秋の静岡。
朝のランニングコースを走りながら、
ふと考えることがあります。
マラソンを始めた当初、
タイムを上げようと距離を増やしました。
でも体がついてこない。
膝が痛い。睡眠が足りない。
結局、距離より先に
「回復できる体づくり」が必要でした。
走る距離を増やす前に、
走れる体にする。
これ、赤字の美容室が
売上を伸ばそうとするときと
まったく同じ構図だなーって、
汗を拭きながら思ったんです。
と言うことで、
今日は美容室の赤字経営から抜け出した事例、
とくに「売上より先に何を削ったか」という話を
お伝えしていきます。
ハワードジョイマンです。
こんな方におすすめ
- ✅ 美容室の赤字が続いていて、何から手をつければいいか分からない方
- ✅ 売上は立っているのに手元にお金が残らないと感じている方
- ✅ 固定費の削り方が分からず、なんとなく怖くて先送りしている方
- ✅ 既存の美容室事業の中に、もう一本収益の柱を作りたいと考えている方
- ✅ 値下げや掲載費に頼らず、利益が残る経営に変えたい方
📋 この記事でわかること
- 赤字の美容室が最初に手をつけるべき「固定費の見直し」の考え方
- 売上を追う前に構造を変えた事例の具体的な流れ
- 既存事業の中に第二の収益柱を見つける3つの視点
- 「美容師」から「経営者」へ意識が変わった複数店舗オーナーの実例

赤字の美容室が最初にやるべきことは、売上を増やすことではない
「売上が足りないから赤字なんです。」
こう言う方は多いです。
でも実際に数字を一緒に見ると、
問題は売上より先にあることがほとんどです。
月商200万円の美容室が
毎月赤字になっている場合、
売上が少ないのではなく
固定費が重すぎるケースが多い。
家賃・人件費・リース代・
ホットペッパービューティーの掲載費。
この4つだけで
月商の60〜70%を超えていることが
珍しくないんです。
あなたのお店は今、
固定費の合計を月商で割ったことがありますか?
固定費比率が50%を超えているなら、
売上を増やす前に
まず構造を見直す必要があります。
売上を上げるのは
体力を使います。
体力が残っていない状態で
距離を伸ばしても、潰れるだけです。
「売上を追う前に、まず利益が残る構造に変える。それが先です。売上は構造が整ってから、初めて伸ばす意味を持ちます。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
固定費の構造は分かった。でも「どこから削ればいいか」の判断基準が自分では持てない、という詰まりが残っているはずです。繁盛店ポータルの無料アカウントを開設すると、ハワードジョイマンAIにあなたのお店の状況を話して具体的な改善の順番を聞けます。メール登録だけ、1分です。
実際に削った固定費、3つの事例
ここでは私が関わった美容室の
実際のケースをお伝えします。
もちろん、特定できる情報は伏せています。
チェックポイント1:掲載費は「集客コスト」ではなく「依存コスト」になっていないか
あるサロンでは、
ホットペッパービューティーに
月8万円以上を払い続けていました。
新規客は来る。
でもリピートしない。
翌月また掲載費を払って
新規を呼び続ける。
これは集客ではなく、
客を買い続けている状態です。
✅ ポイント:掲載費を削る前に、「自力でリピートを作る仕組み」を先に作ること。LINE公式アカウントで次回予約の導線を整えてから段階的に掲載費を下げると、利益率が改善しやすい。
チェックポイント2:リース代は「必要なもの」か「惰性で払っているもの」か
シャンプー台・スチーマー・
POSレジのリース契約。
開業時に契約したまま
何年も見直していない、
というケースがよくあります。
リース残高と現在の使用頻度を
照合してみると、
月2〜3万円の節約になる場合があります。
✅ ポイント:契約書を引っ張り出して、残債と月額を確認すること。終了間近のリースは継続せず現金購入か廃止を検討する。
チェックポイント3:人件費は「人数」より「生産性」で見ているか
人を減らせばいいという話ではないです。
スタッフ1人あたりの売上を
計算したことがありますか?
スタッフ4人で月商250万円なら、
1人あたり約62万円。
これが適正かどうかは
業態と客単価によって変わりますが、
少なくとも数字を把握することが先です。
✅ ポイント:人件費率ではなく「1人あたり売上」で生産性を見る。単価が低いまま人数を増やすと、固定費が積み上がるだけになる。
✓ ここまでのポイント
- 赤字の美容室は、売上を増やす前に固定費の構造を見直すことが先
- 掲載費・リース代・人件費の3つは、惰性で払い続けていることが多い
- 「削る」前に「仕組みを作る」順番を間違えないことが重要
既存事業の中に第二の柱を探すと言っても、物販・サブスク・ギフト設計のどれが自分のお店に合うのかは、数字を見ないと判断できません。繁盛店ポータルでは、みんなの経営相談DBでチラシやメニュー表を添付して具体的なアドバイスをAIに聞けます。無料で、いつでも何度でも。
固定費を整えた後、次に考えること
固定費を見直して
月商に対する利益率が改善してきたら、
次のフェーズに入ります。
「柱を一本だけ持ち続けるのは怖い。」
この感覚、よく分かります。
私自身、独立直後に貯金が底をつき、
妻と母から借金をした経験があります。
一本の柱が揺れたとき、
倒れるしかない。
コロナ禍以降、
この感覚を持つ美容室オーナーは
特に増えました。
でも私がいつもお伝えするのは、
「新しい事業に出る前に、
今ある柱の太さをまず確認しましょう」
ということです。
なぜなら、既存事業の中に
第二の柱が眠っているケースが
実は多いからです。
既存事業の中に第二の柱を見つける3つの視点
美容室の場合、客数・客単価・来店頻度の3系統で現状を診断すると、どこに伸びしろがあるかが見えてきます。
この3つのどれかに伸びしろがあるなら、
完全新規事業よりも先に
やることがある、ということです。
視点1:物販・店販
シャンプー・トリートメント・
ヘアオイルなどのホームケア商品。
施術の質を高く評価している
お客さんは、
そのサロンが勧める商品を
信頼して買ってくれます。
月に1〜2点売れるだけで、
客単価は大きく変わります。
視点2:サブスクリプション・定期来店設計
月額定額で
カラーかトリートメントを提供する。
来店頻度が上がり、
売上が平準化されます。
予約が読めると、
スタッフの配置も計画できます。
視点3:ギフト・紹介設計
誕生日・記念日に向けた
ギフト券や体験コースを作る。
既存のお客さんが
新規客を連れてくる動線になります。
広告費をかけずに
客数を増やせる仕組みです。
完全に新しい事業に踏み出す場合も、
今まで積み上げてきた
顧客資産と販促資産を活かせる方向で設計する。
ゼロからの孤独な戦いに
ならないようにするためです。
「「もう一本の柱」を作りたいなら、まず今ある柱の根っこを見てください。根が浅いまま横に伸ばしても、最初の嵐で倒れます。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「美容師」から「経営者」へ意識が変わった事例
40代男性の複数店舗経営者の方の話をします。
この方は2店舗を経営していましたが、
ずっと「美容師として施術する自分」が
中心にいました。
2店舗合計の月商は伸びているようでも、
自分が現場を離れると
すぐに数字が落ちる。
仕組みがなかったんです。
一緒に取り組んだのは
大きく2つです。
まず、固定費の見直し。
とくに掲載費と人件費の構造を整えました。
次に、売上の壁を突破できた経営者とできなかった経営者の分岐点でもお伝えしているように、
スタッフが自律的に動ける仕組みを作りました。
マニュアルではなく、
「考え方を共有する」アプローチです。
結果として、
2店舗合計の月商が550万円を超え、
オーナーが現場にいなくても
各店が回るようになりました。
「2店舗合計月商550万超え。仕組み化で各店を任せられる体制になり、『美容師』から『経営者』へ意識が変わった。」
複数店舗経営(男性・40代)
この方が変わったのは、
売上の数字より先に
「経営者として何をするか」
という意識が変わったことでした。
施策より先に
マインドが変わる。
これが実は一番大きな変化です。
「でも仕組み化なんて、
うちの規模では無理です」
と思った方へ。
規模は関係ないです。
1店舗1人でも、
「次回予約の取り方」を統一するだけで
来店頻度の仕組みが生まれます。
小さなことから
積み上げていけばいい。
詳しくはひとり美容室の売上が伸び悩む構造と、客単価・来店頻度からの読み解き方もあわせて読んでみてください。
まとめ:赤字からの脱出は、売上ではなく構造から始まる
美容室の赤字を止めたいなら、
まず固定費の構造を整える。
売上を追う前に、
利益が残る体質を作る。
そのうえで、
既存事業の中に第二の収益柱を探す。
物販・サブスク・ギフト設計。
今ある顧客資産と販促資産を使えば、
ゼロから始める必要はないです。
「一本だけでは怖い」という感覚は正しい。
でも新しい柱を立てる前に、
今ある柱を太くしておくことが先です。
固定費を見直す。
仕組みを作る。
意識を経営者に切り替える。
この順番で動いていきましょう。
店舗経営は、
根を張ってから幹を太くするものです。
根が張れたら、枝はいくらでも伸ばせます。
追伸:
増益繁盛クラブでは、
固定費の構造見直しから
客単価・来店頻度の改善まで、
一緒に伴走しながら進めています。
全国の飲食店・美容室オーナーが
同じ悩みを持って集まっている場所です。
赤字の構造を変えて、既存事業の中に収益の柱を作っていく。この流れを一人で設計するのは、正直しんどいです。増益繁盛クラブでは、同じ景色を見ている全国の飲食店・美容室オーナーと一緒に、客単価・来店頻度・仕組み化を実践形式で進めています。申込フォームに必要事項を入力するだけで始められます。