2.集客対策

飲食店のリピーターを増やすために、地味でも続けたい接点づくり

常連のお客さんが来てくれた日は、なんとなく一日が安心して終われる気がしますよね。でも、先月よく来てくれていたあの方が、今月は一度も顔を見せていない……そんなことに気づいて、ふと不安になった経験はありませんか?

こんにちは。繁盛店研究所スタッフの渥美昌代です。私は日々、増益繁盛クラブの会員サポートやコンテンツ運営に携わっています。週末は畑に出て土を耕したり、家ではアメリカンショートヘアーの猫をなでながらのんびり過ごしたりしている、どちらかといえば地味な暮らしが好きな人間です(笑)。

でも、この「地味な暮らし」をしているからこそ、今回お伝えしたいことがあります。それは、飲食店のリピーターを増やすために本当に効くのは、派手な施策ではなく、地味でも続けられる「接点づくり」だということです。

📋 この記事でわかること

  1. なぜ飲食店のリピーターが自然には増えないのか、その構造的な理由
  2. ハガキDM・ニュースレター・LINE配信など、地味でも続けやすい接点の具体的な作り方
  3. 接点づくりを「仕組み」に変えて、ひとりでも回せるようにするためのヒント
  4. 静岡・清水エリアの事例も交えた、地域に根ざした繁盛店のリアル

こんな方におすすめ

  • ✅ 新規集客よりも既存客のリピートを増やしたい飲食店オーナーの方
  • ✅ ホットペッパーなどのクーポン依存から抜け出したいと感じている方
  • ✅ SNSや広告より「人と人のつながり」で繁盛したい方
  • ✅ 販促を続けようとしても、気づけば止まってしまうという方
  • ✅ 静岡・清水エリアで飲食店を営んでいる、または地域密着で経営したい方
飲食店のリピーターを増やすために、地味でも続けたい接点づくり | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「また来ます」の言葉を、本当に実現させるために

帰り際に「また来ますね!」と言ってくれたお客さん。あの言葉、信じていいのかな……と思ったことはあると思います。悪意はない。本心でそう思って帰ってくれた。でも、日常に戻ったら忘れてしまう。それが人間というものです。

私が畑仕事をしていて痛感するのは、作物は「植えたら終わり」じゃないということ。水をやり、草をとり、肥料を施して、ようやく実がなる。手を抜いた週があれば、ちゃんと畑がそれを教えてくれます。リピーターづくりも、まったく同じだと思っています。一度来てくれたお客さんとの関係は、その後も「手を入れ続けること」で育つんです。

飲食店の売上は「客数×客単価×来店頻度」に分解できます。新規客を増やすことも大切ですが、既存のお客さんの来店頻度を上げるほうが、実はコストが低くて効きやすい。なのに、多くの飲食店オーナーさんが「新規を取りに行こう」と外に目を向け、せっかく一度来てくれたお客さんへの働きかけをしていない。これが、リピーターが自然には増えない構造的な理由です。

渥美が見てきた「静岡の繁盛店」が続けていたこと

静岡・清水エリアには、地元客に愛されて長く続いているお店がいくつもあります。派手な広告を出しているわけでもなく、インスタグラムのフォロワーが何万人いるわけでもない。でも、決まったお客さんが月に何度も顔を出して、気づけば「あの店」として定着している。

私がサポートを通じて見てきたそういうお店に共通しているのは、「忘れられない工夫」を地味にでも続けているということでした。具体的にはこんなことです。

  • 来店のお礼と近況をひと言書いたハガキを、月に数枚送り続けている
  • 季節のメニューや店主の近況をまとめたニュースレターを、レジ横に置いてお客さんに持ち帰ってもらっている
  • LINE公式アカウントで月1〜2回、クーポンではなく「今月のこぼれ話」を配信している

どれも地味です。「これで本当に効果があるの?」と思われるかもしれません。でも、効果があるんです。なぜかというと、お客さんにとって「あのお店のことが頭に浮かぶ瞬間」を、意図的に作れているからです。

「売上は運任せにするものじゃない。お客さんとの接点を設計すれば、来店頻度は意図的に動かせる。ハガキ一枚、LINE一通でも、出し続けることで関係性は積み上がっていくんです。」

ハワードジョイマン(繁盛店グループ総代表/店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • リピーターが増えない最大の原因は「既存客への働きかけ不足」。来てくれたお客さんへの接点が設計されていない。
  • 来店頻度を上げるには、「忘れられない工夫」を地味でも継続することが核になる。
  • ハガキDM・ニュースレター・LINE配信は、コストが低く続けやすい接点の3大手段。

地味な接点が続かない理由と、続けるための設計

「ハガキ送ればいいのはわかった。でも、続けられないんですよ……」という声を、サポートをしていると本当によく聞きます。気持ちはすごくよくわかります。忙しい厨房仕事のあと、文章を考えてハガキを書いて宛名を書いて……それを毎月やるのは、並大抵の意志力では続きません。

だから大切なのは「続けようとする」ことではなく、「続けられる仕組みにする」ことです。

チェックポイント1:接点の頻度と媒体は「自分が無理なく出せる量」になっているか

月に50枚ハガキを送るのが理想でも、現実的に0枚になるくらいなら、月に5枚でいい。まず「続けられる量」から始めることが、長く積み上げる唯一の方法です。

✅ ポイント:最初から完璧を目指さない。「月5枚のハガキ」「LINE月1配信」から始め、慣れてから量を増やすほうが結果につながる。

チェックポイント2:内容を毎回ゼロから考えていないか

「何を書けばいいかわからない」が続かない理由の大半です。ニュースレターなら「今月の一押しメニュー」「店主の近況ひと言」「季節のご挨拶」この3つのテンプレートを作ってしまえば、あとは埋めるだけになります。

✅ ポイント:テンプレートを一度作ることへの投資が、その後の継続コストを大幅に下げる。

チェックポイント3:LINE配信の内容が「クーポンだけ」になっていないか

クーポンで集めたお客さんはクーポンが目当て。値引きなしでは来てくれない関係になってしまいます。「今週入った季節の食材」「厨房でちょっとしくじった話」など、人間らしいひと言が関係性を育てます。

✅ ポイント:LINE配信の目的は「売ること」より「思い出してもらうこと」。情報より体温を届ける意識で書く。

「繁盛店に出会うたびに思うのは、やっていることは地味だということ。ハガキ、ニュースレター、LINE。どれも派手じゃない。でも誰よりも長く、誰よりも真剣にやり続けている。それだけのことなんです。」

ハワードジョイマン(繁盛店グループ総代表/店舗利益最大化コンサルタント)

接点づくりの「型」をAIで圧縮する方法

ここ最近、私たちのサポートでもよく取り上げているのがAIの活用です。「難しそう」と思っている方も多いんですが、接点づくりの文章作成との相性は、実はとても良いんです。

たとえば、「今月の旬の食材と、それを使ったおすすめ料理の紹介文をLINEで配信したい。親しみやすい文章で300文字程度で書いて」とChatGPTやClaudeに伝えるだけで、下書きがすぐ出てきます。そこに店主自身の言葉をひと言添えれば、体温のある配信文の完成です。

ハガキの文面も同様です。「常連のお客さんへのお礼と、来月の新メニューの案内をハガキに書きたい。手書き風のやわらかい文体で」と指示するだけで、原稿の土台が数秒でできる。あとは手書きで宛名を書いて送るだけ。AIはあくまで「手間を圧縮する道具」として使うのが、店舗経営者にとって一番現実的な使い方だと思っています。

「月商350万円だったのが6ヶ月でほぼ倍に近い620万円になりました。チラシとGoogle広告を組み合わせた新規集客と、既存客への働きかけを同時に進めたことが大きかったと思います。客単価も1,400円上がって、ようやく利益が見えてきました。」

飲食店(居酒屋)オーナー

まとめ:畑と同じで、手を入れた分だけ実がなる

私が畑で学んだことは、手を入れた分だけ作物は応えてくれるということです。リピーターづくりも、まったく同じ原理だと思っています。一度来てくれたお客さんとの関係は、接点を重ねるたびに少しずつ深まっていく。ハガキ1枚、LINE1通、ニュースレター1枚。どれも地味で小さい。でも、それを積み重ねた先にある景色は、確実に違います。

「何か新しい集客施策を試さなきゃ」と焦る前に、一度立ち止まって考えてみてください。今いるお客さんに、ちゃんと「また来たい」と思ってもらえる働きかけをしているだろうか、と。

地味でいい。続けることが、一番の差になります。

もし「どこから始めればいいかわからない」「続けるための仕組みを一緒に作りたい」と感じているなら、ぜひ一度のぞいてみてください。飲食店・美容室・小売店の経営者が集まり、実行を続けるための場所があります。

着実に繁盛店を目指すあなたへ

また、まずは情報収集から始めたいという方には、繁盛店ポータルの無料アカウントもご活用ください。お気軽にどうぞ。

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静岡・清水から、あなたのお店が長く繁盛し続けることを、渥美も心から応援しています。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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