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■繁盛店主の思考法(ジョイマンマインド)

学問のすすめ

「わっしょい」セミナーへ向かう電車の中から

今日は浜松駅で「わっしょい」セミナー。

これから電車にぶらり揺られながら向かっているところです。

AIは便利だけど「知識」がなければ無力になる

最近、つくづく感じることがあります。それは「AIは有益だけれども、使う人の理解が浅いとまったく無用なものになる」ということです。

たとえば、POPの文章ひとつにしても、AIはそれなりに作ってくれます。

でも、その人がそもそも「人はなぜその商品やサービスを欲しくなるのか?」「利用したくなるのか?」という消費者の購買心理を理解していなければ、

AIが作成した文章の良し悪しを判断できません。

そもそも、AIへの指示自体が誤っている可能性も高いのです。

「学問のすすめ」に込められた本質

明治時代に大ベストセラーとなった福沢諭吉の「学問のすすめ」。

有名な一節「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」だけがよく知られていますが、本当に大切なのはその後に続く言葉です。

福沢諭吉はこのように続けています。

「とは言え、実際には賢い者もいれば、愚かな者もいる。豊かな者もいれば、貧しい者もいる。社会には雲泥の差があるのだ」と。

そして、その差を生むのが「学問=知識と教養」だと説いています。

「分かち合い」による本当の豊かさ

福沢諭吉が「学問のすすめ」で伝えたかったことは、個人の成功ではありません。

彼は「富国強兵」すなわち、強く豊かな国をつくるために、民が学ぶ必要があると伝えたのです。

現代は個人主義が強くなり、「自分さえ良ければ」と考える人も多くなりましたが、本当の豊かさは「分かち合い」にある──私はそう思います。

どんな時代でも変わらないこと

話が少しそれましたが、結局のところ、どれだけ便利なツールが世の中に登場しても、それを使う人間が正しい知識を持っていなければ意味がありません。

むしろ「学び続ける」ことが、今ほど重要な時代はないかもしれません。

学生時代よりも、今のほうがよほど「学問のすすめ」が身にしみますね(笑)

AIも広告も集客も、すべては「正しい知識」があってこそ活きてきます。

すぐに答えを求めない姿勢が未来を拓く

そして、今の風潮として気になることがあります。

それは「すぐに答えを求める人」が非常に増えているということです。

検索すれば、AIに聞けば、すぐに「それっぽい答え」は返ってくる。

だからこそ、考える前に「答えを見に行く」クセがついてしまっているのです。

自分と向き合うことなく、すぐに結論を知りたがる。

答えのないこと、正解のわからない状況に対して不安を感じ、許容できない。

この姿勢は、一見「合理的」に見えて、実はとても危うい考え方です。

なぜなら、それは「思考する力」「選択する力」を削ぎ落としていくからです。

探究する人こそ、人生が豊かになる

一方で、自ら問いを立てて、思考し、試行錯誤を繰り返す人は、確実に力をつけていきます。

今の時代、情報はあふれかえっています。

大切なのは、「情報に触れる力」ではなく、「情報を選び活かす力」です。

そのためには、探究すること、自分の頭で考え続けることが何より大切なのです。

安易な正解を求めるのではなく、自分で答えを見つけにいく。

その姿勢を持つ人こそ、確実に未来を拓いていきます。

あなたも「考えること」「悩むこと」「わからないことと向き合うこと」を恐れず、

本質を掴むための探究の道を、ぜひ一緒に歩んでいきましょう。

それが、人生を面白くし、お店も豊かにする秘訣です。

今後も共に学び、実践し、成長していきましょう!

▼あなたの少し前に探究を始めたあるお寿司屋さんのリアルストーリーはこちら▼
haward-joyman.com/15134-2/

ハワードジョイマンでした!

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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 代表取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役 ・繁盛店グループ総代表 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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