「わっしょい」セミナーへ向かう電車の中から
今日は浜松駅で「わっしょい」セミナー。
これから電車にぶらり揺られながら向かっているところです。
AIは便利だけど「知識」がなければ無力になる
最近、つくづく感じることがあります。それは「AIは有益だけれども、使う人の理解が浅いとまったく無用なものになる」ということです。
たとえば、POPの文章ひとつにしても、AIはそれなりに作ってくれます。
でも、その人がそもそも「人はなぜその商品やサービスを欲しくなるのか?」「利用したくなるのか?」という消費者の購買心理を理解していなければ、
AIが作成した文章の良し悪しを判断できません。
そもそも、AIへの指示自体が誤っている可能性も高いのです。
「学問のすすめ」に込められた本質
明治時代に大ベストセラーとなった福沢諭吉の「学問のすすめ」。
有名な一節「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」だけがよく知られていますが、本当に大切なのはその後に続く言葉です。
福沢諭吉はこのように続けています。
「とは言え、実際には賢い者もいれば、愚かな者もいる。豊かな者もいれば、貧しい者もいる。社会には雲泥の差があるのだ」と。
そして、その差を生むのが「学問=知識と教養」だと説いています。
「分かち合い」による本当の豊かさ
福沢諭吉が「学問のすすめ」で伝えたかったことは、個人の成功ではありません。
彼は「富国強兵」すなわち、強く豊かな国をつくるために、民が学ぶ必要があると伝えたのです。
現代は個人主義が強くなり、「自分さえ良ければ」と考える人も多くなりましたが、本当の豊かさは「分かち合い」にある──私はそう思います。
どんな時代でも変わらないこと
話が少しそれましたが、結局のところ、どれだけ便利なツールが世の中に登場しても、それを使う人間が正しい知識を持っていなければ意味がありません。
むしろ「学び続ける」ことが、今ほど重要な時代はないかもしれません。
学生時代よりも、今のほうがよほど「学問のすすめ」が身にしみますね(笑)
AIも広告も集客も、すべては「正しい知識」があってこそ活きてきます。
すぐに答えを求めない姿勢が未来を拓く
そして、今の風潮として気になることがあります。
それは「すぐに答えを求める人」が非常に増えているということです。
検索すれば、AIに聞けば、すぐに「それっぽい答え」は返ってくる。
だからこそ、考える前に「答えを見に行く」クセがついてしまっているのです。
自分と向き合うことなく、すぐに結論を知りたがる。
答えのないこと、正解のわからない状況に対して不安を感じ、許容できない。
この姿勢は、一見「合理的」に見えて、実はとても危うい考え方です。
なぜなら、それは「思考する力」「選択する力」を削ぎ落としていくからです。
探究する人こそ、人生が豊かになる
一方で、自ら問いを立てて、思考し、試行錯誤を繰り返す人は、確実に力をつけていきます。
今の時代、情報はあふれかえっています。
大切なのは、「情報に触れる力」ではなく、「情報を選び活かす力」です。
そのためには、探究すること、自分の頭で考え続けることが何より大切なのです。
安易な正解を求めるのではなく、自分で答えを見つけにいく。
その姿勢を持つ人こそ、確実に未来を拓いていきます。
あなたも「考えること」「悩むこと」「わからないことと向き合うこと」を恐れず、
本質を掴むための探究の道を、ぜひ一緒に歩んでいきましょう。
それが、人生を面白くし、お店も豊かにする秘訣です。
今後も共に学び、実践し、成長していきましょう!
▼あなたの少し前に探究を始めたあるお寿司屋さんのリアルストーリーはこちら▼
haward-joyman.com/15134-2/
ハワードジョイマンでした!