来店率、購入率を極限まで高める方法

「今しか買えない」気持ちを動かす“限定表現”のつくり方

こんにちは、ハワードジョイマンです。

本日のテーマは、「限定」「特別感」といった“希少性”を言葉で表現するテクニックについてです。

人は「今しか手に入らないもの」に強く惹かれる

「数量限定」や「本日限り」という言葉を見たとき、思わず注文したくなった経験はありませんか?

人は「今しか手に入らない」「他の人より早く手に入れたい」と感じた瞬間に、購買意欲が一気に高まります。

これは心理学で「希少性の原理」と呼ばれ、実店舗でも非常に効果的に働きます。

ただの限定ではなく、「理由のある限定」にする

単に「限定です」と言うだけでは、お客様の心は動きません。

「なぜ限定なのか」「なぜ特別なのか」を一言添えるだけで、言葉の説得力が格段に高まります。

【表現例】

  • 1日10食限定、仕込みに2日かかる特製煮込みハンバーグ
  • 週末だけ登場する、地元野菜たっぷりの朝採れサラダ
  • 季節限定、春だけしか味わえない桜のモンブラン
  • 創業当時のレシピを再現した、開店〇周年記念カレー

これらの表現には「数量」「期間」「手間」「物語性」が含まれており、お客様の心をぐっとつかみます。

言葉が「限定の価値」を高める

同じ料理でも、言葉の選び方ひとつで印象は大きく変わります。

× 牛すじカレー
→ 3日間煮込んだ特製牛すじカレー、1日15食限定

× チーズケーキ
→ 北海道産クリームチーズ使用、本日限定の濃厚ベイクドチーズケーキ

「限定である理由」や「こだわりの背景」があるだけで、価格以上の価値を伝えることができるのです。

今日のワーク

あなたのメニューの中から、限定要素を持たせられそうな料理を1つ選んでください。

「数量」「期間」「素材」「調理工程」「背景ストーリー」のいずれかを盛り込んで、限定感のある表現を考えてみましょう。

【例】

  • 手間ひま:12時間煮込んだ自家製デミグラスソースの限定ハヤシライス
  • 素材:契約農家から届く朝採れ野菜を使った日曜限定のバーニャカウダ
  • 歴史:開店当時の味を再現した周年記念限定メニュー

まとめ

限定感は、「いますぐ食べたい」「今逃すと後悔しそう」という気持ちを自然に呼び起こします。

そしてその“特別感”は、正しい言葉の演出によって、さらに強くお客様に伝わります。

次回は、SNSでも効果抜群な「映える言葉」の作り方をご紹介します。

文章だけで人を惹きつける、バズる表現力を一緒に磨いていきましょう。

それでは、また次回のメールでお会いしましょう。

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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント 中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345) 絵本作家(構想・シナリオ担当) ・有限会社繁盛店研究所 取締役 ・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役 ・株式会社日本中央投資会 代表取締役 ・繁盛店グループ総代表 1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区) 自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。 大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。 市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。 取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。 お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。 こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。 発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。 会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。 コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。 独自の株式投資経験から株式投資メソッドを確立し、株式投資コミュニティ「株研」も運営する。 どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。