「食感」で美味しさを伝える言葉のチカラ
こんにちは、ハワードジョイマンです!
『美味しさを伝える魔法の言葉』実践講座、第4回目をお届けします。
今回のテーマは「食感」です。
食感は、美味しさの記憶をつくる鍵
お客様が「また食べたい」と思う料理には、必ず印象的な食感があります。
そして、その食感を事前に想像させることで、「注文される確率」は一気に高まります。
ただし、多くのメニュー表では「サクサク」「もちもち」など、限られた表現しか使われていません。
でも実際には、もっと豊かに伝えることができます。
表現の幅を広げる食感の例
以下に、よく使われる食感をいくつかご紹介します。
- ザクッと弾ける
- トロリととろける
- ぷるんっと跳ね返る
- カリッと香ばしい
- ねっとりと濃厚
- ホロホロと崩れる
- シャキシャキの歯ごたえ
- フワッと軽やか
- プリッとした弾力
- もちっとした粘り
どれも、頭の中に食感のイメージが浮かびませんか?
この「イメージさせる力」が、言葉の最大の武器です。
表現ひとつで、料理の印象は変わる
たとえば、同じプリンでも…
× 昔ながらのプリン
○ 卵のコクと、ぷるんっとした口当たりが楽しめる懐かしのプリン
たったこれだけで、「食べてみたい」という気持ちが湧いてきます。
つまり、注文率アップや単価アップにつながるのです。
今日のワーク
あなたのメニューの中から3つの料理を選び、それぞれに「異なる食感表現」を加えてみてください。
例)
- メニュー1:唐揚げ
表現:「カリッと音が鳴るほど香ばしい衣が自慢」 - メニュー2:生チョコレート
表現:「ねっとりと濃厚な口どけに、思わずうっとり」 - メニュー3:大根サラダ
表現:「シャキシャキの食感がクセになる一品」
このように、食感を言葉にするだけで、お客様の「食べる前の期待値」は大きく変わります。
まとめ
食感は、視覚や味覚と同じくらい「印象に残る要素」です。
そしてその食感は、言葉によって簡単に伝えられるようになります。
次回は、「香り」と「音」を使った、五感に訴える表現術をお届けします。
どうぞお楽しみに。
中小企業診断士
利益倍増アドバイザー
ハワードジョイマン