popでお店が繁盛する

FROM:沖縄のホテルより
ハワードジョイマン

昨日から明日まで
沖縄にいます。

私はホテルの隣の
万国津梁館で仕事&勉強です。

この万国津梁館は、
沖縄サミットが開催された会場で
その際のスケジュールや各国首脳の宿泊した
ホテル一覧が掲載されていました。

各国首脳は
宿泊するホテルがバラバラ。

きっと、首脳クラスの要人が
1つのホテルにまとまってしまったら
万が一の不測の事態に一気に各国首脳がやられてしまう。

「だから、ホテルもすべて分散させるんだな~」と
見ながら考えていました。

実際は違うかもしれません。
私はSPでもないので、そういったことは分かりませんが、、、
このように1つの事実「宿泊ホテルが違う」ということに対し、
自分の中で問答してみる。対話してみるというのは大事です。

この対話というのは
とっても大事で、本というのは
単にそこに書かれている情報を知るためのものではなく
そこに書かれている事柄から、
それをもとに、著者と対話する。

このことにおいて
著者と対話できる唯一の貴重な資料です。

例えば、福澤諭吉の本を読んだとします。
福澤諭吉はすでにこの世にはいません。

でも、本を通じて
福澤諭吉と対話することができます。

私は、最初、この話を聞いた時に、
まったくもって理解できませんでしたが、
今は、ようやくこの対話の意味が分かりつつあります。

とっても楽しいです。

例えば、福澤諭吉の「学問のすすめ」を例にとると
なぜ、この本を書いたのか?

時代背景と福澤諭吉の考え方を通じ、
では、今の時代に私は何を考え、
どう行動するか?
福澤諭吉の著書を通じて福澤諭吉と対話し、
結果的に、自分自身の考えを構築します。

さて、なんだか難しそうな話になりましたが、、、、

あなたも自分のお店に関して、

自分のお店はこんなお店なんだ!
こういうつもりで運営している
お客さんには、こうしてほしい

などなど、
自分の考え方やこだわりがあると思います。

こうした自分の思いやこだわりを
全く伝えてないので、
※伝えているつもりでも全く伝わってないので、

お客さんにお店の魅力を理解してもらえていない、、、
結局、他店との価格競争をいつまでも繰り返し、
利益がとれてない方って多いです。

結局、お客さんなんて言うのは、
自分の都合や価値観を基準に考えて、
それをお店に押し付けようとします。

そんな訳の分からない価値観で
お店を判断されるわけです。

お客さん「このカレー辛い!」

お店としては、
この辛さこそが本当のカレーのおいしさだと思っても、
お客さんは自分の味覚という(個人の価値観こそが絶対)
自分にしか通用しない価値観を全てに当てはめようとします。

こうした聞く必要のないお客さんの声に惑わされ、
カレーが辛いと言われれば、辛さを抑え、、、

こうしてお客さんの奴隷とかして、
いつしか自分たちが持っていた本来の良さを
自ら消してしまう訳です。

では、自分たちの思いや考えを理解してもらい、
お客さんにその良さを理解浸透してもうためには
どうしたらいいか?

その手段の1つが、
POPです。

POPというのは、
基礎であり、基本であり、
行き着く終着駅もPOPだったりします。

なぜなら、POPという限られた紙面で
自分たちの伝えたいことを伝えられるようになれば、
その能力は、チラシやHPで新規客を集める際にも生かされますし、
全ての宣伝販促ツールにその能力が生かされるからです。

弊社のこのブログを丹念に読んで活用してくださっている方なら
分かると思いますが、

POPというのは、複数の役割をもったPOPがあります。

1つは、商品が売れるためのPOP。
そして、もう1つは会話を生むPOP。
POPを通じて、お客さんがお店のスタッフに話をする
きっかけを作るPOPですね。

そして、もう1つPOPで果たせる役割があります。

それが、お店の考えを
お客さんにスムーズに浸透させる役割があります。

例えば、先ほど出たのでカレーやさんを例にとります。

何も書いて無ければ
お客さんはお店のこだわりや考えなど知らないまま
自分の価値観で判断します。

「このカレー辛い、、、」

しかし、お店がなぜ、この辛いカレーにこだわっているか?
そこに行き着いたのかを書いてあったらどうでしょうか?

(ここから)
私は世界35か国を旅し、
各地で食べられているカレーを味わいました。
一口にカレーと言っても、
各国ごとにカレーの美味しさは、様々。

しかし、1つだけ言えることがありました。
それは、どこのカレーもその国でとれる香辛料に
美味しさの秘密があったのです。

そこで私は、香辛料こそがカレーの美味しさだと思い、
辛さの中に野菜の甘さが溶け込んだスパイシーな
カレーを目指しています。

最初の一口はピリリと辛い。
しかし、食べ進めるうちに野菜の甘さを徐々に感じ、
気づけばこのカレーのとりこになる。
これこそが私が考える美味しいカレーです。

(ここまで)

例えば、あなたがカレーやに行ったときに、
何も知らずにカレーを食べるときと、、、、

上記のPOPを読んでから食べるカレーでは、
そのカレーに対する印象は変わります。

何も知らないで食べたときは、
自分の味覚だけが判断基準。

自分の口に合わないカレーは
全てまずいカレーに分類されます。

そして、口コミレビューなどに
「辛くてまずい」と書かれる可能性が大です。

しかし、このようなこだわりを知ってから食べると、
自分の味の好みだけの判断はなくなります。

カレーというのは、
スパイシーさが美味しさなんだと
新しい味を知るきっかけを作り、
お客さんに新しい価値基準を教育することができます。

中には、この美味しさっていいよねという方もでてきます。

もし、口に合わないとしても、

「私は辛いカレーが苦手なので口に合いませんでしたが、
 スパイシーなカレーが好きな人には、
 たまらないカレーでしょう」

このような感想に変わってきます。

POPというのは、
すぐに結果が出るので
お店の売上を伸ばしたい方が
マーケティングや広告宣伝の実践をするのに、、、

その第一歩としては
すごく良いです。

さて最後に、、、、

「伝える」ということ。

私たちの店舗経営にとって
非常に大事なことです。

あなたのお店が
この伝えることの重要性を理解し、
それを武器に、お店の売上を伸ばすこと。

応援しています。

ハワードジョイマン

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