8.理念型求人

現場にでないことへの葛藤と現実の具体策

皆さんこんにちは、
美容室経営者の佐藤祐司です。

私が真剣に現場を離れようと考えたのは13年前になります。
現在はほぼ引退して、スタッフに任せています。

その頃までの私は、とにかく技術ありきで、
ある年は、週1回の休みを利用して、渋谷にある、HGさんのメークスクールにも通っていました。

つまり、その年は365日仕事だったんです。
仕事人間?
そんな自分が好きでした!

現役引退のきっかけになったのは、ある出来事で売上が一気に45%ダウンした時、ある人のひと言でした。

「佐藤さん、いち、職人ならそれもいい。だけど佐藤さんは経営者でしょう。
だったら経営者としての勉強をしなくちゃ、その時間が取れないと、経営者にはなれないよ。

どんなに性能のいい新幹線も、レールは敷けないでしょ、
経営者がしっかりとしたレールを敷く事で、新幹線は安全快適、
しかも早く走れるんだよ。

佐藤さんはレールを何本も敷くことが仕事じゃないの!」

語弊があるかもしれませんが、性能のいいスタッフを育てても、
自分で方向を決めることができない(難しい)。

だから、経営者が儲かる仕組みをしっかり作り、あとはスタッフに、
その上を走ってもらえばいいということでした。

確かにそうも思いましたが、そうは簡単に現役引退はできません。
その最大の敵は、私自身の気持ちの問題です。

みなさんもそうではないですか?
・自分が一番お客さんを持っている、引退したら売上、下がるだろうなー
・あの人この人とお客さんの顔がちらつく
・スタッフを信用してないとかでなく、心配でたまらない。

極めつけは、
経営者の勉強?明日から何をすればいいの?
人は毎日仕事もしないでプラプラしてるなんて思うんだろうなー

そしてドキドキしながらやっと行動する時が来ました。

まずはスタッフに何故引退するのか。
そして何をして欲しいのか説明しました。

そして簡単なマニュアルも用意しました。
せっかく引退しても、あれこれあてにされたり、
頻繁に相談されてしまうと、本来の目的である、
・経営者としての時間をつくる
・スタッフに任せることで、責任感を身に付け成長してもらう
か達成できなくなるからです。

<マニュアル>
・1度聞いたことはメモって、同じことは聞かない
・業者さんへの連絡先は全て書き出しておく
・メルマガ・DMなど毎月やらなければいけないことのチェックシートを用意する
・よほどの緊急時以外は、電話でなくメールで連絡
・メールで日報を送る(報告を徹底する)
大まかにこんな感じです。

最大の難関は、お客様を失客しないように引き継ぐ事。
美容師(技術職の人は皆そうでしょう)の最大の弱点でもある、
プライドに触れる部分です。

お客様の前で、この先担当するスタッフも呼んで、
引き継ぎの話をしました。

その時、
お客様を安心させるために、
わざと「ここが難しいから」
「このようなボリュームが必要だから」
「ここをカットする時は充分気お付けて」など、

あくまでもお客様を安心させるための、トークでありパフォーマンスです。
この事をスタッフと充分打ち合わせをしておかないと、スタッフのプライドが暴れ始めてしまうからです。

もう一つ、多くのお客様の中には、
「エッこの人で大丈夫なの?」という不安そうな顔つきになる方がいらっしゃいます。
ですから、そんな時でも気にしないように話をしました。

よ~く考えれば分かりきった事なのですが、
私も初めて、スタッフも初めての経験なので、
細かい修正や追加はありましたが、行動してみると以外にスムースに終わりました。

おかげさまで今では、スタッフが頼もしく成長してくれています。
むしろ、日々いろんな事が変わっていたり、行われたりしていて、
知らない私が1人寂しい思いしたりする事も多々あります。

結果として、
・経営の勉強をする時間が生まれます。
・自分に体と時間の余裕が出る事で、スタッフを見る目、接し方、思いやる気持ちが変わります。
・給料を取らせてやらなければという気持ちになります。
・スタッフの悩みや愚痴を聞く余裕が出てきます。

そして最後に、私自身に課した課題。
それは、とにかくスタッフの行動したことを褒める。
褒めるところがないような場合、さもないことを頼んで、褒める状況を作ってでも褒める。

たったこれだけで、スタッフとの関係がすこぶる良好になるため、スタッフも生き生きと楽しそうに仕事をしてくれるようになります。

オーナー経営者のあなた。
是非、現場に出ない勇気を持ってください、親が子離れをするように。

経営者としての時間ができ勉強して、儲かる仕組みのレールを敷く事で、
あなたのお店はもっともっと大きく成長できる可能性を秘めています。

あなたの未来を応援します。

佐藤祐司

来月10月1日~10月3日の2泊3日で
お客さんを集めるための仕組み構築合宿を
ジョイマンが開催するそうです。

3日間お店を離れて
スタッフに任せる機会にしてみたら
いかがですか?
www.haward-joyman.com/kitaoka/

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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