頭頂部がぺたんこになるのはなぜ?
原因と、美容師がすすめる本当の解決策
こんにちは。芦屋の美容室・アトリエ クロエの木下です。
先週、久しぶりに大阪へ出かけてきました。友人に誘われて梅田の居酒屋へ。そこで出てきた純米吟醸がもう絶品で——ほのかな甘みとキレのいい後味が、ちょうど春先の夜風にぴったりで、気づいたらするする飲んでいました(笑)。普段はお客様の髪のことを考えている頭が、あのときだけはするっと空っぽになって。ああいう時間って大事だなあとしみじみ感じました。
さて。大阪から帰ってきた翌朝、ふと鏡を見ていて思ったんです。春って、なんとなく気分を一新したくなる季節ですよね。髪型を変えたくなる方も多いこの時期に、ひとつ大切なことをお伝えしたくて、今日はこのブログを書いています。
テーマは、「頭頂部がぺたんこになる」こと。
「最近、トップがぺたっとしてきた気がして…」「以前と同じシャンプーを使っているのに、なぜか髪がふんわりしなくなった」——そんなお悩みを、40代以降のお客様から本当によく聞きます。実はこれ、ただのくせ毛や髪質の問題ではなく、年齢とともに起きる複数の変化が重なった結果なんです。今日はその原因と、私たちが取り組んでいる解決策をできるだけ詳しくお伝えします。
①毛根が傾く ― 加齢で頭皮のコラーゲンが失われる
髪の毛は、頭皮の中にある「毛包(もうほう)」というポケットの中から生えています。若い頃は毛包が頭皮にしっかり垂直に支えられているため、髪は根元からピンと立ち上がります。ところが40代を過ぎると、頭皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、毛包を固定する力が弱まってきます。
結果として毛包が徐々に傾き、髪が根元から寝てしまう——これが「ぺたんこ」の根本原因のひとつです。
毛包の傾きは、ケアだけでは元に戻せません。傾いた毛包の角度に合わせて、根元から自然なボリューム方向に立ち上がる「形状」を作ってあげる必要があります。これが、後でご紹介するドクターパーマの考え方の核心です。
②髪質の変化 ― 「うねり」と「細さ」が同時に進む
加齢とともに、髪そのものの構造も変わってきます。主な変化は大きく二つ。
髪が細くなる(軟毛化)
毛髪の主成分はケラチンというタンパク質です。年齢とともにケラチンの生成量が落ち、髪が細く、コシのない「軟毛」に変化していきます。細い髪は自分の重さで寝てしまいやすく、ボリュームが出にくくなります。
うねりが出てくる
髪の毛は断面が真円に近いほどまっすぐで、楕円形に近いほどうねります。加齢でケラチンの分布が不均一になると、断面形状が乱れ、うねりや広がりが出てきます。くせが強くなってまとまらないのに、ボリュームは出ない——という厄介な状態になるのはこのためです。
軟毛のうねりは、むやみにボリュームを出そうとするとかえって広がってしまいます。大切なのは「根元の立ち上がり」をコントロールしながら、毛先はまとまりを出すこと。扱いやすさと自然なふわっと感を両立させる設計が必要です。
③頭皮環境の悪化 ― 血流不足と皮脂バランスの乱れ
健康な髪は、健康な頭皮からしか生まれません。ところが加齢やストレス、女性ホルモンの変化によって、頭皮の血流が落ちたり、皮脂分泌のバランスが崩れたりすることがあります。
- 血流が悪くなると毛根への栄養供給が落ちる → 細く弱い髪しか育たなくなる
- 皮脂バランスが崩れると毛穴が詰まりやすくなる → 毛根が正常な角度を保てなくなる
- 頭皮が固くなる(緊張)と、毛包が動きにくくなる → 根元が立ち上がらない
- 更年期以降は女性ホルモン(エストロゲン)の急減が重なる → 毛周期が乱れ、抜け毛が増えやすくなる
「シャンプーを変えたのに改善しない」という声をよく聞くのですが、ホームケアだけで頭皮環境を根本から変えるには限界があります。これはサロンでのプロの施術と組み合わせることで、はじめて大きく変わってきます。
では、どうすればいいのか ―「ドクターパーマ」という選択肢
ここまで読んでいただいて、「原因はわかった。でも結局、どうしたらいいの?」と思われた方も多いかと思います。
私がこの問題に長年向き合ってきて出した答えのひとつが、アトリエ クロエ独自のメニュー「ドクターパーマ」です。
「パーマって、ウェーブをつけるものじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。でも、ドクターパーマはウェーブのデザインより先に、根元の立ち上がりを作ることを目的にしています。だから仕上がりは「パーマっぽさ」より「自然なボリューム感」。「今日は何かしたの?」ではなく「なんか最近、髪がいいね」と言われるような変化を目指しています。
こんな方に特にご相談いただきたいです
- トップがぺたんこになって、なんだか老けた印象に見える気がする
- 毎朝ドライヤーで根元を起こすのが大変になってきた
- 以前パーマをかけたとき、傷んで後悔した経験がある
- 髪が細くなってきて、カラーやトリートメントのもちが悪くなった
- うねりと薄さが混在していて、どうスタイリングすればいいか分からない
ドクターパーマは、かけた直後よりも、2〜3回繰り返すうちに「髪が育つ方向」を正してあげることで、より大きな変化を感じていただけます。「一度かけて終わり」ではなく、通うたびに頭頂部が変わっていく——それを体感してもらえるのが、私が一番やりがいを感じる瞬間です。
春は、髪を変えるベストシーズン
3月に入り、芦屋でもだいぶ日差しが柔らかくなってきました。桜の開花予報も出てきて、なんとなく外に出たくなる季節ですね。春は新しい自分を試したくなる時期でもあります。
実は、春先はパーマをかけるのに非常に向いている季節でもあります。夏の紫外線ダメージや冬の乾燥が少なく、比較的髪の状態が整っていること。そして気温が上がるにつれて、ふわっとした軽い仕上がりがとても映えること。
梅田で飲みながら、来てくれているお客様たちのことを考えていました。毎月通ってくださる方の髪が、半年・一年かけて少しずつ変わっていくのを見ていると、本当に嬉しくなります。「最近、別の人みたいに明るく見えるね」と言ってもらえた、そんなエピソードを聞かせてもらうたびに、この仕事をやっていてよかったと思います。
もし今、ぺたんこが気になっているなら、ぜひ一度ご相談ください。
ご予約・ご相談はお早めに
おかげさまで、常連のお客様からのご指名が多く、
特に週末・平日午前の枠は数週間先まで埋まっていることが多い状況です。
「行こうと思っていたのに予約が取れなかった」とならないよう、
お早めにご連絡・ご予約をお願いします。
お電話でのご予約・ご相談も承ります:0797-80-7508(9:30〜19:00 年中無休)
大型サロンのマネージャーを10年経験後、英国に1年留学。2017年に芦屋市にてアトリエ クロエを開業。40代以降の大人女性の髪の悩み(白髪・ボリューム減・頭皮ケア)に特化し、「通うたびに髪が元気になる」施術を追求している。好きなものは日本酒と、お客様の「変わったね」という笑顔。