態が理想です。

  • 午前8〜10時の投函:10〜12時に発見される確率が高い
  • 夕方15〜16時の投函:帰宅時・夕方の確認タイミングに重なる
  • 深夜・早朝投函:他のチラシや郵便に埋もれやすく、最も反応が下がる

◆手渡し(駅前・商店街・施設前)の場合

手渡し配布は「受け取る人の状況」を読み切ることが命です。

  • 朝7〜9時(通勤ラッシュ時):急いでいるため受取率・閲覧率ともに低い。ランチ業態でも、忙しさで記憶に残りにくい
  • 11〜13時(ランチタイム前後):ランチ業態では最強の時間帯。「今日どこ食べようか」を考えているタイミング
  • 16〜18時(夕方の帰宅・買い物タイム):ディナー・居酒屋業態に有効。「今夜どうしよう」という心理と重なる
  • 18〜20時(夕食前):夜業態・テイクアウトに特に有効。ただし人通りが減るエリアも多い

ま、要はですね、「お客様がその業態を必要としているタイミング」に渡すのが鉄則ということです。当たり前に聞こえるかもしれませんが、実際にその「当たり前」ができていない配布がほとんどなんですよ。

✓ ここまでのポイント

  • ランチ業態は木〜土の11〜13時配布が最も反応しやすい
  • ディナー・居酒屋業態は木〜金の夕方16〜18時に配るのが鉄則
  • ポスティングは「手に取られる時間帯」から逆算して投函タイミングを決める

エリア設計を間違えると、どれだけタイミングが正しくてもムダになる

冒頭でご紹介した居酒屋オーナーさんの失敗、もう一つの原因がエリアでした。オフィス街でも、ランチ業態なら有効です。でも夜の居酒屋チラシをオフィス街に配るなら、平日の昼間ではなく夕方〜18時前後。さらに「そこで働いている人が帰宅ルートで使う駅」の周辺が正解です。

飲食店のチラシ配布エリアは大きく3分類できます。

  • 住宅エリア:ファミリー・主婦層に強い。週末ランチ・ファミリーディナー業態と相性◎。ポスティングが有効
  • オフィスエリア:平日ランチに強い。手渡し配布×11〜13時が王道。夜業態は木〜金の夕方配布
  • 駅・商店街エリア:業態を選ばずに使えるが、配布許可と人通りの時間帯をしっかり調べること

ちなみに、静岡清水エリアでいうと、三保松原や日本平へ向かう観光客ルート沿いの飲食店さんが、観光客向けに清水駅周辺でチラシを配布して大きな効果を出した事例もあります。エリアの「人の流れ」を読む視点が大切です。

「チラシとGoogle広告を組み合わせて6ヶ月で月商350万円から620万円になりました。新規客が約2倍になり、客単価も1,400円上がった。チラシはタイミングとエリアを変えるだけで、こんなに変わるとは思っていませんでした」

居酒屋オーナー(40代・男性)

「配布後」の設計でチラシの効果が2倍になる

チラシを配ったら終わり、という話ではないんですね。チラシを受け取ったお客様が「行ってみよう」と思ったとき、次に何をするかというと、たいていスマホで検索します。Googleマップを開く。Instagramを見る。

つまり、チラシと合わせてGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)の情報が最新・魅力的になっていないと、せっかく興味を持ってくれた人が離脱してしまう。

さらに言うと、チラシにQRコードを入れてLINE公式アカウントに誘導する設計を入れると、チラシ経由で来てくれたお客様を「一見さん」で終わらせず、LINE登録→再来店→リピーターという流れに乗せることができます。

実際に私たちの会員さんで、チラシ×LINE誘導の組み合わせを実装してリピート率が38%から71%に上がった美容室の事例があります。飲食店でも同じ発想は使えます。

「LINEの自動フォローアップを仕組みとして作ったら、チラシで来てくれたお客様のリピート率が劇的に上がりました。月商も年間で1.6倍になっています」

美容室オーナー(2店舗運営・30代・女性)

まとめ:チラシは「タイミング×エリア×次の導線」で勝負する

今回の内容を整理するとこうなります。

  • ランチ業態→木〜土の11〜13時、住宅・オフィスエリアへの手渡し or ポスティング
  • ディナー・居酒屋業態→木〜金の16〜18時、帰宅動線・駅周辺への手渡し
  • ポスティングは「手に取られるタイミング」から逆算して午前8〜10時 or 15〜16時投函
  • チラシ配布後の「Googleマップ整備」「LINE誘導」で効果を最大化する

「チラシ5,000枚配ってゼロ反応」の理由は、ほぼ間違いなくタイミング・エリア・次の導線のどれかが外れています。逆に、この3つを正しく設計したチラシは、同じ5,000枚でも全然違う結果が出ます。

「広告は怖い」「コストで終わるのが嫌だ」という気持ち、すごくよくわかります。でも、正しい設計のもとで使えば広告は「コスト」じゃなくて「投資」になるんですよ。その設計の仕方こそ、私たちが14年・1,000店舗以上の支援を通じて体系化してきたことです。

チラシ一枚から始まる繁盛の仕組みづくり、一緒に考えていきましょう。まずは無料のコンテンツやメルマガから気軽に覗いてみてください。お待ちしています。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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