飲食店で常連客が自然と増える「再来店トリガー」の作り方
こんにちは、繁盛店研究所の渥美です。
今年の夏は本当に暑くて、私の畑の野菜もちょっとバテ気味でして……(笑)。毎朝早起きして水をやりながら、「ちゃんと手をかけたものは、ちゃんと応えてくれるよな」と改めて思っています。
実は私、有限会社繁盛店研究所でジョイマンのサポートをしながら、趣味で畑仕事をしているんですね。種を蒔いて、水をやって、肥料を工夫して、少しずつ育てていく作業が好きで。猫のアメショーにも毎朝「今日も行ってくるね」と挨拶してから出かけるくらい、こういう「コツコツ育てる」ことに性格的に向いているのかもしれません。
でね、この「育てる感覚」って、飲食店の常連客づくりにそのまま当てはまると思っているんです。今日はそのお話をしようと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 新規のお客さんはそこそこ来るのに、なかなかリピートしてくれない飲食店オーナー
- ✅ 「また来たい」と言われるのに実際には戻ってこないお客さんが多いと感じている方
- ✅ LINEやSNSを始めたけれど、どう使えば再来店につながるかわからない方
- ✅ 常連客を増やして、安定した月商を作りたいと考えている方
- ✅ クーポン頼みの集客から抜け出したいと感じている方

「また来よう」と思ったまま忘れてしまう理由
畑をやっていると、種を蒔いただけでは何も育たないことがよくわかります。水をやる、土を耕す、草を抜く……何かしら「働きかけ」がないと、植物はそこで止まってしまう。
お客さんも、同じだと思うんですよ。
飲食店に来て「おいしかった!また来よう」と思っても、人間って日常に戻るとあっという間に忘れちゃうんですよね。翌日には別の店のチラシが目に入り、一週間後には職場の近くに新しいランチの店ができ……。「また来よう」という気持ちはホンモノだったのに、そのまま自然消滅してしまう。
これは、お客さんの気持ちの問題じゃないんです。店側が「思い出してもらう仕組み」を持っていなかっただけの話。
この「思い出してもらう仕組み」のことを、私たちは再来店トリガーと呼んでいます。トリガー、つまり「引き金」ですね。お客さんが次の来店に動いてくれるきっかけを、こちらから意図的に設計するということです。
再来店トリガーの3つの柱
会員さんたちのサポートをしていて気づいたのですが、再来店がうまく機能しているお店には、大体3つの仕掛けが共通しています。
① 来店中の「次回予約・次回来店の理由づくり」
再来店トリガーは、実は「お客さんが帰る前」から始まっています。会計のときに「来週、新作メニューが出るんですよ」と一言伝えるだけで、お客さんの頭の中に「次に来る理由」が生まれる。
あるいは、テーブルの小さなカードに「今月限定・○○フェア」と書いて置くだけでもいい。要は、今いるこの場所で「また来る気持ち」の芽を育ててしまう、ということです。
② LINE公式アカウントでの「関係づくり」
来店してくれたお客さんにLINEを登録してもらって、定期的に「美味しそうな情報」を届ける。これが機能すると、お客さんの日常の中に「このお店」が自然に存在し続けます。
ただし、ここで大事なのは「宣伝のLINEを送らない」こと。「本日限り!○円引き!」という内容ばかりだと、そのうちブロックされます。旬の食材の話、仕込みの裏側、スタッフの小話……「このお店好きだな」と感じてもらえるような内容を混ぜながら信頼関係を育てる。
ザイアンス効果というのがあって、人は接触する回数が増えるほど好意を持ちやすくなる。LINEはその接触を低コストで積み重ねられる最強のツールなんです。
③ 「来るべき理由」を店内POPで見せる
お客さんが席に座っている間、テーブルの上や壁のPOPが静かに語りかけてくれます。「来月のおすすめ食材は○○です」「実は春限定でしか出せないメニューがあります」……こういった情報を自然に目に入る場所に置いておくだけで、お客さん自身が「次はあれ食べに来よう」と決めてくれる。
押し売りじゃなくて、情報が先にあって、お客さんが自分で選ぶ形にする。これが大事なポイントです。
✓ ここまでのポイント
- 「また来よう」という気持ちは本物でも、仕組みがなければ日常の中で消えてしまう
- 再来店トリガーは「来店中」「来店後(LINE)」「次の来店動機(POP)」の3段階で設計する
- LINEは宣伝だけでなく関係づくりの場として使うことで、ブロックされず信頼が積み重なる
「育てる視点」が常連客をつくる
ここで、私の畑の話に戻らせてください。
畑で一番やってはいけないのが「早く育てようと肥料をやりすぎること」なんです。一気にドバっとあげると根が焼けて枯れてしまう。少しずつ、継続的に手をかけるのが一番。
常連客づくりも、まったく同じ発想だと思っていて。「今すぐ来て!割引します!」という大量の肥料を与え続けると、クーポンでしか来ないお客さんしか集まらなくなります。
でも、定期的にちょうどいい情報を届けて、「あ、このお店また行きたいな」という気持ちをじわじわと育てていくと、クーポンがなくても来てくれるお客さんが少しずつ増えていく。
この「育てる視点」こそが、再来店トリガーの本質だと私は思っています。
「LINEの使い方を変えたら、リピート率が38%から71%まで上がりました。配信内容を宣伝から店の日常や食材の話に切り替えて、フォローアップを自動化したことで、月商も1年で1.6倍になっています。」
美容室(2店舗経営・40代・男性オーナー)
これは美容室の事例ですが、飲食店でも考え方はまったく同じです。LINEを「告知ツール」から「関係構築ツール」に切り替えた瞬間から、数字が変わり始めます。
「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。新規のお客さんが約2倍になって、客単価も1,400円上がっています。」
居酒屋(40代・男性オーナー)
今日からできる「再来店トリガー」の最初の一歩
難しいことから始めなくていいんです。私がいつも会員さんにお伝えしているのは、「100の知識より1つの実践」という言葉。まずやってみることが大事。
今日の営業が終わったら、まず1枚だけPOPを作ってみてください。内容は何でもいい。「来月はこんなメニューが出ます」でも、「実は仕込みに3日かかる○○があります」でも。
それをテーブルに置いてみる。たったそれだけでいい。
次にやること? LINEの登録を促す案内を会計カウンターに一枚置くこと。これもたった1枚でいい。
畑も最初の一週間は変化がないんです。でも、水をやり続けていたある朝、突然小さな芽が出てくる瞬間がある。あの感動、知ってほしいな、と思います。常連客づくりも、ちゃんと同じように芽が出る瞬間があります。
まとめ:仕組みがあれば、常連客は「自然と」増える
常連客が増えているお店は、何か特別な料理の才能や接客の天才性があるというより、「仕組みを持っている」ことが多いです。
来店中に次の来店理由を植えつけて、LINEで関係を育てて、店内POPで「また来たい」気持ちを引き出す。この3つが噛み合うと、「自然と常連客が増えている」という感覚を持てるようになります。
私の猫のアメショーも、毎日ごはんをくれる人のところへ自然と来ますよね(笑)。お客さんだって、「来るといいことがある」「来るたびに何か発見がある」と感じるお店には、自然と足が向くものなんです。
再来店トリガーの仕組みを一緒に作っていきたい方は、ぜひジョイマンのメソッドに触れてみてください。飲食店の再来店対策・LINE集客・店内POP活用まで、今日すぐ使える具体的な方法がたくさんあります。
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また、再来店の仕組みを本格的に整えたい方は、こちらもどうぞ。
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渥美でした。今日も水やりのついでに、1枚POPを書いてみようかなと思います(笑)。