世界中に拡散された情報
7月5日に大地震が起きるという噂が、ネット上でまことしやかに広がっていましたが、結局何も起きませんでした。
この噂の発端となった方自身は「7月5日」とは言っていなかったようですが、いつの間にかそういう話になっていたようです。
出版社も話題に乗じて本を売ろうと煽る。まるで過去の「ノストラダムスの大予言」のような展開です。
地震国家・日本において「予言」は全員が当たる
日本は地震大国です。実際、毎日のように全国のどこかで地震が起きています。下記のリアルタイム地震計を見れば一目瞭然です。
つまり、何月何日に地震が起きると言えば、いずれかで必ず当たるとも言えるのです。
たとえば365人がそれぞれ違う日を「地震が起きる」と言えば、必ず1人は「正解者」が出てしまう。そういう単純な話なのです。
切り抜かれた情報の怖さ
今回の噂も、漫画の表紙に「3月11日大地震」と書いてあったことが発端でした。しかし、世の中には膨大な数の漫画、書籍、雑誌が存在します。その中に日付が書かれているものがあるのは当然です。
そこから1冊だけを取り上げ、拡散させた──まさに「切り抜き」です。
この切り抜きというのは、YouTubeの切り抜き動画などでも広がっている手法で、文脈を無視して印象を操作することが可能です。
情報は「意図的に」編集されている
ここで重要なのは、情報というのは「誰が発信するか」「どのように編集されているか」でまったく意味が変わるということです。
1980年代、ダイエーの中内功氏の「薄利多売」を真似した小売店が大量に潰れました。
2010年以降、「俺のイタリアン」創業者の「原価率50%」を真似した飲食店が次々に閉店しました。
情報を鵜呑みにした結果、大きな代償を払った事例です。
情報は加工される──それがマーケティング
私が小学生の頃、サッカーの練習中に「水を飲むな!」と怒鳴られました。今は、飲まなければ熱中症で倒れます。
情報とは時代とともに変わるものです。そして、発信者の意図で加工されます。
たとえば「豚の角煮」と書くよりも、「一晩煮込んだとろける豚の角煮」と書いた方が圧倒的に注文されやすくなります。
同じ商品でも、伝え方が違えば結果は変わるのです。
AI時代の「伝え方」を学ぼう
来週、7月8日(月)に開催されるセミナーでは、AIを活用して「売れるセールスレターの作り方」を学びます。
お店の魅力を正しく、強く伝えたい方、表現力を高めて売上アップしたい方にぜひご参加いただきたい内容です。
このセミナーで学べば、「伝え方」次第でお客さまの反応が大きく変わることを実感できます。
Zoom受講も可能ですし、参加者には後日セミナー動画もプレゼントします。
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正しい情報を、正しく伝える力を。 あなたの努力を、もっと実らせるために。
応援しています!
ハワードジョイマン
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