9月に入ると、夏の疲れが出てくる時期です。
先日、増益繁盛クラブの相談窓口に
届いたメッセージを読んでいたら、
同じような質問が重なっていることに気づきました。
「テイクアウトを始めたいけど、どう設計すればいいか」
「客単価を上げたいが、どこから手をつければいいか」
「チラシって今でも効くんですか?」
どれも、現場で毎日悩んでいる方が
そのまま書いてくれた言葉です。
と言うことで、今日はこういった
飲食経営のよくある質問に
本音でまとめて答えていきます。
10問、一気にいきます。
📋 この記事でわかること
- 「第二の収益柱」を既存店の中から作る具体的な方法
- 客単価・客数・来店頻度、どこから手をつけるべきか
- チラシ・LINE・Googleビジネスプロフィールの現場での使い方
- 仕組み化・値上げ・スタッフ育成で経営者が現場から抜け出す道筋
こんな方におすすめ
- ✅ 今の売上一本に頼ることへの不安を感じている飲食店オーナー
- ✅ テイクアウト・物販・ギフトなど新たな収益源を検討中の方
- ✅ 客単価を上げたいが「値上げは怖い」と踏み出せていない方
- ✅ チラシやLINEを試したいが、何から始めればいいか迷っている方
- ✅ 現場から抜け出して経営に集中できる体制を作りたい方

Q1. 第二の収益柱を作りたい。何から始めればいい?
この質問、本当によく来ます。
でも、多くの方が「新しい業態を作ろう」と
いきなり大きく動こうとするんです。
これも逆です。
まず確認してほしいのは、
今の柱の「太さ」です。
客数・客単価・来店頻度の3つのうち、
どこかにまだ伸びしろがありませんか?
伸びしろがあるなら、
既存のお客さんに向けて
テイクアウト・物販・ギフト・店販を
乗せていく方が早い。
ゼロから新規事業を立ち上げる前に、
「今いるお客さんから、もう一品買ってもらう」
を先に設計してみてください。
私自身、独立当初に貯金が底をつき
妻と母から借金をした経験があります。
「柱が一本しかない怖さ」は、
身体で知っています。
だからこそ、いきなり大きく出るよりも
今あるものの中に柱を見つけることを
最初にやってほしいんです。
「第二の柱を作りたいけど、今の店の何を活かせばいいか分からない」という詰まりが、この記事を読んでいる方には残っているはずです。繁盛店ポータルに無料登録すると、増益繁盛プランナー(5ステップ)でお店のビジョン・目標・ターゲット客層を整理でき、既存事業の中に柱を見つける思考の整理ができます。メール登録のみ、1分で使えます。
Q2. テイクアウトや物販を始めるとき、何を売ればいい?
「何でもいいから増やそう」で始めると
在庫リスクと手間だけ増えます。
判断基準はシンプルで、
「今のお客さんが帰り際に
もう一度買いたいと思うもの」です。
例えば居酒屋さんなら、
看板メニューのタレや出汁を
瓶詰めで販売しているお店があります。
あるいは、常連さんから
「お土産に持って帰りたい」と
言われたものを商品化するのが
一番確度が高い。
お客さんの声がそのまま
商品開発のリサーチです。
Q3. 客単価を上げたいが、値上げは怖い。どうすればいい?
「値上げしたらお客さんが来なくなる」
そう思っている方、多いです。
でも、価格を上げることと
価値を伝えることは、別の話です。
値段だけ上げれば離れる。
価値を伝えながら上げれば残る。
例えば、「おすすめの一品」を
POPで丁寧に説明するだけで
注文率が変わってきます。
「このサバは〇〇漁港から朝〇時に届く」
そういう一行が、価格への納得に変わる。
値段を上げる前に、
今の値段の「理由」をちゃんと伝えていますか?
今のメニューに「選ばれる根拠」が載っていますか?
✓ ここまでのポイント
- 第二の柱は「既存のお客さんからもう一品」の設計から始める
- テイクアウト・物販のネタはお客さんの声の中にある
- 値上げより先に、価値を伝える言葉を作ることが先決
「客単価・客数・来店頻度のどこを伸ばすか」の判断が、記事を読んだだけではまだぼんやりしている方がいると思います。繁盛店ポータルのハワードジョイマンAIに相談すると、業種・状況に合わせた具体的な一手を無料で得られます。何度聞いても無料、登録はメールアドレスのみです。
Q4. 売上は上がっているのに手元にお金が残らない。なぜ?
これは売上の問題ではなく
利益構造の問題です。
売上-原価-人件費-家賃-その他経費
この引き算の結果が残る数字なので、
売上が伸びても、それ以上に費用が増えれば
手元は増えません。
まず確認するのは、
FL比率(食材費+人件費÷売上)です。
飲食店の場合、ここが60%を超えていると
かなり厳しい状態になります。
「忙しいのに儲からない」の多くは、
FL比率の問題です。
客数を追うより先に、
ここを見直してみてください。
飲食店の売上改善でよくある質問と、現場で本当に効いた打ち手にも
この視点から具体的な解説を書いています。
合わせて読んでみてください。
Q5. チラシって今でも効きますか?
効きます。
ただし、「配ったら終わり」にしている人には効きません。
効果が出るチラシには3つの要素があります。
「誰に届けるか」「何を伝えるか」「次の行動を明確にするか」。
この3つが揃っていないチラシは
読まれずに捨てられます。
また、一回で判断しないこと。
私が指導した移転後に売上が落ちたオムライス系の店では、
チラシを効果測定しながら継続する形に変えたことで
客単価と売上が上向いていきました。
一回やって「効かない」と判断するのは早い。
チラシは継続と改善のセットです。
Q6. LINEを使った集客、何から始めればいい?
まずLINE公式アカウントを作り、
「次回来店時にLINE登録で〇〇プレゼント」
という案内を店頭に置くところから始めてください。
登録してもらったら、
月2〜3回のペースで配信します。
内容は「今月のおすすめ」「限定メニュー」
「ちょっとしたお店の話」でいい。
重要なのは、売り込みより「関係性を温める」目的で使うこと。
LINEは新規集客ではなく、
リピーター育成のツールです。
この順番を間違えると、
配信しても反応が取れない状態が続きます。
Q7. Googleビジネスプロフィールは何をすればいい?
まず、登録と基本情報の完成です。
営業時間・写真・電話番号・メニュー。
ここが古いまま、または空欄のままの店は
検索で選ばれる機会を損しています。
次に、口コミへの返信を続けること。
返信率が高い店の方が
Googleの評価が上がりやすい傾向があります。
そして、Q&A機能を使うこと。
「駐車場はありますか?」
「個室はありますか?」
こういった質問に先に答えておくと、
問い合わせが来る前に選ばれる確率が上がります。
MEO対策のQ&A機能を使い倒す実践的な設定方法に
具体的な作り方を書いています。
Q8. スタッフに任せられず、自分が現場を離れられない。どうすれば?
これは「スタッフが使えない問題」ではなく
「仕組みがない問題」です。
オーナーの頭の中にしかない手順は、
スタッフには伝わりません。
まず、自分が毎日やっていることを
書き出してみてください。
その中で「誰でもできること」が
必ずいくつかあります。
そこから少しずつ渡していく。
全部一気に渡す必要はない。
一週間で一つ渡せればいい。
「経営者が現場から離れられないのは、
スタッフの問題じゃなくて設計の問題です。
仕組みを作った分だけ、経営者の時間が生まれます。」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
和食店を経営する50代の男性オーナーの話をすると、
「月商80万円上乗せできたことも嬉しいですが、
仕組み化で現場を任せられる時間が増えたことで、
抱え込みグセが減り、経営に集中できるようになりました」和食店オーナー(男性・50代)
この方も最初は「全部自分でやらないと不安」という状態でした。
仕組みを一つ一つ作っていくことで
その不安が変わっていきました。
Q9. 新規客とリピーターの比率はどのくらいが理想?
業態によって変わりますが、
一般的な目安として
新規3割・リピーター7割が安定した状態といわれます。
新規ばかり追っていると
集客コストが上がり続けます。
リピーターが多い店は、
来てくれた一人の生涯価値(LTV)が高い。
例えば月2回来るお客さんが
1年続けてくれると、
年間24回分の売上になります。
それを新規で補おうとしたら
どれだけのコストがかかるか。
リピート設計は、
一番コスパの高い集客です。
Q10. 経営の数字が苦手で、何を見ればいいか分からない。
最初に見る数字は3つだけでいいです。
客数・客単価・来店頻度。
売上はこの3つの掛け算で決まります。
客数×客単価×来店頻度。
今月の売上が先月より下がっているなら、
この3つのうちどれが下がったかを確認する。
そこから打ち手が決まります。
客数が下がっているなら集客策。
客単価が下がっているなら商品設計か接客。
来店頻度が下がっているならリピート施策。
この順番で考えると、
「何から手をつければいいか分からない」
という状態は減っていきます。
数字の読み方を現場で実践している会員の体験談も
参考になりますので、読んでみてください。
「売上が上がらない理由のほとんどは、
どこに問題があるかを見ていないことです。
3つに分解するだけで、打ち手が見えてきます。」ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
10問、まとめて答えてきましたが
共通しているのは一つのことです。
今の店の中に、まだ使いきれていない資産がある。
「新しいことをやらないといけない」より先に、
「今あるものをもう少し活かせないか」を
考えてみてほしいんです。
第二の収益柱も、
テイクアウトも物販も、
全部「今いるお客さんからの延長」で設計できます。
ゼロからのスタートよりも
既存の顧客資産を使う方が
リスクが低く、動きやすい。
一問でも「これ、うちのことだな」と思ったものがあれば
そこから動いていきましょう。
経営の悩みは、一つ解決すると次が見えてきます。
走りながら答えを見つける、それが店舗経営です。
追伸
10問答えましたが、
「自分の店に当てはめるとどうなるか」が
一番分からないところだと思います。
今日の内容を自分のお店に置き換えて
考えてみたい方は、
飲食店の売上改善でよく聞かれる質問と、現場で効いた打ち手の解説も
合わせて読んでみてください。
今日の10問を読んで「自分の店、全部当てはまる」と感じた方は、一人で抱えている状態が一番の損失です。増益繁盛クラブでは、売上分解の実践・第二の柱の設計・仕組み化のステップを、同じ景色を見ている全国の仲間と伴走しながら進められます。申込フォームへの入力のみで参加できます。