2.集客対策

工務店のホームページ改善、問い合わせ数を増やすために変えたい4つの要素

梅雨が明けたと思ったら、もう夏本番。静岡の清水でも連日うだるような暑さが続いています。こんな季節は、エアコンの効いた部屋でホームページをじっくり見直すのに、案外いい時期かもしれません。

最近、工務店の経営者の方からよくいただく相談があります。

「ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない」
「見積もり依頼は来るけど、価格だけを比べられて選ばれない」
「リフォームの腕には自信があるのに、どう伝えればいいか分からない」

この悩み、実はひとつの根っこから来ています。それは「価値が伝わっていない」という問題です。

「安くしないと選ばれないのでは」という不安、あなたも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。でも、値下げで選ばれた仕事は、また値下げを迫られます。その繰り返しが続く限り、利益は残りません。

今回は、工務店のホームページで問い合わせを増やすために見直したい4つの要素を、実際にいただいた声も交えながらお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 問い合わせが来ないホームページに共通する「価値の見せ方」の問題点
  2. 値下げに頼らず適正単価で問い合わせを呼び込む4つの改善要素
  3. 「提案することへの迷い」が自信に変わった実例から学べること
  4. ホームページ改善を継続して結果につなげるための考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 工務店・リフォーム店のホームページを持っているのに問い合わせが増えない方
  • ✅ 価格競争に巻き込まれず、価値で選ばれたいと思っている経営者の方
  • ✅ 自社の強みをどうホームページで伝えればいいか迷っている方
  • ✅ ホームページを更新したいが、何から手をつければいいか分からない方
  • ✅ 問い合わせの質を上げ、適正単価で受注したい方
工務店のホームページ改善、問い合わせ数を増やすために変えたい4つの要素 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「ホームページがある」と「ホームページが機能している」は別の話

工務店のご相談を受けていて、まず確認することがあります。それは「ホームページの目的が設計されているか」という点です。

多くの工務店のホームページを見ると、会社概要・施工事例・お問い合わせフォームの3点セットで止まっています。これは「存在している」ホームページであって、「機能している」ホームページではありません。

機能しているホームページとは、見た人が「この会社に頼みたい」と思い、問い合わせボタンを押すまでの流れが設計されているものです。

私が日頃お伝えしている考え方に、売上を「客数×客単価×来店頻度」の3つに分解するというものがあります。工務店に置き換えると、「問い合わせ数×受注単価×リピート・紹介」になります。ホームページはこのうち「問い合わせ数」と「受注単価」の両方に影響を与える、もっとも重要な接点のひとつです。

では、具体的に何を変えればいいのか。4つの要素に絞って見ていきます。

「施工事例はあるのに問い合わせが来ない」——その原因が「価値が伝わっていない」ことだと気づいても、どこから手をつければいいか迷うのは当然です。繁盛店ポータルに無料登録すると、ハワードジョイマンのメソッドを搭載したAIに、あなたのお店の状況を話しながら具体的な改善の糸口を相談できます。メール登録だけ、1分で完了します。

繁盛店ポータルに無料登録してAIに相談する

要素①:「何ができる会社か」より「どんな問題を解決できるか」を前に出す

多くの工務店のトップページには、「リフォーム・新築・増改築・外構工事・水回り対応」といった「できること一覧」が並んでいます。これは会社側の都合で書かれた情報です。

ホームページを見に来るお客さんは、「施工メニューを探しているわけではなく、自分の悩みを解決したい」のです。

たとえば、「築30年の実家をどうにかしたいが、どこに頼めばいいか分からない」という悩みを抱えた人が検索してあなたのホームページに来たとします。そこに「リフォーム全般承ります」とだけ書いてあっても、その人には刺さりません。

「築年数が古い建物の耐震補強・断熱改修の専門実績があります」「ご実家の建て替えかリフォームか、どちらが本当にお得かを正直にアドバイスします」という言葉のほうが、はるかに「この会社に相談したい」という気持ちを引き出します。

ポイントは、お客さんの言葉で悩みを書くこと。会社が使う専門用語ではなく、お客さんが検索するときに打ち込む言葉で書くことです。

要素②:施工事例は「写真」だけでなく「物語」を載せる

施工事例のページが「写真+工事名+施工箇所」だけで終わっている工務店は非常に多いです。これでは、お客さんは「きれいになったんだな」という印象しか持てません。

問い合わせにつながる施工事例は、次の流れで書かれています。

①お客さんが抱えていた悩み・状況(「20年来のキッチンの老朽化で、毎日料理が苦痛でした」)
②どんな提案をしたか(「予算内で最大限の使い勝手を実現するため、動線を変えることを提案しました」)
③施工後の変化(「毎朝キッチンに立つのが楽しみになったとおっしゃっていただきました」)

この「悩み→提案→変化」という流れが、読んでいる人に「うちも同じ悩みがある。この会社なら解決してくれそうだ」という感情を生みます。

これはまさに、POPで単品の価値を伝える考え方と同じです。何を作ったかではなく、それによってお客さんの生活がどう変わったかを伝える。これが価値の伝え方の核心です。

「値段を下げなくても選ばれます。ただ、それには『なぜあなたの会社に頼むべきか』が伝わる言葉と構成が必要です。ホームページは24時間365日働く営業マンです。その営業マンに、価値を語らせてください」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • ホームページの目的は「存在すること」ではなく「問い合わせを生む流れを設計すること」
  • 「できること一覧」より「どんな悩みを解決できるか」をお客さんの言葉で伝える
  • 施工事例は写真だけでなく「悩み→提案→変化」の物語形式で書く

「提案することへの迷いが自信に変わった」という声を読んで、自分のホームページでも同じことができるかどうか気になった方へ。繁盛店ポータルでは、チラシや販促物を添付して添削アドバイスを受ける機能もあります。ホームページの改善案を、AIに相談しながら整理することができます。無料・メール登録のみで使えます。

ホームページ改善をAIに相談する——無料で登録する

要素③:「誰が作っているか」を見せる——代表・職人の顔と言葉を出す

工務店を選ぶとき、お客さんは「どんな人が来るか」をとても気にしています。金額が大きい買い物だからこそ、「信頼できる人かどうか」の判断材料を求めています。

それなのに、代表の顔写真がない、プロフィールが「○○年創業、地域密着で頑張っています」の一文だけ、という工務店はまだ多い。これでは、信頼の根拠が何もありません。

見直してほしいのは次の3点です。

チェックポイント1:代表・担当者の顔写真と一言コメントがあるか

「この人に頼みたい」という気持ちは、顔が見えたときに初めて生まれます。スーツでなくても構いません。現場の作業着でのリアルな写真のほうが、かえって親しみを持たれることも多い。

✅ ポイント:写真の横に「私が現場を必ず確認します」「施工後3年間は無償でアフターフォローします」など、担当者の言葉を一言添えるだけで信頼感が大きく変わります。

チェックポイント2:資格・施工実績・受賞歴が分かりやすく載っているか

「プロとしての証明」は、お客さんの安心材料になります。資格、年間施工件数、アフター保証の年数、加盟団体など、信頼の根拠を並べておく。

✅ ポイント:数字は具体的に。「多数の実績」ではなく「年間施工件数〇〇件」「創業〇〇年」と書くだけで説得力が変わります。

チェックポイント3:お客さんからの声(テキスト・動画)が掲載されているか

自社が「うちは良い仕事をします」と言っても、それは自己申告です。お客さんが「本当に良かった」と言っている言葉は、何十倍もの説得力を持ちます。

✅ ポイント:年代・状況・感想のセットで掲載すると、同じ悩みを持つ見込み客に刺さりやすくなります。

要素④:問い合わせのハードルを下げる「入口の設計」

「お問い合わせはこちら」というボタンがページの一番下にしかない、問い合わせフォームが「名前・住所・電話番号・メッセージ」という重厚なものになっている——これでは、問い合わせたいと思っても途中で離脱します。

問い合わせのハードルを下げるために変えたいのは次の2点です。

❌ よくあるパターン:「まずはお問い合わせください」という一本道

  • まだ検討段階の人には重すぎる
  • 「電話をかけるのは気が引ける」という人を取りこぼす

✅ 推奨アプローチ:入口を複数用意する

  • 「無料相談」「資料請求」「現地調査だけでもOK」など、段階別の接点を作る
  • LINEや簡易フォームを加え、気軽に連絡できる入口を増やす
  • 「○○だけでも相談できます」という言葉で、敷居を下げる

これはニュースレターやLINE配信で既存客との関係を育てる考え方と同じです。最初の一歩のハードルを下げることで、見込み客との接点が生まれ、そこから信頼関係が育っていきます。

実際にいただいた声から——「提案する迷い」が自信に変わった話

ここで、工務店の話ではありませんが、この「価値を伝えることへの迷い」を乗り越えた実例をご紹介します。

「客単価が20%向上し、無駄な待機が減って子どもと過ごす時間が増えました。そして何より、お客さんへの提案で迷っていた自分が、自信を持って提案できるようになったことが一番の変化です」

ヘッドスパ強化サロン(女性・40代)

この方が変えたのは、「安くしないと選ばれない」という思い込みです。提案することへの迷いがなくなり、価値をきちんと伝えるようになったことで、客単価が上がり、時間まで生まれた。

工務店のホームページ改善も、まったく同じ構造です。「価格を下げなければ問い合わせは来ない」という発想を手放し、価値を伝える4つの要素を整えることで、問い合わせの数と質の両方が変わります。

「ホームページを作ったときの目的を思い出してください。それは問い合わせを増やすためでしたか、それとも会社の存在を示すためでしたか。前者であれば、今すぐ見直す価値があります。価値が伝わらないホームページは、広告費を使っても穴の空いたバケツと同じです」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ——問い合わせを増やすために変えたい4つの要素

今回お伝えした4つの要素を整理します。

  • ①「何ができるか」より「どんな悩みを解決できるか」をお客さんの言葉で書く
  • ②施工事例を「写真+工事名」から「悩み→提案→変化の物語」に変える
  • ③代表・担当者の顔・言葉・実績数字を出して信頼の根拠を作る
  • ④問い合わせの入口を複数用意してハードルを下げる

どれも、一度設計してしまえば継続的に機能し続ける「仕組み」です。「いつかやろう」と後回しにするより、一つずつ手をつけていく。地味な作業を「すぐに」「継続して」やり切ることが、適正単価で選ばれる工務店への道です。

値下げに頼らず、価値を伝えて問い合わせを増やす。そのための第一歩を、今日から踏み出してみてください。

4つの要素を整えたいと思いながら「一人では続けられるか不安」という方は、そこが正直なところだと思います。増益繁盛クラブでは、客数・客単価・再来店の3系統を体系的に学びながら、価値を伝える販促を継続できる仕組みを伴走者と一緒に作っていきます。まずは申込フォームから、あなたの状況を教えてください。

着実に繁盛店を目指す方へ——増益繁盛クラブを見てみる

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

-2.集客対策