「毎月ホットペッパーに10万円払っているのに、新規客が全然増えない…」
「食べログの掲載料、本当にこれだけの価値があるのかな…」
もしあなたがこんな悩みを抱えているなら、今日の話はあなたの店舗経営を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
結論から言います。
同じ広告費をかけるなら、Google広告の方がポータルサイト(ホットペッパー、食べログ等)よりも2〜3倍多くの来店を獲得できる可能性があります。
そして、そもそもGoogle広告もポータルサイトも「やっていない」お店は、今この瞬間も大きな機会損失を続けています。
今回は、実際のデータをもとに、この3つのパターンを比較しながら解説していきます。
この記事でわかること
- Google広告とポータルサイトの費用対効果の違い
- 「何もやっていない店」が失っている売上の正体
- 消費者の検索行動の劇的な変化(データあり)
- 少額から始められるGoogle広告の具体的な効果
消費者の「お店の探し方」が激変している事実
まず、あなたに知っておいてほしい重要なデータがあります。
2022年のテーブルチェック社の調査によると、飲食店を探す際の検索手段は以下のように変化しています。
【2020年】
- グルメサイト:78.9%(1位)
- Google検索:78.5%(2位)
【2022年】
- Google検索:86.1%(1位)
- グルメサイト:61.3%(2位)
わずか2年で、Googleが約8ポイント上昇し、グルメサイトは約18ポイントも下落しているのです。
つまり、今やお客様の大多数は「まずGoogleで検索する」という行動パターンに変わっています。
この変化に気づかず、従来のポータルサイト頼みの集客を続けているお店は、知らないうちにお客様との接点を失い続けているのです。
3つのパターン別|来店数と売上の違いを比較
では、具体的に「Google広告をやっているお店」「ポータルサイトだけのお店」「何もやっていないお店」で、どれだけの差が生まれるのかを見ていきましょう。
【パターン1】何もやっていないお店
Google広告もポータルサイトも利用していないお店は、次のような状態に陥っています。
「何もやっていない」お店が失っているもの
- 「地域名+業種」で検索している見込み客との接点=ゼロ
- 「今すぐ行きたい」と思っているお客様に見つけてもらえない
- 口コミや評価を見て来店を決める層を全て取りこぼし
- 競合店に新規客を全て奪われている状態
例えば、あなたのお店の商圏内で毎月500人が「〇〇駅 居酒屋」と検索しているとします。
何もやっていないお店は、この500人の見込み客に対して、存在すら知られていないのです。
仮にその中の10%(50人)があなたのお店を選んでくれる可能性があったとしても、接点がなければ来店はゼロ。
客単価3,000円として、毎月15万円の機会損失が生まれています。
年間にすると180万円。これが「何もやらないコスト」です。
【パターン2】ポータルサイト(ホットペッパー・食べログ等)だけのお店
ポータルサイトに掲載しているお店は、少なくとも見込み客との接点は持てています。
しかし、いくつかの構造的な問題があります。
ポータルサイトの構造的な問題点
①価格競争に巻き込まれやすい
同じページに競合店がズラリと並ぶため、お客様は「どこが安いか」で比較しがち。結果として、クーポンや割引で差別化するしかなくなり、利益率が下がります。
②掲載料+成果報酬のダブルコスト
月額掲載料に加えて、予約が入るたびに成果報酬(送客手数料)が発生するサイトも多い。1予約あたり数百円〜の手数料は、積み重なると大きな負担になります。
③自店の情報が埋もれやすい
登録店舗数が膨大なため、上位表示させるには追加の広告費が必要。結局、資金力のある大手チェーンが有利な構造です。
④「グルメサイト離れ」の進行
前述の通り、グルメサイト経由の検索は年々減少傾向。将来的な集客効果の低下リスクがあります。
ポータルサイトの費用対効果を計算してみましょう。
例えば、月額5万円の掲載料で月30人の新規来店があった場合:
- 1人あたりの獲得コスト(CPA):約1,667円
- 客単価3,000円の場合、売上の55%が広告費に消える計算
これでは、いくら新規客が来ても利益が残りにくい構造になってしまいます。
【パターン3】Google広告をやっているお店
では、Google広告を活用しているお店はどうでしょうか。
実際の成功事例をいくつか紹介します。
Google広告の成功事例
【事例1】焼肉店
土曜15〜17時に広告を集中投下 → ROI(投資対効果)が2倍に向上
【事例2】名古屋の寿司店
行動意図の強いキーワードに絞って出稿 → クリック率3倍、予約率2倍を達成
【事例3】ラーメン店
画像広告を活用 → 来店率が40%向上
【事例4】美容室
Googleビジネスプロフィールを戦略的に活用 → 来店予約が2倍に。ポータルサイトと同等以上の集客効果を実現
また、ある会員さんの事例では、来店CPA(1来店あたりの獲得コスト)が106.6円、来店コンバージョン率は21.2%という驚異的な数字が報告されています。
ポータルサイトの獲得コストと比較すると、その差は歴然です。
なぜGoogle広告は費用対効果が高いのか?
Google広告がポータルサイトより費用対効果が高くなりやすい理由は、主に3つあります。
理由①「今すぐ行きたい人」にピンポイントでアプローチできる
Googleマップで「地域名(駅名) ラーメン」と検索している人は、今すぐラーメンを食べたいという明確な意図を持っています。
この「来店意欲が最も高い瞬間」に、あなたのお店の広告を表示できる。これがGoogle広告の最大の強みです。
ポータルサイトでは、複数店舗を比較検討する段階で接点を持つため、成約率(来店率)が下がりやすい傾向があります。
理由②エリア・時間帯を細かく設定できる
Google広告では、以下のような細かい設定が可能です。
- 店舗から半径2km以内のユーザーだけに配信
- ランチタイム(11:00〜13:00)だけ広告を強化
- 土日の夕方だけ予算を増やす
こうした設定により、来店可能性の高いお客様だけに広告費を集中投下できるのです。
ポータルサイトでは、こうした細かいターゲティングはできません。
理由③クリック課金で無駄が少ない
Google広告は、広告がクリックされたときだけ費用が発生する「クリック課金」方式です。
月額固定の掲載料を払い続けるポータルサイトと違い、反応があった分だけ支払う仕組みなので、無駄な広告費が発生しにくいのです。
3パターンの比較表
ここまでの内容を表にまとめると、以下のようになります。
| 比較項目 | 何もやらない | ポータルサイトのみ | Google広告活用 |
|---|---|---|---|
| 新規客との接点 | ×なし | △あり(競合と並列) | ◎あり(単独表示可能) |
| 来店CPA目安 | - | 1,000〜2,000円 | 100〜500円 |
| 価格競争リスク | - | 高い | 低い |
| ターゲティング精度 | - | △低い | ◎高い |
| 将来性 | 衰退 | 減少傾向 | 成長中 |
| 最低予算 | 0円 | 月額3〜10万円〜 | 1日1,000円〜可能 |
「うちは小さいお店だから…」という方へ
「Google広告なんて、大手チェーンがやるものでしょ?」
そう思われるかもしれません。
しかし実は、地域密着型の小さなお店こそGoogle広告と相性が良いのです。
その理由は、エリアを絞って配信できるから。
例えば、店舗から半径1km以内だけに広告を配信すれば、少ない予算でも十分な効果が見込めます。
1日1,000円(月3万円)程度からテスト運用を始められるので、まずは小さく始めて効果を確認してから予算を増やす、という段階的なアプローチが可能です。
ただし、注意点もあります
Google広告は万能ではありません。
運用方法を誤ると、来店につながらないクリックばかりが増えて、広告費だけがかさむリスクもあります。
Google広告で失敗しないためのポイント
- いきなり大きな予算を投じず、月3〜5万円程度でテスト
- 「地域名+業種」など、来店意欲の高いキーワードに絞る
- 効果測定を必ず行い、データを見ながら改善する
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)も同時に充実させる
正しい知識を持って運用すれば、ポータルサイトの半分以下のコストで、同等以上の集客効果を得ることも十分可能です。
まとめ:今すぐ始めるべき理由
最後に、今日のポイントをまとめます。
今日のまとめ
- 消費者の86%がGoogleで飲食店を探す時代(グルメサイトは61%に減少)
- Google広告は、ポータルサイトの2〜3倍の費用対効果が期待できる
- 何もやっていないお店は、毎月数十万円の機会損失を出し続けている
- Google広告は1日1,000円から始められる
- 地域密着型の小さなお店ほど、Google広告と相性が良い
「まだうちはポータルサイトで十分」と思っているうちに、競合店はすでにGoogle広告で新規客を獲得し始めています。
お客様の「お店の探し方」が変わっている以上、私たちも集客方法を変えていく必要があります。
来年1月に開催する合宿では、あなたのお店がグーグル広告で集客できる状態を2日間で完成させます。
まずは小さく始めて、効果を実感してみてください。
あなたのお店の売上アップのお役に立てれば幸いです。
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