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■入門 笑人流繁盛術

絞り込みの重要性(入門笑人流繁盛術その19)

前回の入門笑人流繁盛術では、販促物は手紙と一緒で、『特定の1人に語りかけるように作ることで、反応が得られるようになる』ということをお話ししました。

そして、「『特定の1人に語りかける』ことで、それ以外の方からも反応を得られる」というお話をさせていただきました。

例えば、風邪薬を例にすると、売り場に沢山陳列されている風邪薬の中で、単に「風邪薬」と書いてあるだけでは、特定の買う理由が分かりません。しかし、

『明日、大事な会議があるので、すぐに風邪を治したいけど、会議中に眠気が襲ってくると困るあなたに』

と呼びかければ、風邪を引いていてすぐに治したいけど眠気がでると困るサラリーマンの方は、今すぐ欲しいと思うでしょう。

そして、そのくらい、具体的に書いてあれば、『すぐに効くのに、眠気も起きないなんて便利ね~』とサラリーマン以外の方も買いたくなるのです。

つまり、絞り込むと『誰も買わなくなる』のではなく、明確に伝わりやすくなるので、売上がアップしやすいのです。

今日は、このように絞り込むことの重要性についてお話します。

実は、『対象を絞り込む』というのは、チラシ、POP、看板、HP、ブログなどの販促物で効果を発揮しますが、それだけではないんです。

商品開発や商品名でもターゲットや用途を絞り込むことは、とても大事なのです。

商品名で例示しますと、「パン」ではなく「朝食専用パン」の方が、朝食時のパンとして購入しやすいですよね。

「紅茶」ではなく、「午後の紅茶」の方が、午後のひと時に買いやすいですよね。

「コーヒー」ではなく、「朝専用コーヒー」の方が、朝の一杯として購入しやすいです。

「醤油」ではなく、「玉子掛けご飯専用醤油」とか「カレー専用醤油」の方が、玉子掛けご飯やカレーの時に使ってもらいやすい。

「園芸土」より、「ブルーベリー専用土」の方が、ブルーベリーを育てている方は購入率が高い。

「ラーメン」より「月曜限定ラーメン」の方が、月曜日に来店してわざわざ食べたい方が来店する。

このように商品名も用途や使用方法を絞り込んだ名前をつけることで、

◆価格に関係なく買ってくれるようになります。

そして何より、

◆お客さんも選びやすいわけです。

お互いハッピーなわけですね。

あなたは、自分のお店や商品を対象となるお客さんを絞り込んで分かりやすく伝えていますか?

絞り込むだけで、あなたのお店は今より更に繁盛しますよ!

応援しています♪

笑人 ハワード・ジョイマン

【編集後記:ジョイマンの楽書き帳】

「カレーを食べたいな~」と思ったときに、カレー、ラーメン、刺身、天ぷら、蕎麦なんでもありますというお店とカレー専門店と2つあったら、
あなたはどちらのお店でカレーを食べますか?

絞り込みの重要性は、あなたの身近なところでも、ヒントが一杯ありますよ。

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ハワードジョイマン

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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