2.集客対策

家族連れの集客に悩む飲食店オーナーへ、リピートにつながる体験設計の事例

9月の入り口。

夏休みが終わり、子どもたちが学校に戻ると、
家族連れのお客さんがぱったり来なくなる。

先週末まであんなに賑わっていたのに、
今週のランチはほぼ静かだった。

そういう話を、ここ数日で何人かから聞きました。

「夏は来てくれたのに、秋になるとまた新規を探さないといけない」
と言うんです。

でもよく聞くと、夏に来た家族連れがリピートした試しがほとんどない。
つまり、毎年毎年、新規を追いかけ続けている状態です。

と言うことで、今日は家族連れのリピートを生む「体験設計」の話をします。

おはようございます。ハワードジョイマンです。

こんな方におすすめ

  • ✅ 家族連れのお客さんが来ても、次につながらないと感じている方
  • ✅ 夏や連休など特定の時期だけ売上が上がり、あとが続かない方
  • ✅ 新規客を集めることに疲れ、リピート対策を本格的に考えたい方
  • ✅ 客数・客単価・来店頻度のどこを伸ばせばいいか整理したい方
  • ✅ 値引きやクーポンに頼らず、価値で選ばれる店にしたい方

📋 この記事でわかること

  1. 家族連れがリピートしない本当の理由と、体験設計の考え方
  2. 来店頻度を上げるために使える具体的な仕組みの事例
  3. 売上を「客数×客単価×来店頻度」に分解して、どこに手を打つかを決める方法
  4. 紙・ネット・AIを組み合わせた、小さな飲食店でも実践できる集客の順番
家族連れの集客に悩む飲食店オーナーへ、リピートにつながる体験設計の事例 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「また来てくれるはず」という思い込みが、一番の落とし穴

家族連れが来てくれた日のことを思い出してみてください。

子どもが喜んで食べてくれた。
お父さんもお母さんも笑顔だった。
帰り際に「美味しかった」と言ってくれた。

あなたのお店が「また来たい」と思わせる体験を提供できていたのは間違いない。

でも。

その後、何もしていない。

「また来てくれるはず」という思い込みのまま、次の月が来て、
また新しい家族連れを追いかけている。

これが、売上が毎年同じところで止まる理由です。

売上は、客数×客単価×来店頻度で決まります。
この3つのどれかが動けば、売上は変わります。

家族連れを集めることに成功しているお店でも、
来店頻度が低いままでは、利益は残りません。

あなたのお店は、来店頻度を意図的に上げる仕組みを持っていますか?

「美味しければ来てくれる」と思っていませんか?

美味しいのは、最低条件です。
その先の「また来たい」を設計するのが、経営者の仕事です。

「帰り際に次来る理由を渡す」と書きましたが、何を渡せばいいか、どう言えばいいか、具体的なところで手が止まる方も多いです。繁盛店ポータルに無料登録すると、ハワードジョイマンAIにあなたのお店の業種や状況を伝えて「リピート導線の具体案」を即座に相談できます。メール登録のみ、1分で使い始められます。

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体験設計の事例:「次来る理由」を帰り際に渡したお店

以前、こんなケースがありました。

地方都市で小さなファミリー向けの和食店を営む40代の男性オーナー。
月商はそこそこあるのに、手元にお金が残らない。
来てくれるお客さんのほとんどが一見さんで、
リピートに結びついていなかった。

一見さんを集めるために、食べログのクーポンを使っていました。
掲載費が重くなる一方で、来るのは割引目当てのお客さんばかり。
正規の単価では来てくれない、という状況でした。

そこで取り組んだのが、「次来る理由を帰り際に渡す」という体験設計です。

具体的には、子ども向けのスタンプカードを作りました。
3回来たら「子ども限定デザートプレゼント」という内容。
それだけです。

子どもが「またスタンプ押してもらおう」と言い始める。
親が「そうだね、行こうか」と動く。

来店のきっかけを作るのは、子どもです。
決定権を持つのは親ですが、動機を作るのは子どもの側。

このシンプルな仕組みを入れてから、
3ヶ月後には家族連れのリピート率が目に見えて上がりました。

さらに、帰り際にニュースレターを渡すようにしました。
「今月の新メニューのこぼれ話」と「来月のイベント予告」を
手書き風のレイアウトで1枚にまとめたもの。

コストはほぼかかりません。
でも、お客さんにとっては「この店のことが気になる」という感情を持ち帰ってもらえます。

これがリピーターを増やすための「一言」の設計と仕組みの本質です。
特別なことをする必要はない。
帰り際に、次来る理由を渡せているかどうか。それだけです。

美容室でも同じことが起きている。業種は違っても構造は同じ

飲食店の話をしていますが、
同じ構造の問題は、美容室でも起きています。

「掲載をやめたら終わりという恐怖がずっとありました。でも次回予約の仕組みを入れてから、リピートが安定してきて、掲載費を抑えても売上が落ちなくなったんです。利益率が上がった実感があります」

カラー特化サロン(女性・30代)

この方が変えたのは、集客方法ではありません。
「次回予約」という、帰り際の一言の設計です。

施術が終わった瞬間に「次はいつ頃来られますか?」と聞く。
それだけで、来店頻度が安定する。

掲載費に毎月大金を払っていたのに、
やめてみたら利益率が改善した。

飲食店も同じです。
クーポンや値引きで新規を集め続けることに疲弊しているなら、
まず「今いるお客さんにまた来てもらう仕組み」を先に整えることです。

ホットペッパー脱却を決めた美容室オーナーがよくある質問と同じで、
飲食店でも「食べログをやめたら集客がゼロになる」と恐怖を感じているオーナーは多い。

でも、それは来店頻度の設計ができていないから、その恐怖を感じるのです。

✓ ここまでのポイント

  • 「また来てくれるはず」は思い込み。次来る理由を意図的に渡す設計が必要。
  • スタンプカードやニュースレターなど、コストをかけずにできる仕組みから始められる。
  • 来店頻度が上がると、新規集客への依存度が下がり、利益率が改善する。

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売上を3つに分解すると、打つべき手が見えてくる

「家族連れが来ない」と悩んでいる経営者に話を聞くと、
だいたい「客数が足りない」という結論になっています。

でも本当にそうでしょうか。

売上は、客数×客単価×来店頻度です。
この3系統に分解して計測すると、自分の店の弱点がどこにあるか、はっきり見えてきます。

例えば、

客数は来ているのに売上が低いなら、客単価が問題です。
客単価も客数も悪くないのに利益が残らないなら、来店頻度が問題です。

家族連れを集めることに成功しているのに手元にお金が残らない場合、
来店頻度を上げることに集中すべきです。

「そんな分析、難しそう」と思った方は、難しく考えすぎています。

先月、何人来たか。
1人あたりいくら使ったか。
同じ人が何回来たか。

この3つの数字を把握しているだけで、次の一手が変わります。

「売上が運任せになっているお店は、3つの数字を見ていないことが多い。どれを伸ばすかを決めてから手を打つ。それだけで、動きが変わります」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

紙・ネット・AIを組み合わせて、家族連れのリピートを設計する

来店頻度を上げる手段は、紙・ネット・AIの3層で考えます。

紙から始めると動きやすいです。

帰り際に渡すニュースレター。
次回来店を促すハガキDM。
子ども向けのスタンプカード。

これだけで、リピートの導線が作れます。

ネットは、LINEの公式アカウントを作って
「次回予告」や「季節のおすすめ」を月1〜2回配信する。
家族連れは、子どもが喜ぶイベント情報に反応します。

9月なら、秋の新メニュー告知や、
10月のハロウィン向けキッズメニューのお知らせなどが使いやすいです。

AIは、こうした配信文やニュースレターの文章を作るのに使えます。
ChatGPTに「家族連れ向けに、秋の新メニューを告知するLINEメッセージを作って」と聞けば、
たたき台が30秒で出てきます。

「時間がない」と感じているオーナーほど、AIで文章のたたき台を作る習慣を持ってほしいです。

大事なのは、これらを「どれか1つ」ではなく組み合わせることです。
紙だけ、LINEだけ、では弱い。
3層で重ねると、お客さんに届く確率が上がります。

そして、広告にお金をかけることを恐れないでください。

「お金をかけずに売上を伸ばしたい」という発想は、愚策です。
必要な投資をして顧客を創造する。
それが利益を残す経営の基本です。

集客コンサルを選ぶ前に確認する、支援内容と費用対効果の見極め方も参考にしてみてください。

まとめ:今日から一つだけ始める体験設計

夏が終わり、家族連れのお客さんが減り始めるこの時期こそ、
来店頻度の設計を見直す絶好のタイミングです。

難しいことは要りません。

今日から始めるなら、一つだけ。

帰り際に「次来る理由」を渡してください。
スタンプカードでも、ニュースレター1枚でも、「また来てくれたら教えますよ」という一言でもいい。

そこから始めて、数字を見ながら手を重ねていく。

客数×客単価×来店頻度のどれを動かすかを決めて、
紙・ネット・AIを組み合わせて動かしていきましょう!

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。今日の一歩を積み上げましょう!

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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