販促活動とは伝道活動(入門笑人流繁盛術 その16)

「やすしきよし」の漫才を見ていて、いつ見ても面白いな~って思っていました。

漫才師とか落語などの芸の道って、弟子が師匠に弟子入りし、流儀や作法を学びながら、成長していき、免許皆伝というか、一人前として成長していきます。

これって笑売でも同じなんですよね。

なぜなら、あなたが価値を伝えることで、その価値をお客さんが知り、価値を理解し、ファンとなって価値を共有するようになるんです。

つまり、店主のあなたが師匠で、お客さんがあなたの弟子なんです。

漫才や落語の師匠は、弟子に様々な形で、芸の道を教えます。

口で伝えたり、体で伝えたり、時には教えないことで教えたり・・・。

全ての行為が、伝道活動なんです。

そして、師匠が教える事というのは、単に漫才のやり方とか落語のやり方だけではありません。

人としての礼儀作法から、生き方や流儀など、あるべき姿を教えているのです。

実は、笑人も同じなのです。

笑人は、商品を売るのが仕事ではありません。あなたはお客さんの暮らしをサポートし、笑顔で楽しい生活を演出するのが仕事です。

だから、笑顔を生み出す笑人なんです。

そこには、師匠と弟子の関係性があるんですね。そのためには、価値を伝え続けることが大事なんです。

いわば、伝道活動なんです。

では、お店の場合は、どのような形で伝道活動をするのか?
それが販促活動を通じて価値の伝道活動を行うのです。

あなたが発信している全ての販促媒体は、伝道活動の手段なんです。

チラシ、看板、HP、ブログ、POPなどの全ての販促物は、あなたにとって大切な伝道活動の手段なんです。

だから、以前にもあなた自身が行っている販促活動で、どんな言葉を使っているのかを再確認して下さいとお話したのです。

なぜなら、それがあなたのメッセージであり伝道活動だからです。

そこに書いてあることが、そのままあなたのお店の価値として伝わっているからです。

安売り価格情報が書いてあれば、安売り店としてメッセージが発信され、安売りに共感したお客さんが来店しているのです。

あなたが安売りを好きなお客さんを集めたいのであれば、そのチラシは大成功なわけです。

でも、本当は、あなたが安売り客に来てほしいわけではなく、本当は自分たちの取り組みを理解してほしい方に来店して欲しいなら、今すぐそのメッセージを変更しなければ、現状は変わらないのです。

『でも、安売り情報を載せなかったら、お客さんが来なくなったらどうしよう・・・』

このように感じる方もいるかもしれません。

でも、よく考えてみてください・・・。そもそも今来店しているお客さんが来て欲しい訳ではないわけです。

つまり、本来来て欲しいお客さんと今来店しているお客さんがミスマッチしているならば、そもそも今来店しているお客さんは、来て欲しいお客さんではないわけです。

ならば、本当に来て欲しいお客さんに呼び掛けて、来て欲しいお客さんに来ていただくことがあなた自身のお店の繁盛の本来の姿なのではないでしょうか?

あなたはどんな方にお店を利用してほしいのでしょうか?

その方たちに伝わるメッセージを発信していますか?

あなたが本当のメッセージを発信し出した時・・・。
あなたのお店は着実に変化し、繁盛店への道を歩み始めるでしょう。

応援しています♪

笑人 ハワード・ジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

先日、私が主催している販促力徹底強化セミナーに参加されたある女性経営者が話していたことがあります。


『今のお店はなんで開いたんですか?』

ある女性経営者
『実は、私が病気になりまして、その病気を治すために、
  色々な病院を回ったり、薬を飲んだり、
  健康法を試したんです』

『でも私の病気が治らなかったんです。
  そんな時に私は、●●という方法に辿り着き、
  私は、●●で健康になったんです』

『だから、私と同じ悩みを持っている方に
  健康で幸せな人生を送ってほしいので、
  ●●のお店を開いたんです』


『その事をお客さんに伝えていますか?』

ある女性経営者
『いえ・・・』


『どんなことがパンフレットに書いてあるんですか?』

ある女性経営者
『●●の機械のスペックや機能を説明しています』

さて、あなたは気づきましたか?
機械のスペックや機能、効能よりも、この女性経営者の体験と思いを聞いた方が、このお店を利用したくなりますよね。

販促活動というのは、あなたの伝道活動であり、販促は、あなたの伝道活動を支える大事な伝道手段なんです。

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