平日のランチ・ディナーがガラガラの飲食店が、集客を取り戻す「曜日別販促」
結論から言います。
平日の集客が弱い飲食店の多くは、「全曜日に同じ販促をしている」という共通点があります。
土日は満席なのに、月火水がガラガラ。ランチは埋まるけど、ディナーに人が来ない——。こういう状態って、実は「売り方の問題」というよりも、「曜日ごとに来るお客さんが違う」という当たり前の事実を無視した販促をしてしまっていることが原因だったりするんですよね。
僕はハワードジョイマンといいます。静岡県清水区を拠点に、飲食店・美容室・小売店の店舗利益最大化を専門に20年以上やってきた中小企業診断士です。これまで1,000店舗以上を支援してきた中で、「曜日別に販促を切り分けるだけで、月商が数十万円動いた」という事例を本当によく見てきました。
今日はその具体的な考え方をお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 平日のランチやディナーの来客数が安定せず悩んでいる飲食店オーナーの方
- ✅ チラシやSNSを出しているのに曜日のムラが解消しない方
- ✅ LINE・Google広告を活用して平日集客を強化したい方
- ✅ 月商の「天井」を突破するための次の一手を探している方
- ✅ 広告費をかけずに、まず手元の工夫から始めたいと思っている方

「平日に人が来ない」のは、お店の問題じゃない
平日のランチ・ディナーが閑散としていると、「料理の質が悪いのかな」「立地が悪いのかな」と自分を責めてしまうオーナーさんって多いんですが、そこが問題じゃないことがほとんどです。
土日は席が埋まっているわけですから、商品力は証明されている。問題は「平日に来てくれる人が誰なのか」を考えた販促をしていないことなんですよね。
たとえば、月曜のランチタイムに来られるお客さんってどんな人でしょう。近くのオフィスで働く会社員、主婦・主夫の方、フリーランスで働く方——土日のファミリー層とは全然違いますよね。それなのに、週末のにぎわいを前提にしたSNS投稿や、週1回のチラシを全曜日共通で使い回すというのは、少し的外れになってしまうんです。
ま、要は「誰に向けて、いつ、どう発信するか」を曜日ごとに分けるだけで、反応が変わるということです。
曜日別販促の基本的な考え方
具体的にどう切り分けるか、という話をしますね。
まず大事なのは、曜日ごとに「来られるお客さんのプロフィール」を書き出すことです。これをやると、販促のメッセージが自然と変わってきます。
たとえばこういう感じです。
- 月〜水のランチ:近隣オフィスの会社員、一人飲食に抵抗のない層。「一人でも入りやすい」「早くて美味しい」「コスパが高い」が刺さる。
- 木〜金のランチ:週末前の気分が上がりやすい日。「週末前のご褒美ランチ」という切り口が有効。ちょっと贅沢な日替わりや限定メニューが響きやすい。
- 平日のディナー:記念日や誕生日の小グループ、地元の常連さんが中心になりやすい。「静かにゆっくり過ごせる」という価値が強み。
このプロフィールを書いてみると、「発信する内容」「発信するタイミング」「使うメディア」が全部変わってきます。
月曜の朝にInstagramで「週末の混雑ありがとうございました」という投稿をしても、月曜ランチには誰も来ません。それより日曜の夜か月曜の朝に「今週の平日ランチ、実は空いてて快適ですよ」というLINE配信を打つほうが、よっぽど動きます。
✓ ここまでのポイント
- 平日が閑散としているのは商品力の問題ではなく、「曜日ごとの顧客像」を無視した販促が原因
- 月〜金の各曜日で「来られる客層」が違うため、メッセージも発信タイミングも切り分ける必要がある
- SNSより「LINE配信」のほうが曜日別の即効性が高い場面が多い
曜日別販促に使える3つの手段
では実際にどんな手段を使えばいいか。僕が会員さんによく伝えているのは、次の3つの組み合わせです。
①LINE公式アカウントの「曜日別シナリオ配信」
これが一番即効性があります。月曜の朝にLINEで「今週の平日ランチおすすめ3選」を配信する。木曜の夜に「明日金曜ディナー、今ならご予約受付中です」と打つ。これだけで動きが変わります。
ポイントは「呼び込みに見せない」ことです。「来てください」ではなく「今週こういうメニューを仕込みました」という情報共有のトーンが、お客さんに受け入れられやすい。LINEはザイアンス効果(接触頻度が増えるほど好感度が上がる効果)が働く場所なので、週2〜3回の配信でじわじわ関係を育てるイメージです。
②店内POPで「平日だからこそ」の価値を伝える
週末に来たお客さんに「実は平日のほうが空いていてゆっくりできますよ」という情報を伝えるPOPを置く。これだけで、既存客が平日に来てくれる導線が生まれます。
「平日限定」「◯曜日だけのメニュー」という表現を使うことで、希少性が生まれて来店動機になります。同じ素材でも「月曜限定!週替わり親方の気まぐれ丼」と書くだけで全然印象が違う。ネーミングひとつで客単価も変えられるんですよね。
③Google広告の「曜日・時間帯ターゲティング」
Google広告には、曜日・時間帯を絞って広告を出せる機能があります。「月〜金の11時〜13時だけ広告を出す」という設定が可能なんです。広告費の無駄を最小限にしながら、平日ランチを探している人にピンポイントで届けられる。月3万円からでも十分効果を体感できます。
「広告はコストじゃなくて投資」という話をよくするんですが、曜日・時間帯を絞ることで投資効率がグッと上がります。「怖くて踏み出せない」という方こそ、まず曜日を絞った小さな一歩から始めてみてほしいです。
「チラシとGoogle広告を組み合わせたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。新規客が約2倍になって、客単価も1,400円上がりました。以前はとにかく値引きしないとお客さんが来ないと思い込んでいたんですが、正直こんなに変わるとは思っていなかったです」
居酒屋オーナー(40代・男性)
「やることが多すぎる」と感じたら、まずここだけ
ここまで読んで「なんか色々やることがあって大変そう」と感じた方もいるかもしれません。わかります。
でも正直に言うと、全部一気にやる必要はまったくないんです。「100の知識より1つの実践」という話をよく会員さんにするんですが、まず「平日ランチの客層を一人だけ思い浮かべてLINEを一通書く」というところから始めてみてください。
「近くで働いてる○○さんなら、今週何が気になるだろう」という視点で書いた一通が、汎用的な「今週のおすすめ」より何倍も読まれます。
曜日別販促の本質は、要するに「その曜日にお店に来られる人の顔を思い浮かべて発信する」という、シンプルな話なんですよね。
「LINE集客とフォローアップの自動化を整えたら、リピート率が38%から71%になりました。月商も年間で1.6倍になって、特に平日の動きが全然違います。正直、こんなに仕組みで変わるものかと驚いています」
美容室オーナー(2店舗経営・30代・女性)
まとめ:平日集客の「当たり前」を一度疑ってみてほしい
平日のランチ・ディナーがガラガラなお店に必要なのは、値引きでも新しいメニュー開発でもなく、「曜日ごとに来るお客さんに合わせたメッセージを、適切なタイミングで届ける仕組み」です。
LINE配信、店内POP、Google広告——それぞれ単独でも動きますが、3つが連動したときに一番大きく変わります。これは実際に支援してきた1,000店舗以上の経験から断言できます。
「うちの料理は美味しい。でも伝わっていない」という悔しさを持っているオーナーさんに、ぜひこの考え方を使ってみてほしいです。
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