「また食べたい」を引き出す言葉の技術──“クセになる味”の表現法
こんにちは、ハワードジョイマンです。
本日は、「クセになる味」「忘れられない味」をどう言葉で表現するかをテーマにお届けします。
美味しいだけでは、記憶には残らない
どんなに美味しい料理でも、
お客様がそれを思い出して、もう一度食べたくなるかがとても重要です。
そのカギになるのが、
「クセになる」「ハマる」「やみつき」などの感情的な表現です。
人は、「一度食べただけでは満足できない」と感じたときに、
自然と再来店の行動を起こします。
「クセになる味」の言葉パターン
- あと引く旨みがクセになる
- じわじわ広がるスパイス感がやみつきに
- ひと口で虜になったあの味
- 口に運ぶたびに止まらなくなる
- 思い出すとまた食べたくなる
- 体が求める味とはこのこと
- 定期的に無性に食べたくなる味
- リピート率No.1の理由は、この一口にある
これらは、ただの説明ではなく、
お客様の感情を代弁する言葉です。
言葉で「再来店のスイッチ」をつくる
たとえば、こう変えるだけで印象は大きく変わります。
× スパイスカレー
→ 15種類のスパイスがじんわり効く、あと引く旨辛カレー。
一度食べると定期的に恋しくなる味です。
× 塩ラーメン
→ 鶏の旨みが溶け込んだ、しみじみ美味しい塩スープ。
シンプルなのに、なぜかまた食べたくなる。
こうした表現によって、お客様の記憶に残る仕掛けを言葉で施すことで、
自然とリピートされるメニューになります。
今日のワーク
リピーターの多い料理を1つ選び、
「なぜ何度も食べたくなるのか?」を自分の言葉で書き出してみましょう。
次の型を参考に、表現を作ってみてください。
【型】
「(味や食感の特徴)だから、(クセになる・また食べたくなる)」
【例】
- 肉汁がじんわりあふれるから、一度食べると忘れられない
- 痺れる辛さと濃厚な旨みのバランスが絶妙で、食べ終わってもまた食べたくなる
まとめ
「また食べたい」は、
お客様の記憶に残る“味の感情”を言葉で表現できたときに生まれます。
そして、それを言葉にできれば、
リピート率は自然と上がっていきます。
次回のテーマは、「説明ではなく共感を生む言葉の使い方」です。
お客様の心にスッと届く、「感情に寄り添った表現」が身につきます。
あなたの料理に込めた想いが、言葉でしっかりと伝わるようになるはずです。
ぜひ、次回の配信もお楽しみに!