価格以上の価値を伝える言葉の力──「高い」と言わせない表現術
こんにちは、ハワードジョイマンです。
本日のテーマは、「価格以上の価値を感じさせる言葉の力」についてです。
同じ料理でも、言葉で“価格の印象”は変わる
あなたもこんな経験があるのではないでしょうか?
- 「なぜか高くても売れるメニュー」
- 「安いのに売れないメニュー」
この差は、料理の内容そのものよりも、
“言葉で伝えられている価値”の違いによって生まれます。
値段ではなく、「納得感」をつくる言葉
次の表現を比べてみてください。
× ハンバーグ定食 1,200円
○ 肉汁あふれる粗挽き牛100%の手ごねハンバーグ。
口に入れた瞬間、ジュワッと旨みが広がる贅沢ランチ 1,200円
前者には「高いかも」という印象を受けますが、
後者には「これならこの値段でも納得」と感じさせる要素が含まれています。
価値を感じさせる6つのキーワード
以下のキーワードを取り入れることで、
価格に対する納得感と満足感を高めることができます。
- 手間(例:じっくり煮込んだ/毎朝仕込む)
- 素材(例:契約農家/北海道産/厳選素材)
- 限定性(例:1日10食/季節限定/本日限り)
- 歴史・物語(例:創業以来の味/代々受け継がれたレシピ)
- 行動表現(例:思わずニッコリ、右手でガッツポーズ)
- 感情価値(例:自分へのご褒美/疲れた日に食べたい)
これらを効果的に組み合わせて表現することで、
価格以上の価値を「感じてもらえる」ようになり、
割引に頼らずに売上も利益もアップしていきます。
今日のワーク
あなたのメニューの中から、「もっと価値を伝えたい一品」を1つ選んでください。
上記6つのキーワードの中から使えそうなものをピックアップし、
「この価格でも納得」と感じてもらえる表現を考えてみましょう。
【例】
- 3日かけて仕込む、自家製デミグラスソースの特製ハンバーグ
- 毎朝市場で仕入れる鮮魚をその場でさばく、1日10食限定の海鮮丼
- 30年間受け継いだタレが決め手の焼き鳥。
1本150円だけど、価値はプライスレス。
80円の焼鳥2本食べるより、満足度が高いと好評です。
まとめ
「高い」と言われないように値下げするのではなく、
「この値段でも納得」と思わせる言葉を選ぶこと。
それが、これからの時代に選ばれるお店の在り方です。
全10回、実践講座を最後まで読んでいただきありがとうございました
言葉は、あなたのお店とお客様をつなぐ“架け橋”です。
これまで学んできた表現テクニックを、
日々のメニュー・POP・SNS・接客にぜひ活かしてください。
あなたの料理には、もっと伝わるべき価値があります。
そして、その価値を届けるのは、あなたの“言葉”です。
これからも、あなたの挑戦を応援しています。
またお会いできる日を楽しみにしております。