あれこれ

飲食店のメニュー開発をAIで10倍速にする、プロンプト設計の基本

新メニューを考えようとして、いざ白紙のノートを広げたら……手が止まってしまった。そんな経験、ありませんか?

「また鶏の料理か」「旬の食材を使いたいけどアイデアが浮かばない」──料理一筋でやってきたからこそ、むしろ発想が固まりすぎて身動きが取れない、というオーナーさんは実は多いんです。

でも最近、その「詰まる時間」をほぼゼロにする方法が出てきました。ChatGPTやClaudeといったAIを、ちゃんとした「プロンプト設計」で使うことです。

ぼくがこれを会員さんに伝えると、最初は「えー、AIって難しそう……」って顔をされるんですよ。でも実際にやってみると、「え、これ30分でできました?!」ってなる。それがプロンプト設計の面白いところなんです。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店のメニュー開発でAIが使えると何が変わるのか
  2. AIに「ちゃんと動いてもらう」プロンプト設計の基本的な考え方
  3. 名物メニュー開発→ネーミング→プレスリリースまでをAIでつなぐ流れ
  4. 今日から使えるプロンプトのヒントと、実践するための最初の一歩

こんな方におすすめ

  • ✅ メニュー開発のアイデアがいつも同じパターンになってしまう方
  • ✅ AIを使ってみたいけど、飲食店経営にどう活かせるかピンとこない方
  • ✅ 新メニューを作っても口コミやSNSで広まらずもどかしい思いをしている方
  • ✅ 仕込みや接客で手一杯で、販促に時間をかけられない飲食店オーナーさん
  • ✅ ChatGPTやClaudeに興味はあるが「ちゃんと答えが返ってこない」と感じている方
飲食店のメニュー開発をAIで10倍速にする、プロンプト設計の基本 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「AIに聞いたけど使えない答えが返ってきた」──その原因は入力側にある

会員さんから「ChatGPTに新メニューを考えてって言ったら、普通のこと言われた」という話をよく聞きます。「旬の食材を使いましょう」「地元産の野菜を活かしてみては」……うん、それはそうなんだけど、知りたいのそこじゃないよねって(笑)。

これ、AIが悪いんじゃないんです。「入力」が雑だと「出力」も雑になる。それだけの話なんですよ。

プロンプト設計というのは、AIに渡す「情報の設計」のことです。料理に例えると、食材の質だけでなく「切り方・火加減・味付けの順番」まで指定することで、初めて狙った料理が仕上がる──そのイメージです。

具体的には、AIに以下の情報を渡すだけで、出力の質がガラッと変わります。

  • あなたのお店の業態・コンセプト・客層
  • 客単価・席数・注文率の高いメニュー
  • 開発したいメニューのジャンル・制約(原価率・仕込み時間など)
  • 「こんな感じのアイデアを○個出して」という具体的な依頼形式

これを「プロンプトテンプレート」として型にしておけば、毎回ゼロから考える必要がなくなります。ぼくが会員さんに提供しているAIプロンプト105テンプレートの中にも、飲食店のメニュー開発専用のものが含まれているんですが、コピペして自店情報を埋めるだけで使えるように設計しています。

名物メニューは「天才的なアイデア」より「組み合わせの発想」で生まれる

ここで一つ、大事な考え方をお伝えしますね。

「名物メニューを作るなんて、うちには無理」と思っているオーナーさんが多いんですけど、実は名物って、天才シェフだけが生み出すものじゃないんです。

カツカレーって、カツとカレーの組み合わせですよね。麻婆豆腐に唐揚げを乗せたら麻婆チキン。このくらいシンプルな「既存×既存」の発想で、ありそうでなかったメニューは生み出せる。

AIはこの「組み合わせの量産」が得意なんです。

たとえばこんなプロンプトを試してみてください。

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「私は○○(業態)の飲食店を経営しています。客単価は○○円で、30〜50代のファミリー層がメインです。現在の人気メニューは①○○②○○③○○です。これらを組み合わせたり、ひとひねりを加えることで、SNSで話題になりそうな新しいメニューのアイデアを10個出してください。各アイデアには料理名のアイデアも添えてください。」
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これだけで、10個のたたき台が出てきます。その中から「これ面白いかも」を2〜3個に絞って、さらにAIに「このメニューに合うネーミングを5パターン考えて」と続ける。ここまでで、普段なら何時間もかかっていた作業が30分以内で終わります。

「名物メニューを作るのに、特別な才能は要りません。大切なのは『ありそうでなかった』という視点と、それを言葉で伝える技術。AIはその両方を一気に加速させてくれる道具なんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • AIへの「入力の質」を上げることで出力は劇的に変わる。プロンプトには店の情報・制約・依頼形式を明記しよう
  • 名物メニューは「既存×既存」の組み合わせで作れる。AIはそのアイデア量産が得意

プロンプト設計のSTEP:メニュー開発から発信まで一気通貫にする

メニュー開発 STEP 1

自店の「プロジェクト情報」をAIに記憶させる

ChatGPTの「カスタム指示」機能やClaudeの「プロジェクト」機能を使って、あなたのお店の基本情報(業態・客層・既存メニュー・コンセプト・原価の目安)を最初に登録しておきます。こうすると毎回同じ説明をしなくて済む。「自分専属のマーケッターAI」として育てていくイメージですね。

⚠️ よくある失敗:最初の一回だけ入力して、その後は新しいチャットで毎回ゼロから話しかけてしまう。情報を蓄積して使い続けることが重要です。

メニュー開発 STEP 2

「アイデア出し」と「絞り込み」を分けてAIと対話する

最初のプロンプトでは「量を出す」ことに集中します。「良いか悪いか」の判断はこの段階ではしない。AIが出した10〜20のアイデアを一覧で眺めて、「なんか面白そう」という感覚で2〜3個に絞る。その後、絞った案に対して「詳しく肉付けして」「実現可能な仕込み手順を考えて」と掘り下げていきます。

⚠️ よくある失敗:最初から「実際に使えるメニューを1つだけ出して」と絞りすぎると、AIのアイデアの幅が狭まります。まず広げてから絞る、が基本です。

メニュー開発 STEP 3

ネーミングとPOP文・SNS投稿文をまとめてAIに作らせる

メニュー名が決まったら、そのままの流れで「このメニューのPOPに使えるキャッチコピーを3パターン」「Instagramの投稿文を書いて(ハッシュタグも)」「LINEで告知するメッセージ文を作って」と続けて依頼します。一つのアイデアから、複数の販促素材が同時に仕上がる。これが「10倍速」の正体です。

⚠️ よくある失敗:AIが書いた文章をそのまま使おうとする。必ずオーナーさんご自身の言葉に少し直してください。「店主の声」が入るだけで、お客様への響き方が全然変わります。

メニュー開発 STEP 4

プレスリリースもAIで当日中に仕上げる

新メニューができたら、マスコミへのプレスリリースもAIで作れます。「このメニューの開発背景・こだわり・お客様への価値を含めた、テレビや新聞に取り上げてもらえるようなプレスリリースを書いて」と依頼するだけ。FAX代だけで地元のテレビ・新聞・ラジオに配信できる。継続することで取材依頼が来る関係性に育っていくんです。

⚠️ よくある失敗:「一回送ったけど取り上げられなかった」で終わる。プレスリリースは継続が命。月1回でも送り続けることで、記者さんの記憶に残っていきます。

「AIに何を聞いても同じ答えが返ってくる」を卒業する、ひと工夫

ここまでやっても「なんか平凡なアイデアしか出てこない」と感じる時は、プロンプトに「制約」と「視点」を加えてみてください。

❌ よくあるプロンプト(平凡な答えが返ってくる)

  • 「新メニューのアイデアを出して」
  • 「人気になる料理を教えて」
  • 制約・業態・客層・既存メニューの情報がない

✅ 推奨プロンプト(具体的で使えるアイデアが返ってくる)

  • 「静岡県清水エリアの海鮮居酒屋。客単価4,500円、30〜50代のサラリーマン男性がメイン。駿河湾の桜えびを使った既存メニューに、地酒との相性を意識したひとひねりを加えた新メニューを5個提案して。原価率は35%以内で」
  • ローカルな食材・地域性・客層・原価の制約まで入れることで、AIの答えが一気に「うちの店向け」になる

地域の食材や名産品をキーワードに入れると、「ここにしかない」メニューの可能性がぐっと広がります。静岡なら桜えび・しらす・安倍川もち・わさび、清水なら港の朝どれ魚介……こういったローカル要素をプロンプトに組み込むだけで、観光客にも地元客にも刺さるメニューの種が出てきます。

「小売店のアパレルオーナーさんが、AIで販促文の作成速度を10倍にされました。飲食店でも同じことが起きています。AIは道具です。使いこなすかどうかは、プロンプトの設計次第なんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「月商60万円の赤字続きだったイタリアンが、メニューの見直しと販促の仕組み化で月商470万円・利益200万円になりました。最初の一歩は『伝え方を変える』ことでした。」

増益繁盛クラブ会員(イタリアンオーナー)

まとめ:「考える時間」をAIに渡して、「磨く時間」をオーナーが持つ

メニュー開発で一番時間がかかるのは、実は「アイデアを出す段階」じゃないかと思っています。白紙の前で悩む時間、それをAIに渡してしまう。そしてオーナーさんは「このアイデアをどう自分の店らしくするか」という「磨く時間」に集中できる。それが、AI活用で本当に起きる変化です。

ぼくが会員さんにお伝えしているのは「100の知識より1つの実践」という考え方です。今日この記事を読んで、一つだけでいいので試してみてください。まず自店情報をまとめて、ChatGPTに「新メニューのアイデアを10個出して」と入力するところから始めてみてください。

「結果が全然違う」という感覚、きっとすぐに実感してもらえるはずです。

増益繁盛クラブでは、飲食店・美容室・小売店のオーナーさんが今日からそのままコピペで使えるAIプロンプトテンプレート(105種類)を用意しています。メニュー開発はもちろん、POP文・SNS投稿・LINE配信・Google広告キーワードの抽出まで、業種特化型で作っていますので、「汎用的なAI本」とは全然違います。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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