3.儲かる販促と利益アップ

レストラン経営の改善は「何から手をつけるか」で結果が変わる、優先順位の考え方

9月の朝。

先日、ある経営者の方と
話す機会があったんです。

2店舗を経営している男性で、
40代。

見た目はしっかりした経営者なんですが、
話を聞いていくと
「毎日現場に入らないと回らない」
「先のことを考える時間がない」
と言うんです。

月商は2店舗合わせて
そこそこあるんです。

でも「自分が動かないと止まる」
という状態から抜け出せていない。

聞けば、朝から仕込みをして、
ランチを回して、
ディナーを回して、
閉店後に翌日の段取りを考える。

それが毎日続いている、と。

こういう話、
私は本当によく聞くんです。

で、こういう方に限って
「何から手をつければいいか
わからないんです」
とおっしゃる。

と言うことで、今日は
レストラン経営の改善を進めるとき
「どの順番で手をつけるか」
というテーマでお話しします。

📋 この記事でわかること

  1. 現場に追われる経営者が陥りやすい「手のつけ方の誤り」
  2. 販促の継続と現場の型化を切り離して回す考え方
  3. AI・POP・年間スケジュールを使って社長の時間を取り戻す具体的な順番
  4. 仕組み化で「経営者」に転換した実例から学べること

こんな方におすすめ

  • ✅ 毎日現場に入らないとお店が回らない状態が続いている方
  • ✅ 先のことを考えたいのに、目の前の作業で1日が終わってしまう方
  • ✅ 何から手をつければいいか迷って、結局何も変わっていない方
  • ✅ 客単価や販促を改善したいが、まとまった時間が取れない方
  • ✅ 1店舗目が軌道に乗り始め、次の展開を考えたい飲食店オーナーの方
レストラン経営の改善は「何から手をつけるか」で結果が変わる、優先順位の考え方 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「何から手をつけるか」が間違っていると、頑張るほど疲弊する

冒頭で話した経営者の方に、
私はこう聞きました。

「今、一番困っていることは何ですか?」

「売上をもっと伸ばしたいです」
と言う。

「じゃあ今、集客はどうやってますか?」

「食べログとグルメサイトに
お任せしていて、
あとはInstagramをたまに更新してます」

ここで、私は少し立ち止まりました。

売上が頭打ちになっているとき、
多くの経営者の方が
「集客数を増やせば解決する」
と考えます。

でも、これが最初の誤りなんです。

集客数を増やすには
広告費もかかるし、
対応する現場の体制も必要になる。

今すでに現場で手一杯なのに、
そこにお客さんをどんどん呼んでも
クオリティが下がるだけです。

売上は
「客数×客単価×来店頻度」
の3つの掛け算です。

この3つのどこを先に動かすかで、
結果は全然変わります。

現場が手一杯の状態で始めるなら、
まず手をつけるべきは
客単価と来店頻度です。

新しいお客さんを増やす前に、
今いるお客さんに
もっと価値を届けられているか。

ここを先に固める。

客数・単価・再来店を同時に動かす全体設計の考え方について、
以前にも書きましたが、
「面」で考える経営は
この順番の話と直結しています。

「販促をやる時間がない」「現場から離れられない」という詰まりを感じながら、ここまで読んでくださっていると思います。繁盛店ポータルに無料登録すると、増益繁盛プランナーでお店のビジョンと優先順位をAIが一緒に整理してくれます。メール登録だけで、1分で使い始められます。

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「販促」と「現場」を切り離して、それぞれ仕組みに乗せる

「でも、販促をやる時間もないんです」

そう言う方、多いです。

その気持ち、すごくわかります。

でも、時間がないから販促ができない
という状態が続く限り、
何も変わりません。

必ず大変。

だから「時間ができたら販促をやる」
という発想を捨てることが先です。

ここで私がよくお伝えするのが
「販促の継続」と「現場の型化」を
完全に切り離して設計する、
という考え方です。

具体的にはこうです。

まず販促の側から言うと、
ハガキDM・ニュースレター・LINE配信は
年間の配信スケジュールを先に決めてしまう。

9月なら敬老の日に合わせたDM。
10月は秋の特別コース案内。
12月はお正月の予約告知。

こうやって年間のスケジュールを
先に決めてしまうと、
「思いついたときにやる」から
「決まっているからやる」に変わります。

さらに、販促文や口コミへの返信文は
AIに下書きをさせる。

ChatGPTやClaudeに
「このお店のコンセプトで
秋のDM文を書いて」
と投げれば、1分で草稿が出てきます。

最後の判断だけ社長がする。

「それだけでいいんですか?」
と思った方、
そうです、それだけでいいんです。

全部を自分でゼロから書こうとするから
時間がなくなるんです。

次に現場の型化です。

接客の手順、
おすすめの伝え方、
追加注文の声かけのタイミング。

こういうことが
全部「社長の頭の中」にある限り、
社長が現場にいないと回りません。

これをマニュアルに落として、
スタッフが動けるようにする。

一度作れば、毎日の判断が減ります。

「販促を仕組みにする前に、
現場を仕組みにしようとする経営者が多い。
でも順番は逆です。
販促が仕組みになれば、
お客さんが来続ける。
お客さんが来続けるから、
現場を型化する必要性を
スタッフ自身が感じ始めるんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • 売上改善で最初に手をつけるべきは客数の拡大ではなく、客単価と来店頻度の底上げ
  • 販促は「時間ができたらやる」ではなく、年間スケジュールで先に設計してしまう
  • 販促文・口コミ返信などの作業はAIに下書きさせ、社長は最終判断だけに集中する

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客単価を上げる仕組みは、一度作れば毎日働いてくれる

現場の型化と並行して
取り組んでほしいのが
客単価の設計です。

「値上げはちょっと怖い」
という方が多いですが、
値上げの話ではないんです。

今のメニューの中に、
ちゃんと価値が伝わっていないものが
必ずあります。

例えば、仕入れにこだわった食材を使っているのに
メニュー表には名前しか書いていない。

どこの産地か、
どういう調理法か、
なぜそれが美味しいのか。

これを一行書くだけで
注文率が変わります。

POPや看板メニューの設計は
一度やれば終わりです。

毎日社長が考えなくていい。

「仕組みは一度作れば毎日働いてくれる」
これが客単価アップの本質です。

こうした経営の軸を自分で決めて動く判断力が、
雑務から経営者を解放する
最初の一手になります。

「仕組み化で各店を任せられる体制になり、
『美容師』から『経営者』へ
意識が変わった。」

複数店舗経営(男性・40代)|2店舗合計月商550万超え

この方は美容室の経営者ですが、
飲食店でもまったく同じ構造です。

2店舗を自分1人で
回し続けていた状態から、
仕組み化によって
各店を任せられる体制を作った。

月商は2店舗合わせて
550万円を超えました。

でも、それ以上に大きかったのは
「経営者になれた」という感覚だと
おっしゃっていました。

現場作業者から経営者に変わること。

これが、本当の意味での改善です。

優先順位は「緊急度」ではなく「構造を変えるか」で決める

「何から手をつけるか」を考えるとき、
多くの経営者が
「今一番困っていること」から始めます。

これが逆です。

緊急なことから手をつけると、
永遠に緊急対応で終わります。

考えるべき優先順位は
「これをやると構造が変わるか?」
です。

例えば、今日のSNS投稿を
どうするか考えることと、
年間の販促スケジュールを作ることを
比べてみてください。

今日のSNS投稿は緊急に見える。

でも年間スケジュールを作ることの方が、
「以後ずっと迷わなくなる」
という意味で構造を変えます。

ここでの判断基準をまとめると
こうなります。

チェックポイント1:今やっていることは、やめたら元に戻るか?

毎日の仕込みや接客は
やめたら止まります。
でも、年間DMスケジュールや
POPは一度作れば動き続けます。

✅ ポイント:「一度作ればあとは動く」仕組みを優先して整備すること。やめたら止まる作業は後回しにするか、スタッフに型化して渡す。

チェックポイント2:社長しかできないことか?

接客の質を上げる工夫や
看板メニューの設計は
最初は社長が考える必要があります。
でも口コミ返信やSNS投稿の草稿は
AIが代替できます。

✅ ポイント:「社長しかできない」と思い込んでいる作業を洗い出し、AIとスタッフに渡せるものを仕分けする。

チェックポイント3:今月の売上ではなく、来月・再来月の売上を作っているか?

今日の仕込みは今日の売上です。
でもDMや再来店促進のLINE配信は
来月・再来月のお客さんを
今作っています。

✅ ポイント:先の売上を作る行動を、毎週必ず1つ入れるルールを決める。思いつきに任せない。

売上改善に取り組む経営者が語る、数字の読み方と優先順位のつけ方でも触れていますが、
「数字を読む」こととは
つまり「どこから動かすか」を
判断することなんです。

「先を考える時間」を取り戻すことが、経営改善の本丸

レストラン経営の改善を
「施策の話」だと思っていると、
どんどん迷子になります。

チラシを試したり、
SNSを始めたり、
グルメサイトのプランを変えたり。

全部やってみたけど
何も変わらなかった、
という方がたくさんいます。

でも、それは施策が悪かったわけじゃない。

「先を考える時間がない状態で
施策だけ追いかけていた」
から変わらなかったんです。

施策は手段です。

経営者が本来やるべき仕事は、
「来年・再来年のお店をどう作るか」
を考え、判断し、動かすことです。

販促を仕組み化する。
現場を型化する。
客単価の設計を一度やりきる。

この3つが揃ってはじめて、
社長の時間が空き始めます。

時間が空いてはじめて、
「先を考える」ことができます。

「経営者が現場から一歩引けた瞬間に、
お店は次のステージに進み始める。
施策の前にまず、
社長が先を考えられる時間を
1時間でも作ること。
それが最初の一手です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ:「何から」の答えは、あなたを現場から解放するものから

改善の優先順位を整理すると、
こうなります。

まず、販促を年間スケジュール化して
思いつきから外す。

次に、販促文や口コミ返信を
AIに下書きさせて
判断だけ社長がする。

そして、POPや看板メニューの設計で
客単価を一度上げる仕組みを作る。

最後に、現場の型化を進めて
スタッフが動ける体制を作る。

この順番で進めると、
社長の時間が少しずつ空き始めます。

時間が空いた分だけ、
先を考えられるようになります。

「何から手をつけるか」に迷っているなら、
「これをやると自分の時間が空くか?」
を基準に選んでみてください。

あなたのお店がどの段階にあっても、
構造を変える一手は必ずあります。

一緒に、先を考えられる経営を
作っていきましょう!

店舗経営は、仕組みを作り続ける
終わりなき設計の旅です。
でも、一度作った仕組みは
あなたの代わりに毎日働いてくれます。

追伸

今日の内容を「実際に自分のお店に当てはめると
どうなるか」を整理したい方は、
増益繁盛クラブの仲間たちと一緒に
考えていきましょう。
全国の飲食店・美容室オーナーが
同じ課題に向き合いながら
前進しています。

「先を考える時間がない」まま経営を続けていても、構造は変わりません。増益繁盛クラブでは、販促の年間設計・客単価の仕組み化・現場の型化を、全国の仲間と一緒に順番に実践していく体制が整っています。申込フォームへの入力だけで始められます。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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