3.儲かる販促と利益アップ

飲食店の月の売り上げ平均はいくらか、規模別データと自店を比較する際の注意点

9月に入って、少し空気が変わってきた。

朝のランニングコースで感じる風が、
8月とはほんの少し違う。

こういう季節の変わり目に、
経営者は来年の計画を考え始める。

設備の入れ替え、厨房機器の更新、
内装のリニューアル。

「補助金が使えるなら、
このタイミングで動きたい」

そういう声が、
私のところにも届いてくる時期です。

と言うことで、今日は
「飲食店の月の売り上げ平均」という話から入りながら、
補助金と設備投資の正しい考え方を
お伝えしていきます。

おはようございます。
ハワードジョイマンです。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店の月の売り上げ平均、業態・規模別の目安データ
  2. 平均と自店を比較するときに陥りやすい「罠」
  3. 補助金・設備投資の前に設計すべき「売上の構造」
  4. 投資を回収するために必要な、客数・客単価・来店頻度の考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 自店の売上が平均と比べてどのくらいか気になっている方
  • ✅ 補助金を使って設備投資を検討している飲食店オーナーの方
  • ✅ 設備を入れたのに売上が伸びなかった経験がある方
  • ✅ 月商の壁を越えられず、原因を探している方
  • ✅ 値引きに頼らず、利益の残る商売に切り替えたい方
飲食店の月の売り上げ平均はいくらか、規模別データと自店を比較する際の注意点 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

飲食店の月の売り上げ平均、業態別の目安

まず数字の話から始めます。

飲食店の月商は、業態と席数によって
大きく幅があります。

目安として押さえておくと、

居酒屋・ダイニングバーは
月商200万〜600万円が多い帯域です。

ラーメン店・カフェ・ファストカジュアルは
月商100万〜350万円前後。

焼肉・鉄板焼き・和食の高単価業態は
月商300万〜800万円以上になることもあります。

イタリアン・フレンチなどコース主体の店は
席数が少なくても月商400万〜700万円に届く場合があります。

ただし、これはあくまで「帯域」です。

同じ居酒屋でも、
20席の店と60席の店では話が全然違う。

立地、営業日数、客単価の設定、
ランチをやっているかどうか。

これだけの条件が違えば、
「平均」という数字は意味を持ちにくいんです。

詳しい業態別の数字の読み方は、
飲食店の1日売上平均を業態別に見る記事でも整理していますので、
あわせて参考にしてみてください。

「平均より低い」と感じた後、何から手をつければいいか分からないまま止まっている。そういう状態に、AIと対話しながら客数・客単価・来店頻度を整理できる「増益繁盛プランナー」が使えます。登録はメールアドレスのみ、1分で完了します。

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平均と比べることの「罠」

自店の売上を平均と比べる。

これ自体は悪くありません。

でも、比べた結果「うちは平均以下だ」と
落ち込んで終わる、というパターンが一番もったいない。

例えば、月商250万円のカフェがあるとします。

「カフェの平均より低いな」と感じた店主が、
次に何を考えるか。

「席数を増やしたい」
「内装を変えたい」
「新しいコーヒーマシンを入れたい」

ここで補助金の話が出てくる。

でも、ちょっと待ってほしいんです。

席数を増やしたとして、
今の客数が2倍になる根拠はあるでしょうか。

内装を変えたとして、
リピート率が上がる仕組みはできていますか?

コーヒーマシンを入れたとして、
そのメニューで客単価が上がる設計になっていますか?

設備は「器」です。

器を大きくする前に、
中身を満たす設計が先にあるべきなんです。

平均との比較が有効なのは、
「自店のどの数字を、どう動かすか」を
考えるときの参照点として使う場合だけです。

売上平均との比較より、自店の数字を正しく読む視点についても
詳しく書いていますので、
読んでみてください。

✓ ここまでのポイント

  • 飲食店の月商は業態・席数・立地で大きく異なり、「平均」の数字は参照点に過ぎない
  • 平均と比べて「低い」と気づいた後、設備投資に飛びつくのは順番が逆
  • 器(設備)を大きくする前に、客数・客単価・来店頻度の設計が先にある

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補助金は「手段」。目的を先に決める

使える制度があるなら使いたい。

費用は抑えたい。

これは経営者として、まったく正しい考えです。

だから補助金を調べること自体は、
どんどんやってください。

ただ、補助金の申請要件・採択のノウハウ・
税務処理については、
認定支援機関や中小企業診断士、
行政書士、税理士の方に相談するのが確実です。

私がお伝えしたいのは、
申請の前の「もう一段手前」の話です。

補助金で設備を入れる。

それで「客数が増えるか」
「客単価が上がるか」
「また来てもらえるか」

この3つの問いに答えられないまま
設備だけが入ってしまうと、
投資は回収できません。

「お金を掛けずに売上を伸ばす」のは愚策です。

でも「掛けたお金が顧客を創造するかどうか」は、
別の問いです。

設備を入れることが目的になってしまうと、
その後の検証が甘くなります。

「補助金で入れたから、まあいいか」
という空気が現場に流れやすい。

そこが一番怖いんです。

「設備が入ったとき、私がまず聞くのは『この設備で客単価をいくら上げる計画ですか』という一点です。答えが出てこない場合、投資の回収は偶然に委ねられています。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

設備投資と販促設計をセットにする考え方

具体的に考えてみましょう。

例えば、焼肉店が補助金を使って
換気設備を入れ替えるとします。

換気が改善されれば、
匂いや煙の問題が減り、
女性客が来やすくなる可能性があります。

これは客数に効く。

でも、「換気が良くなった」だけでは
お客さんは来ません。

「女性一人でも入りやすい店になりました」と
どう伝えるか。

Googleマップのプロフィールを更新するのか、
チラシを打つのか、
SNSで発信するのか。

設備の投資と、
販促の設計がセットになって初めて
客数が動くんです。

❌ 設備だけ入れるパターン

  • 補助金で換気・厨房・内装を整備する
  • 「良くなったはず」と待ちの姿勢になる
  • 3ヶ月後も客数は変わらず、投資回収の目処が立たない

✅ 設備+販促をセットで設計するパターン

  • 「この設備で客単価を500円上げる」「女性客比率を30%上げる」と目標を先に決める
  • 設備が入ったタイミングでチラシ・SNS・Googleマップを同時に動かす
  • 3ヶ月で効果測定し、次の手を打つ

投資は怖くありません。

設計のない投資が怖いんです。

「安売り以外の道」を見つけた店の話

私の会員さんで、
30代の女性カフェオーナーの方がいます。

月商が伸び悩んでいたとき、
最初に考えたのがメニューの値下げでした。

「安くすれば来てくれるはず」という発想です。

でも実際に取り組んだのは、
物販とサブスクリプションの導入でした。

「物販とサブスク導入で月商20%増えました。仕込みも分業できるようになって、作業時間も短くなりました。何より『安売り以外の道がある』と視界が開けた感じです。」

カフェオーナー(30代・女性)

この方が変えたのは設備ではありません。

「売上を上げる構造」そのものです。

物販という形で客単価を上げ、
サブスクで来店頻度を固定化した。

客数×客単価×来店頻度、
という3つの掛け算のうち、
客単価と来店頻度の2つを同時に動かしたんです。

これが設計された投資の考え方です。

設備に補助金を使う前に、
こういう「構造の設計」を先にやっておくと、
補助金の使い道も自然と見えてきます。

「この設備を入れれば、
この構造がさらに強化される」

そういう順番で考えられると、
設備投資の失敗がぐっと減ります。

飲食店の営業利益率を5〜10%に保つための、原価以外に見直したい3つのことも、
投資設計の参考になります。

「売上の平均を見て落ち込む必要はない。あなたのお店が動かすべき数字は、客数・客単価・来店頻度のどれかです。その一点に絞って手を打てば、平均なんて関係なくなります。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ:平均より「自分の店の設計」を持つ

飲食店の月の売り上げ平均を知ることは、
経営の出発点として有効です。

でも、平均と比べて「低い」と感じたとき、
次にやることは設備投資でも補助金申請でもありません。

まず、自店の売上を分解する。

客数が足りないのか。
客単価が低いのか。
リピートが来ていないのか。

その答えが出て初めて、
設備やツールの出番が来ます。

補助金を使うなら、
「この設備で3つの数字のうち何が動くか」を
先に設計してから動いてほしいんです。

設計のある投資は、怖くありません。

一緒に、設計から始めていきましょう。

店舗経営は、種を蒔かなければ何も実りません。設計してから蒔きましょう。

追伸:
「自店の売上をどう分解すればいいか」
「補助金と販促をどう組み合わせるか」
こうした具体的な相談は、
増益繁盛クラブの仲間と一緒に考えることができます。
気になる方は、下のリンクから覗いてみてください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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