結論から言うと、ハガキとLINEは「どちらが正解か」ではなく、「役割分担して組み合わせるのが正解」です。この2つを使い分けることで、飲食店の来店頻度は確実に引き上げられます。その根拠と具体的な組み合わせ方を、今日は順を追って解説していきます。
来月の売上がどうなるか分からない、先月は良かったのに今月はガクッと落ちた──そんな波に振り回されている飲食店オーナーの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
📋 この記事でわかること
- ハガキとLINE、それぞれの強みと弱みの違い
- 来店頻度を上げるための役割分担の考え方
- 具体的な組み合わせの手順と実践イメージ
- よくある失敗パターンとその回避策
こんな方におすすめ
- ✅ 新規集客よりもリピーター育成に力を入れたい飲食店オーナーの方
- ✅ ハガキDMをやってみたけど反応がいまいちだった方
- ✅ LINE公式アカウントを作ったものの、使いこなせていない方
- ✅ 来店頻度が上がらず、月ごとの売上の波が大きい方
- ✅ 値引きクーポンに頼らない集客に切り替えたい方

ハガキとLINE、そもそも何が違うのか
まずそれぞれの特性を正直に整理しておきます。どちらが優れているという話ではなく、得意なことが違うというのがポイントです。
❌ どちらか一方だけに頼るパターン
- 「LINEだけで配信しているが、既読されているか分からない」
- 「ハガキを出したが返応率が低く、コストが気になって続かない」
- 一方にまとめてしまうことで、届くべきお客さんに届いていない
✅ 役割を分けて組み合わせるアプローチ
- ハガキは「記憶に残す・特別感を伝える」役割
- LINEは「即時性・気軽さ・頻度を担う」役割
- 2つが補い合うことで、お客さんとの接点が増え、来店頻度が自然に上がる
ハガキは手元に残ります。冷蔵庫に貼っておくお客さんも多い。「あ、そういえばあのお店」と思い出してもらえる媒体として、デジタルにはない物理的な存在感があります。一方で、印刷・郵送のコストと手間がかかる分、頻度を上げるには限界があります。
LINEは即時性が武器です。「今夜おすすめの一品が入りました」「明日の仕込みで特別メニューが出ます」といったリアルタイムの発信が得意。ただし、通知が多いアカウントはブロックされやすく、中身のない配信が続くと一瞬で関係が壊れます。
「記憶」はハガキ、「即時性」はLINEに任せる
私がよくお伝えするのは、「接触頻度を上げることと、信頼を積み上げることは別の話です」ということです。
「たくさん連絡すれば来てもらえるわけじゃない。お客さんが『また行きたいな』と思う瞬間をいかに作れるか。ハガキとLINEはそのための道具です」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
この観点から役割分担を考えると、こうなります。
ハガキが向いている場面
- 誕生月・記念日のお礼・お祝いメッセージ
- 季節の変わり目(春・夏・秋・冬)のご挨拶と新メニュー告知
- 「あなたに来てほしい」という気持ちを直接届けたいとき
- クーポンをつけて来店のきっかけをつくりたいとき(LINEのクーポンより保存される)
LINEが向いている場面
- 当日・翌日の空席案内や限定メニューのお知らせ
- 新スタッフの紹介など店の「今」を伝える発信
- ハガキでのお知らせ後に「そういえば送りましたが見ていただけましたか?」的なフォロー
- アンケートや簡単な反応を集めたいとき
✓ ここまでのポイント
- ハガキは「手元に残る・記憶させる」、LINEは「即時に動かす」という役割分担が基本
- どちらか一方だけに頼ると、接触の質か量のどちらかが必ず欠ける
組み合わせの具体的な手順
組み合わせ STEP 1
ハガキで「関係性の種」を蒔く
月に1回、または季節ごとに、来店したことがある方に向けてハガキを送ります。内容は「お久しぶりです。今月はこんなメニューを用意しました」程度でも十分。大切なのは、文面に店主の言葉がある、ということです。印刷されたチラシとの違いはそこです。手書きの一言が入るだけで反応率は大きく変わります。
⚠️ よくある失敗:最初だけハガキを送って「反応が薄かったから」とやめてしまうケース。1回で来店につながる確率は高くありません。2回・3回と届いてはじめて「あ、また来たな」とお客さんの記憶に刻まれていきます。
組み合わせ STEP 2
LINE登録をハガキの中に組み込む
ハガキにLINE公式アカウントのQRコードを載せる方法は、非常に効果的です。「LINE登録していただくと、その週のおすすめ情報をお届けします」という一文があるだけで、ハガキがLINEリスト獲得の入り口になります。紙とデジタルをつなぐこの動線設計が、仕組みの肝になります。
⚠️ よくある失敗:LINEのQRコードをただ置いておくだけで「登録してください」と一言も添えないケース。なぜ登録するといいのかを一言でいいので書いてください。
組み合わせ STEP 3
LINEで「今日来る理由」を作る
LINE登録してくれたお客さんには、週1〜2回程度の配信を目安にします。ただしポイントは「価値のある情報」だけを届けること。「今週は〇〇産の旬の食材が入っています」「土曜日の夜だけ特別コースを出します」といった、来店する理由になる情報です。値引きクーポンだけに頼る配信は、お客さんの「値引き待ち」を生み出すだけになります。
⚠️ よくある失敗:「配信することが目的」になってしまい、内容の薄いメッセージを出し続けること。ブロック率が上がる最大の原因です。
「販促は続けることが大事だとよく言われますが、私が強調したいのは『価値を渡し続けること』です。来店理由のないメッセージを送り続けても、関係は育ちません」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
どちらが向いているか、状況別に選ぶポイント
「ハガキを出す余裕がない」「リストが少ない」など、状況によって使い方の優先順位は変わります。状況別の判断基準も整理しておきます。
LINEから先に始めるべきケース
- 顧客リストが少なく、住所が取れていない段階
- まずコストを抑えてテストしたい
- 若い客層が多く、デジタルへの親和性が高い
ハガキから先に始めるべきケース
- 既存の顧客名簿(住所リスト)がある
- お客さんの年齢層が高め(40〜60代以上)
- 「特別なお店感」を大切にしたい高単価店
両方を同時に始めるべきケース
- 月商の波が激しく、来店頻度を今すぐ改善したい
- 顧客リストが一定数あり、LINE登録も既にある
- 「来月の売上を自分で作りたい」という強い意志がある
「美容室を2店舗経営していますが、LINEのフォローアップを自動化してからリピート率が38%から71%まで上がりました。ハガキと合わせて使うようになってから、お客さんとの関係が変わった気がします」
美容室オーナー(2店舗経営)
まとめ:来店頻度は「仕組み」で作るもの
ハガキとLINEの話をしてきましたが、一番大切なことをお伝えして終わりにします。
来店頻度は、偶然や運に左右されるものではありません。客数×客単価×来店頻度という3つの軸のひとつであり、販促の仕組みを回すことで意図的に動かせます。
私がこれまで833件以上の店舗経営者と関わってきた中で見てきた共通点は、「繁盛している店は、地味な販促を継続している」ということです。ハガキを毎月出す、LINEを週1〜2回届ける。派手さはありません。ただ、それを続けることで、お客さんとの関係が育ち、来店頻度が上がっていきます。
「やってみたけど続かなかった」という方こそ、一人でやろうとしないことが大事です。仕組みとして回せる状態に整えることと、同じ志を持つ仲間の中でやり切ることが、継続の鍵になります。
ハガキとLINEの組み合わせ、ぜひ今月から試してみてください。何から始めればいいか迷っている方は、まず下のリンクから情報を受け取ってみてください。お待ちしています。
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