なぜ今、年間販促計画が必要なのか?売上が安定しない経営者が知るべき「計画経営」の本質

昨日、銀座で講演をしました。

昨日のテーマは、株式投資で着実に利益を増やしていく方法です。

ギャンブルと投資の違いは、その場の感情だけで動くか?ルールに基づいて計画的に動くかの違いであるといえます。

会社経営でも、それは同じことが言えます。

そこで今日は、いかに計画的に会社(店舗)経営していくのか?についてお話ししたいと思います。

【お知らせ】10月8日、9日、10日の3日間で開催するAI活用セミナーの受付をしています。

参加は今すぐこちらから(無料)→ hanjyoumind.com/p/r/Gpq6vqYS

AIを活用することで、あなたの会社(店舗)経営は、着実に良くなっていきます。

なぜなら、AIによって、アイデアを考えたり、そのアイデアを元に販促、集客をしたり、実行のための販促物作りを、全てAIが実施してくれるので、今までよりスピードアップできるからです。

AIを使う人と自力で何とかしようとする人では、大きく差が開きます。。。

「今月も売上が足りない…」

その不安、毎月繰り返していませんか?

飲食店や美容室など、小規模ビジネスを経営する多くの方が、売上の不安定さに悩んでいます。忙しい月もあれば、閑散期には資金繰りに頭を抱える。そんな「ジェットコースター経営」から抜け出す鍵が、年間販促計画です。

本記事では、年間販促計画がなぜ重要なのか、そしてどのように経営を変えるのかを、実践的な視点で解説します。

目次

1. 多くの経営者が陥る「場当たり的経営」の罠

よくある経営の負のサイクル

月末に売上を確認
    ↓
「やばい、目標に届いていない」
    ↓
慌てて割引クーポンを発行
    ↓
一時的に客は来るが利益は薄い
    ↓
翌月、また同じことを繰り返す

この悪循環、心当たりはありませんか?

「後手の経営」がもたらす3つの問題

① 利益率の低下 焦って打つ割引施策は、客単価を下げ、利益を圧迫します。計画的な価値訴求ができず、「安さ」でしか勝負できなくなります。

② 経営者の疲弊 毎月「今月はどうしよう」と考え続けることは、精神的に大きな負担です。本来注力すべき商品開発やサービス向上に時間を使えません。

③ スタッフのモチベーション低下 朝令暮改の指示が続くと、スタッフは「また方針が変わった」と感じ、主体性を失います。チーム力が発揮できません。

データが示す現実

小規模事業者の約85%が年間販促計画を持っていません(中小企業庁調査より)。つまり、多くの店が「その日暮らし」の経営をしているのです。

しかし、裏を返せば、計画を立てるだけで上位15%に入れるということでもあります。

2. 年間販促計画が解決する5つの経営課題

年間販促計画は、単なる「予定表」ではありません。経営の根幹を変える戦略ツールです。

課題① 売上の不安定性 → 予測可能な経営へ

Before:

  • 月ごとの売上が読めない
  • 資金繰りが不安定
  • 仕入れや人員配置が適当

After:

  • 月別の売上目標が明確
  • 閑散期を事前に把握し、2〜3ヶ月前から対策
  • 売上の谷を浅くし、ピークを高くする

具体例(美容室):

【計画なし】
3月: 380万円(繁忙期)
6月: 200万円(閑散期)
変動幅: 180万円

【計画あり】
3月: 400万円(事前告知で取りこぼし防止)
6月: 260万円(梅雨ケアメニューで底上げ)
変動幅: 140万円(△40万円改善)

課題② 場当たり的な販促 → 戦略的なアプローチへ

Before:

  • SNS投稿が思いつきベース
  • 効果測定なし
  • 何が効いたか分からない

After:

  • 年間を通じた一貫したメッセージ
  • 施策ごとにKPI設定
  • PDCAサイクルが回る

ポイント: 同じ予算でも、計画的に使えば効果は1.5〜2倍になります。繁忙期前の認知施策、閑散期の来店促進策など、目的に応じた投資ができるからです。

課題③ 顧客との関係性が薄い → リピーター育成の仕組み化へ

Before:

  • 来店時だけの関係
  • 「思い出した時に来る店」
  • リピート率30〜40%

After:

  • 年間を通じた接触設計
  • 誕生日、季節の変わり目など定期的な接点
  • リピート率50〜60%へ向上

効果シミュレーション(飲食店):

客単価3,500円の場合

リピート率40% → 年間来店4回 → LTV 14,000円
リピート率60% → 年間来店6回 → LTV 21,000円

100名の顧客で年間+70万円の売上増

課題④ スタッフの一体感がない → チーム力の向上へ

Before:

  • スタッフは受け身
  • 「今日も同じ日常」として働く
  • 経営者だけが焦っている

After:

  • 「今月は◯◯を頑張る月」と全員が理解
  • 役割分担が明確
  • 達成感を共有できる

ある美容室オーナーの声:

「計画を共有したら、スタッフから『来月はこうしたら?』と提案が出るようになった。今までは私一人で考えていたのに、チームで経営している実感が持てるようになった」

課題⑤ 経営判断の精度が低い → データに基づく意思決定へ

Before:

  • 勘と経験だけで判断
  • 「なんとなく」施策を打つ
  • 成功しても再現できない

After:

  • 数値目標と実績を比較
  • うまくいった理由が明確
  • 成功パターンを翌年に活かせる

重要な視点: 年間販促計画は「仮説」です。実行し、検証し、改善する。このサイクルを回すことで、経営者としての判断力が年々向上します。

3. 計画を持つ店と持たない店の決定的な違い

比較表:1年後の変化

項目計画なし計画あり
売上成長±0〜5%+8〜15%
利益率低下傾向改善傾向
経営者の労働時間増加△10〜20時間/月
スタッフ定着率低い高い
新規顧客獲得コスト高い(3,000〜5,000円)低い(2,000〜3,000円)
リピート率30〜40%50〜60%
経営者のストレス高い中程度

最大の違いは「主導権」

計画なしの店: 市場や競合、天候に振り回される「受け身の経営」

計画ありの店: 自ら市場を創造する「攻めの経営」

この違いは、3ヶ月で顕著に、1年で決定的になります。

4. 実際の成功事例:計画で変わった2つの店

事例① 都内イタリアンレストラン「トラットリアM」

【背景】

  • 席数40席、スタッフ5名
  • 前年売上3,200万円
  • 課題:平日ディナーの稼働率40%、閑散期の売上激減

【実施したこと】

  • 5日間で年間販促計画を策定
  • 閑散期(2月・8月)に重点投資
  • 平日ディナー強化施策を毎月実施

【1年後の結果】

年間売上: 3,650万円(+14%)
閑散期売上: 各+35万円改善
平日ディナー客数: 20名→28名/日(+40%)
ホットペッパー依存率: 80%→40%(自社集客強化)

【オーナーの声】

「計画を立てる前は、毎月『今月どうしよう』と悩んでいました。今は3ヶ月先まで見えているので、心に余裕ができた。スタッフも目標を共有できているから、提案が増えて、チーム力が上がりました」

事例② 地方都市の美容室「サロンK」

【背景】

  • スタッフ3名(オーナー含む)
  • 前年売上2,800万円
  • 課題:新規客の2回目来店率28%、平日の空き時間多数

【実施したこと】

  • AI活用で年間計画を1週間で完成
  • 顧客ライフサイクルに応じた接触設計
  • 来店間隔短縮施策の実施

【1年後の結果】

年間売上: 3,200万円(+14%)
2回目来店率: 28%→55%(+27pt)
平均来店サイクル: 60日→45日(△15日)
平日予約枠稼働率: 50%→75%(+25pt)

【オーナーの声】

「AIに相談しながら計画を作れたのが大きかった。一人で悩まず、いつでも相談できる相手がいる安心感。データを見せると客観的に分析してくれるので、感情的にならずに判断できるようになりました」

5. AIを活用した新しい計画立案の形

従来の壁:「時間がない」「専門知識がない」

年間販促計画が重要だとわかっていても、多くの経営者が実行できなかった理由:

  • ❌ 計画立案に3〜4週間かかる
  • ❌ マーケティングの専門知識が必要
  • ❌ データ分析のスキルがない
  • ❌ 相談できる相手がいない

AIが変えた常識

所要時間:3〜4週間 → 3〜5日

必要スキル:専門知識 → スマホで会話

費用:コンサル依頼数十万円 → 無料

AI活用の3つのメリット

① 対話形式で計画が作れる

あなた: 「2月は売上が落ちるんです」
AI: 「2月の売上を上げるなら、こんな施策が考えられます」
    → 具体的な提案が即座に

② 24時間いつでも相談できる

深夜の閉店後でも
早朝の開店前でも
AIはいつでも答えてくれます

③ データ分析が瞬時に

過去のデータをアップロード
→ AIが傾向を分析
→ 改善点を提案
すべて数分で完了

実際の活用フロー

【STEP 1】AIに話しかける(30分)
「年間販促計画を作りたい」

【STEP 2】質問に答える(30分)
売上、課題、目標などを会話形式で

【STEP 3】計画を受け取る(15分)
12ヶ月分の施策が完成

合計:約1時間15分

6. 今日から始める第一歩

あなたに必要なのは「完璧な計画」ではない

多くの経営者が、こう考えて動けません:

  • 「もっとデータを揃えてから」
  • 「専門家に相談してから」
  • 「時間ができたら」

しかし、完璧な計画を待っていては、何も変わりません。

大切なのは、「60点の計画を今すぐ実行」することです。

今日できる3つのアクション

アクション① データを集める(10分)

✓ 過去12ヶ月の月別売上を確認
✓ 忙しい月と暇な月をメモ
✓ 店の3大課題を書き出す

→ 紙とペンだけでOK

アクション② AIを試す(15分)

✓ スマホでClaude.ai または ChatGPT を開く
✓ 「年間販促計画を作りたい」と送る
✓ AIの質問に答えてみる

→ 無料で今すぐ始められます

アクション③ 来月の目標を決める(5分)

✓ 来月の売上目標を決める
✓ そのために何をするか1つ決める
✓ カレンダーに書き込む

→ これだけで「計画経営」の第一歩

よくある質問

Q: パソコンがなくても大丈夫? A: スマホだけで完結します。AIとの会話も、計画の保存も、すべてスマホでできます。

Q: 売上データがちゃんとないけど? A: 「だいたい」でOKです。完璧なデータがなくても、大まかな傾向がわかれば計画は立てられます。

Q: 計画通りいかなかったら? A: 修正すればいいだけです。計画は「守るもの」ではなく「改善するもの」。柔軟に変えていきましょう。

まとめ:1年後、あなたの店はどうなっていますか?

2つの未来

【計画を持たない未来】

  • 1年後も同じ悩みを抱えている
  • 売上は横ばいか微減
  • 相変わらず「今月どうしよう」と悩む日々
  • スタッフは疲弊し、離職が続く
  • 経営への不安は消えない

【計画を持つ未来】

  • 1年後、売上は+10〜15%成長
  • 閑散期の不安が減り、心に余裕ができる
  • スタッフと同じ方向を向いて働ける
  • 「次は何をしよう」とワクワクする経営
  • 経営者として、一歩成長した自分がいる

どちらの未来を選びますか?

分岐点は「今」です

この記事を読み終えた後、あなたには2つの選択肢があります。

  1. 「良い話だった」と思って、何もしない
  2. 今すぐスマホを手に取り、AIを開く

たった1つの行動が、1年後の景色を変えます。

さあ、新しい一歩を踏み出しましょう

年間販促計画は、あなたのビジネスを「仕事」から「経営」に変える設計図です。

  • 計画を持つだけで、上位15%の経営者になれます
  • AIを活用すれば、1時間で計画の骨子ができます
  • 完璧を目指さず、まず始めることが大切です

明日のあなたのお店は、今日のあなたの行動で決まります。

さあ、今すぐスマホを手に取り、AIを開いてください。

あなたのお店の、新しい物語が始まります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

独自の株式投資経験から株式投資メソッドを確立し、株式投資コミュニティ「株研」も運営する。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

コメント

コメントする

目次