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■入門 笑人流繁盛術

「何を売るか?」よりも「誰が売るか?」(入門笑人流繁盛術その15)

1年に4回くらい、無性に食べたくなるラーメン屋さんがあります。

でも、店主は外見が怖い感じですし、店内も静かなので、店主とは一度も会話をしたことがありません。(笑)

正直な話、もっと美味しいラーメン屋さんはあると思います。

でも、無性にこのラーメンが食べたくなります。厳密にいえば、チェーン系のラーメン屋さんなので、他のお店でも似た味はあります。

でも、このお店に行きます。この店主の作るラーメンが食べたいのです。

あなたもそのようなことはありませんか?

同じ商品は他にもある。
でも・・・、あの人から買いたい。
あの人の料理を食べたい。

価値を伝える事は大事ですが、価値の伝え方が大事です。

それは、個人をだして伝えることです。

なぜなら、こだわりを伝えると言っても

単に『●●産』とか『●●製法』などを書いただけだったら・・・、

お客さんは『●●産』とか『●●製法』に価値を感じるだけで、お店に価値を感じません。

つまり、他に『●●産』とか『●●製法』のお店が開店したら、そちらに流出するということです。

だから、大事なことは『何を売るか?』ではなく、『誰が売るか?』ということなんです。

あなたが沢山ある商品の中で、なぜ、『●●産』の食材を使うのか?、なぜ、『●●製法』で作るのか?

沢山ある商品の中で、なぜ、その商品を仕入れたのか?

あなた自身が選んだ理由があるはずです。

そのあなた自身の理由を語り、お客さんがそのことを知ることで、あなたのファンが生まれるのです。

分かりやすいようにあえて極論を言いますが、どこ産だって、何製法だって良いのです。

それよりも大事なことは、あなたが『●●産』を選んだ思い、あなたが『●●製法』を選んだ理由を伝える事です。

だから、あなたのファンが増えるのです。お店のファンが増えるのです。

『何を売るか?』よりも『誰が売るか?』が大事です。

あなたもお店で早速実践してくださいね。

着実にお店が繁盛していきますよ。

笑人 ハワード・ジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

チェーン店は、個人を出せません。なぜなら、各店舗が勝手気ままに個人を出したら、店舗間の統一ができないからです。

だからこそ、あなたは個人を出すことで、価格以外に価値を感じる良いお客さんたちとめぐり合うことができますよ。

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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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