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飲食店のLINE公式アカウント、リッチメニューと配信シナリオの実例

飲食店のLINE公式アカウント、リッチメニューと配信シナリオの実例

「LINE公式アカウントを開設してみたけど、友だちが増えてもお店に来てくれない……」

実はLINE公式アカウントを導入している飲食店のうち、リッチメニューを設定していない店舗は全体の60%以上と言われています。せっかく友だち登録してもらっても、そこから先の「設計」がなければ、ただの連絡帳になってしまう。これ、本当にもったいないんですよ。

こんにちは、繁盛店グループ総代表のハワードジョイマンです。静岡市清水区を拠点に、全国の飲食店・美容室・小売店の経営者さんをサポートしています。今日は清水の地元スポットを歩き回りながら感じたことも交えつつ、飲食店さんがLINE公式アカウントをどう使い倒すか、リッチメニューの設計と配信シナリオの実例をお話しします。

こんな方におすすめ

  • ✅ LINE公式アカウントを開設したが、うまく活用できていない飲食店オーナー
  • ✅ リッチメニューの具体的な設計方法を知りたい方
  • ✅ 配信シナリオ(ステップ配信)の実例が見たい方
  • ✅ クーポン・ポータルサイト依存から抜け出し、自前の集客導線を作りたい方
  • ✅ リピーターが増えず、新規客獲得に追われている飲食店経営者
飲食店のLINE公式アカウント、リッチメニューと配信シナリオの実例 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

清水の飲食店を歩いて気づいた「LINE活用の差」

先日、久しぶりに清水駅周辺から三保松原方面を散歩してきたんですね。清水みなとを眺めながら地元の飲食店さんをいくつか覗いて回ったんですが、レジ横に「LINE登録で100円引き」というポップを貼っているお店と、何も貼っていないお店でくっきり差が出ていた。

ただ、問題はその先なんです。登録を促しているお店でも、「その後どうするか」が設計されていないケースが多い。友だち登録してもらってから次の来店を促す仕組みがないと、せっかくの登録が眠ったままになってしまいます。

ま、要は「LINE公式アカウントを集客の仕組みとして設計できているかどうか」が、伸びている飲食店とそうでない店の差なんですね。

私自身、もともとお笑い芸人をやっていた経験があって、漫才の構成って実は「ツカミ→展開→オチ」という流れがあるじゃないですか。LINEの配信シナリオも同じで、「最初の接点→関係構築→行動促進」という流れを設計することが大事なんです。

リッチメニューは「お店の案内板」。設計の基本と実例

リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に表示される画像ボタンのことです。ここを適切に設計するだけで、友だち登録してくれたお客様の「次の行動」をスムーズに誘導できます。

飲食店さんの場合、私がよくお勧めするリッチメニューの構成はこんな形です。

【飲食店向けリッチメニュー 6分割の実例】

  • ① 今月のおすすめメニュー(旬の食材・期間限定情報)
  • ② クーポン・特典ページ(LINE限定)
  • ③ 予約ボタン(電話 or 予約サイトへの導線)
  • ④ お店のこだわり・ストーリー(なぜこの料理なのか)
  • ⑤ Googleマップ・アクセス
  • ⑥ スタッフ紹介 or Instagram連動

ポイントは、「予約」と「クーポン」は必ず入れること。この2つがないリッチメニューは、宝の持ち腐れになりがちです。

あと、「お店のこだわり・ストーリー」を入れるのは意外に思うかもしれないんですが、これが実は集客に効く。料理の美味しさって、食べてみないとわからないじゃないですか。でも「なぜこの食材を使っているのか」「誰のために作っているのか」というストーリーが伝わると、お客様が「ここで食べる理由」を持てるんですよ。

駿河湾の新鮮な魚を使っているお店なら「地元漁師と20年の付き合い」とか、産地直送の野菜を使っているなら「農家の顔が見える料理」とか。清水エリアでも、地元の食材ストーリーで差別化できている飲食店さんは強いです。

✓ ここまでのポイント

  • LINE公式アカウントは「開設」ではなく「設計」が命。友だち登録後の流れを作ること。
  • リッチメニューには「予約導線」「LINE限定クーポン」「お店のストーリー」を必ず盛り込む。
  • 6分割構成で、お客様が迷わず次の行動を取れるよう誘導する。

配信シナリオの実例——登録直後〜1ヶ月の流れ

ここからが今日の核心部分です。友だち登録してくれた後、どんなメッセージをいつ届けるか。これを「配信シナリオ(ステップ配信)」と呼びます。

私がよく飲食店さんにお伝えしているシナリオの実例を、時系列で紹介しますね。

【登録直後〜1ヶ月の配信シナリオ例】

▼ 登録直後(自動配信)
「ご登録ありがとうございます!○○(店名)です。LINE友だち限定で、次回ご来店時に使えるドリンク1杯サービスクーポンをプレゼント!有効期限は30日間です。ぜひご利用ください😊」

→ ここで「お礼+すぐ使える特典」を渡す。登録直後の温度が高いうちに、来店動機を作るんですね。

▼ 登録3日後
「改めまして、○○です。うちの一番人気メニュー、実は○○なんですよ。地元・清水港から仕入れた△△を使っているんですが、ご存じでしたか?今度ぜひ試してみてください。詳しくはこちら→(メニューページへのリンク)」

→ 押し売りではなく「教える」スタンス。お客様に「へえ、そうなんだ」と思ってもらえると、次の来店の期待値が上がります。

▼ 登録7日後
「先日ご来店いただいた方から、こんな声をいただきました。『子どもの誕生日に使ったら、家族みんなに喜ばれた』──こういうお声が一番嬉しいですね。記念日プランのご相談はLINEからも受け付けています!」

→ お客様の声を使った「第三者経由の価値訴求」。自分で「うちは美味しい」と言うより、お客様の声を経由した方が圧倒的に信頼度が上がります。

▼ 登録14日後
「今月限定メニューのご案内です。○○(季節の食材)を使った△△、今週末まで提供中です。ご予約はこちら→(予約リンク)」

→ 緊急性と限定性をセットで届ける。「今月限定」「今週末まで」という言葉は、来店を後押しします。

▼ 登録30日後
「ご登録いただいて1ヶ月が経ちました。まだご来店いただいていない方には、特別クーポンをお届け!今月末まで有効です。スタッフ一同、お待ちしています😊」

→ 未来店者への再アプローチ。このメッセージで「来よう来ようと思ってた」という方が動いてくれます。

このシナリオの肝は、「売り込み:情報提供 = 3:7」のバランスです。毎回クーポンを送ると、クーポン目当ての客しか残りません。お店のストーリー・スタッフの想い・季節の話題を混ぜながら関係を育てていく。これがリピーターを生む配信の本質です。

「LINE集客を始めてから、リピート率が38%から71%に上がりました。LINEのフォローアップを自動化したことで、月商が年間で1.6倍になった。正直、こんなに変わるとは思っていなかったです」

美容室オーナー(2店舗経営)

これは美容室さんの事例ですが、飲食店さんでも同じ仕組みは使えます。むしろ飲食店の方が「季節メニュー」「イベント情報」というネタが豊富なので、配信シナリオを作りやすいんですよ。

友だちを増やす方法——来店客への声かけと「導線の設計」

「シナリオを作っても、そもそも友だちが少ない……」という声もよく聞きます。

友だち登録を増やすには、店内の接点をフル活用することが基本です。

  • レジ横にQRコード付きのPOP(「登録で○○プレゼント」と特典を明示)
  • テーブルPOPやメニュー表の裏面にQRコードを記載
  • お会計時のスタッフからの一声(「LINEに登録いただくとクーポンが届きます」)
  • InstagramのプロフィールリンクをLINE公式アカウントと連動

あと、「LINE友だち追加広告」という手法もあります。Meta広告やGoogle広告と組み合わせて、新規客にいきなりLINEを友だち登録してもらう導線を作る方法です。これを使うと、「一見客→LINE登録→来店→リピーター」という流れを仕組み化できます。

ポータルサイトに月数万円払ってクーポン目当ての客を集めるより、自前のLINEリストを育てる方が長期的には圧倒的にコストパフォーマンスが良い。広告は「コスト」じゃなくて「投資」なんですよ、これ。

「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。新規客が約2倍になって、客単価も1,400円上がって。正直、広告を怖がっていた自分が信じられないです」

居酒屋オーナー(飲食店経営)

まとめ——LINE公式アカウントは「設計」で8割決まる

今日お伝えしたことを整理すると、こういうことです。

  • LINE公式アカウントは「開設」がゴールではなく、リッチメニューと配信シナリオの設計が本番
  • リッチメニューには「予約」「LINE限定クーポン」「お店のストーリー」を入れる
  • 配信シナリオは「売り込み3:情報提供7」で、関係を育てながら再来店を促す
  • 友だちを増やすには店内接点のフル活用と、LINE友だち追加広告の組み合わせが効果的

LINEは、うまく設計すれば「ほったらかし集客」に近い状態を作れます。一度シナリオを組んでしまえば、自動的にお客様との関係が育っていく。これが「がんばらない繁盛」の一つの形です。

「具体的にどこから手をつければいいかわからない」という方、まずは繁盛店の仕組みを詳しく解説した書籍を無料でお届けしています。LINE活用はもちろん、集客・単価アップ・リピーター獲得の具体的な手法をまとめてありますので、ぜひ手に取ってみてください。

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また、LINE集客の設計から配信シナリオ、Google広告との連動まで、もっと踏み込んで学びたい方は増益繁盛クラブもご活用ください。全国の飲食店・美容室オーナーさんが実践している事例を、リアルタイムで共有しています。

あなたのお店を増益繁盛店にするなら

清水の地元飲食店さんも全国のオーナーさんも、一緒に仕組みを作って「稼いで、休める店」にしていきましょう。お待ちしています。

ハワードジョイマン(繁盛店グループ総代表・中小企業診断士)
増益繁盛クラブ/繁盛店研究所
静岡県静岡市清水区巴町6-22

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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