月商400万円で5年間止まっていた飲食店が、半年で620万円を突破した「順序の話」
「料理の腕は上げてきた。スタッフも頑張ってる。でも、売上だけが5年間ほぼ横ばいのまま。」
「忙しい月は客数が増えるけど、手元に残るお金はさほど変わらない。なんでだろう。」
「チラシも作ったし、SNSも更新してるし、食べログのクーポンも出してる。それでも月商400万円の天井が破れない。」
……こういう状況、心当たりありますか?
実はですね、これって「努力が足りない」じゃなくて、「順序を間違えている」だけのことが多いんですよ。
今日は、月商400万円で5年間止まっていた居酒屋さんが、半年で620万円を突破した事例をもとに、「どの順序で何をやったのか」をステップ形式でお話しします。ま、要は「順序さえ合えば、今の努力量でも結果は変わる」という話です。
こんな方におすすめ
- ✅ 月商300万〜400万円台で半年以上売上が止まっている飲食店・美容室のオーナーさん
- ✅ チラシ・SNS・クーポンをやってみたけど、思ったほど反応がなかった方
- ✅ 「次に何をやるべきか」が整理できておらず、なんとなく手を動かしている方
- ✅ 値引きに頼らず、ちゃんと選ばれる店になりたいと思っているオーナーさん
- ✅ 広告費を使うのが怖くて、ずっと後回しにしてきた方

なぜ「順序」が重要なのか:土台なしで広告を打っても消えるだけ
多くの飲食店オーナーさんが、最初にやることが「新規集客」なんですね。「お客さんが増えれば売上が上がる」という発想です。気持ちはわかります。でも、これが順序として間違っている。
なぜかというと、今来てくれているお客さんを十分に活かせていない状態のまま、新規客を連れてきても、穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるのと同じだからです。
たとえば、月商400万円で客数が1,000人いるとして、客単価が4,000円だとします。この状態でGoogle広告を出して新規100人を連れてきたとします。でもその100人の半数がリピートせず、もともとの常連さんの来店頻度も変わらなければ、売上の伸びはわずかです。
一方で、まず既存客の客単価を500円上げるだけで、月商は50万円増えます。計算してみると明らかですよね。
だから順序として、最初にやるのは「新規集客」ではなく「今来てくれているお客さんからの客単価と再来店率を上げること」なんです。
STEP1:まず店内で「価値を伝える」仕組みを作る(0〜1ヶ月目)
最初のステップは、店内POP・メニュー表・接客トークの見直しです。
さっきの居酒屋さんの話をすると、この店にはメニューが40品以上あったんですが、「なぜこの料理が美味しいのか」が一切書いてなかった。産地、こだわり、作り方の特徴、何一つ伝わっていなかったんですね。
お客さんの立場から見ると、「何が特徴の店かわからない」「どれを頼めばいいかわからない」という状態です。だからついつい安いものや見慣れたものを頼む。
そこでまず手をつけたのが、
- 看板メニュー3品のPOPを作る(「なぜ美味しいか」を書く)
- メニュー表に「おすすめ1品」をわかりやすく目立たせる
- スタッフの口頭推薦ができるよう「おすすめトーク」を1分で作る
これだけで、客単価が最初の2ヶ月で800円上がりました。1,000人のお客さんで計算すると、月80万円の増収です。広告費ゼロで、です。
ちなみに、牛丼500円がすき焼き丼なら2,000円で売れる、という話を聞いたことありますか?中身が同じでも、「名前と説明の言葉」で単価は5倍になるんですよ。これが価値訴求の力です。
STEP2:再来店の「仕組み」を作る(1〜3ヶ月目)
次に手をつけるのが「再来店対策」です。
今来てくれているお客さんに、また来てもらう確率を上げる。これが2つ目のステップです。
居酒屋さんのケースで実際にやったのは、LINE公式アカウントの活用でした。
まずレジ横にLINE登録のPOPを置き、「登録でドリンク1杯無料」という特典で友だち追加を促す。来店のたびに登録を促す仕組みを作って、3ヶ月で友だち数が280人になりました。
そこから月2〜3回のLINE配信を送り始めます。内容は「今月の限定メニュー情報」「仕入れでいい素材が入った時の告知」「スタッフが書いたひと言コメント」など。売り込みではなく、「お店の様子が伝わる情報」を届けることがポイントです。
結果として、LINE登録した既存客の来店頻度が月1.2回から1.8回に上がりました。これだけで月商がさらに積み上がっていきます。
「集客はLINE」「関係維持もLINE」という整理をするだけで、運用がグッとシンプルになります。
✓ ここまでのポイント
- 先に「店内の客単価を上げる」仕組みを作ってから、集客に動くのが正しい順序
- POP・メニュー表・接客トークで価値を言語化するだけで、広告費ゼロで客単価は上がる
- LINE公式アカウントで「再来店の仕組み」を作るのが2番目のステップ
「チラシとGoogle広告を組み合わせて、6ヶ月で月商350万円から620万円になりました。特に客単価が1,400円上がったのが一番大きかった。正直、広告より先にやることがあるって気づいてなかったです。」
居酒屋オーナー(40代・男性)
STEP3:新規集客に広告を使う(3〜6ヶ月目)
STEP1とSTEP2を経て、ようやく「新規集客」に動きます。
この段階で初めて広告を使うのには理由があります。店内で価値を伝える仕組みができていて、リピートの仕組みもある。この状態で新規客が来ると、穴の空いていないバケツに水を注ぐことになるからです。獲得コストを回収できる状態になって、初めて広告投資が意味を持つんです。
居酒屋さんが使ったのはチラシとGoogle広告の組み合わせです。
チラシは、当然ながら「ここの店に行ってみたい」と思わせる内容にする必要があります。店名より「商品名を大きく」書く。なぜこの店に来るべきかを、5秒で伝わるようにデザインする。
Google広告は、「清水区 居酒屋」「清水 魚 おいしい」といった地域と商品を組み合わせたキーワードで出稿しました。月3万円から始めて、反応を見ながら少しずつ増やしていく方法です。
「広告費が怖い」という方は多いんですが、広告は「コスト」じゃなくて「投資」なんですよ。3万円出して6万円の粗利が返ってくるなら、それは投資として成立しています。まずは小さく試して、数字で判断する。それだけのことです。
新規客が増え始めたこの段階で、STEP2で作ったLINEの仕組みが活きてきます。「新規で来た→LINE登録してもらう→再来店を促す」という流れが自動的に回り始めるからです。
「LINE集客とフォローアップの自動配信を整えたことで、リピート率が38%から71%に上がりました。新規集客の前にここを固めておいて本当に良かったです。月商も年間で1.6倍になりました。」
美容室オーナー(2店舗経営・30代・女性)
「順序」を変えれば、同じ努力で結果は変わる
改めて整理すると、6ヶ月で月商620万円を突破した飲食店がやったことはこの3ステップです。
- STEP1(0〜1ヶ月):店内POP・メニュー表・接客トークで客単価を上げる
- STEP2(1〜3ヶ月):LINE公式アカウントで再来店の仕組みを作る
- STEP3(3〜6ヶ月):チラシ+Google広告で新規客を集め、LINEに誘導する
やっていること自体は、決して特別なことじゃないんですよね。でも「この順序でやる」という設計があったから、半年という短い期間で結果が出た。
逆に言えば、順序を間違えたまま続けると、5年経っても天井は変わらないままです。「頑張っているのに報われない」と感じている方の多くが、ここでつまずいています。
集客の勉強を1日もしないまま、料理や施術だけを10年磨いてきた方は、ある意味ではバランスが取れていない状態です。今から集客・販促に同じ情熱を注げば、まだまだ上がります。可能性はある。
「何から始めていいかわからない」という方は、まず「今の客単価を500円上げるにはどうするか」という問いから始めてみてください。それが最初の一手です。
まとめ:今日から「順序」を意識して動こう
月商の天井を破るのは、センスでも運でも根性でもなく、「正しい順序で正しいことをやること」です。今日お話しした3ステップ、まずSTEP1の「価値を伝える仕組み作り」から始めてみてください。
増益繁盛クラブでは、今回お話したような「正しい順序での店舗改善」を、飲食店・美容室・小売店のオーナーさんと一緒に実践しています。全国497店舗の会員さんとともに、北海道から沖縄、海外まで繋がるコミュニティです。
「ちゃんと選ばれる店になりたい」「売上の天井を突破したい」と思っているオーナーさん、ぜひ以下からのぞいてみてください。まずは無料の書籍や情報から始めても大丈夫です。お気軽にどうぞ。