飲食店の少人数運営を実現する。モバイルオーダー導入で注文点数も上がる一石二鳥

「ホール担当が1人休んだだけで、もう回らない」
「せっかくお客さんが来てくれても、注文を取りに行く余裕がない」
「人を雇いたいけど、採用もできないし、採用できても人件費がキツい」

こういった声、本当によく聞きます。わかりますよね。飲食店の現場って、少人数でギリギリ回しているケースがほとんどじゃないですか。ランチのピーク時に厨房でオーダーを捌きながら、ホールも気にして、レジもこなして……という状態が当たり前になってしまっている。

でも今日お伝えしたいのは、その「当たり前」をまるっと変えられる話です。しかも、ただ楽になるだけじゃなく、注文点数が増えて売上まで上がるという、一石二鳥の仕組みの話です。

こんにちは、ハワードジョイマンです。静岡市清水区を拠点に、飲食店・美容室オーナー向けの経営サポートを20年続けています。中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)として、これまで累計1,000店舗以上の経営改善に関わってきました。今回は、少人数運営と売上アップを同時に実現する「モバイルオーダー」の話を、ちゃんと現場目線でお伝えします。

こんな方におすすめ

  • ✅ 人手不足でホールが回らず、機会損失を感じている飲食店オーナーさん
  • ✅ 少ない人数でもしっかり売上を立てたいと考えている方
  • ✅ 客単価や注文点数をもっと伸ばしたいが、どうアプローチすればいいかわからない方
  • ✅ モバイルオーダーが気になっているが「うちの店でも使えるの?」と迷っている方
  • ✅ スタッフの「勧めにくさ」が原因で追加注文が取れていないと感じる方
飲食店の少人数運営を実現する。モバイルオーダー導入で注文点数も上がる一石二鳥 | 販促アイデア100選
目次

「少人数で回す」を諦めていませんか?

まず前提として聞かせてください。今のお店の運営、「最低このくらいのスタッフがいないと無理」という固定観念、持っていませんか?

これ、実はかなり大事な問いです。

私が関わってきた飲食店の中に、セルフサービスの仕組みを一部導入しただけで人件費を30%削減しながら、顧客満足度を20%向上させたレストランがあります。「サービスが下がるんじゃないか」という最初の不安をよそに、お客さんは「自分のペースで注文できて快適」と感じてくれたんですね。

モバイルオーダーの本質も同じです。スタッフの動きを減らすためのツールじゃなくて、「お客さんが自分で判断して注文できる環境を作るためのツール」という視点で見てほしいんです。

この視点の転換が、少人数運営と売上アップの両立につながっていきます。

モバイルオーダーが「注文点数を増やす」のはなぜか

ここ、意外と知られていない話なのでちゃんと説明させてください。

スタッフが口頭でおすすめを伝えるとき、実はかなりのハードルがあります。「追加注文、勧めたいけどタイミングがわからない」「断られたら気まずい」「忙しくてそこまで気が回らない」──こういう心理が現場には確実にあります。わかりますよね。

でも、お客さんがスマホやテーブル端末で自分のペースで注文する環境になるとどうなるか。

画面には「このお料理と一緒によく注文されています」「追加のドリンクはいかがですか」という提案が自動で出せる。しかもお客さんは誰にも急かされず、自分のタイミングで見られる。その結果、スタッフが勧めるより追加注文が取れるケースが出てくるんです。

「スタッフの勧めにくさを突破できる」というのが、モバイルオーダーの隠れた最大の強みです。

実際、私がコンサルで関わった居酒屋さんでは、モバイルオーダー導入後に1テーブルあたりの平均注文点数が1.3点増えました。席数が40席のお店だったので、これが毎日積み重なるとどうなるか──計算してみると、月の売上に対してかなりのインパクトでした。

少人数運営が可能になる「業務の切り出し」の考え方

私がいつも飲食店オーナーさんに伝えているのは、「少人数で回すために、仕事を切り出す」という発想です。

モバイルオーダーを入れると、ホールスタッフが「注文を取る」という業務から解放されます。この時間を何に使うかが、少人数運営の質を決めます。

たとえばこんな使い方があります。

  • 料理の提供とクリアリングに集中する(回転率が上がる)
  • 常連のお客さんと少し話す(関係性が深まり、次回来店につながる)
  • テーブルに未来計画表を渡すタイミングを作る(次回の予約を取る)

「注文を取る」という作業をモバイルオーダーに任せることで、スタッフは「お客さんとの関係を作る仕事」に集中できる。これが少人数でも質の高いサービスを維持できる理由です。

売上の7つの軸でいうと、モバイルオーダーは「購入点数」と「客単価」に直接効き、スタッフの動きが変わることで「来店回数(リピート)」にも影響してきます。一つの仕組みが複数のレバーに効く、これが「一石二鳥」と言っている理由です。

✓ ここまでのポイント

  • モバイルオーダーは業務効率化だけでなく、「スタッフの勧めにくさ」を突破して注文点数を増やす仕組みでもある
  • 「注文を取る」業務を切り出すことで、少人数スタッフが「関係づくり」に集中できる環境が生まれる
  • 購入点数・客単価・来店回数という複数のレバーに同時に効く

導入前に確認したい「3つのポイント」

モバイルオーダーを入れる前に、確認してほしいことが3つあります。これを外すと「入れたけど使われていない」という結果になりがちです。

① メニュー表の整備が先です

モバイルオーダーの画面に出るメニューが「商品名と価格だけ」だと、追加注文には繋がりません。「ご利益中心のネーミング」──つまり「誰のための、どんなうれしさのある一品か」が伝わる書き方に変えてから導入する。この順番を間違えると、せっかくの仕組みが宝の持ち腐れになります。

② 写真の質を上げる

スタッフが口頭で勧める代わりに、画面上の写真と文章が「営業マン」になります。暗くて小さな写真では食欲が湧きません。スマホで撮れる範囲でいいので、明るくて料理が映える写真に差し替えてください。

③ お客さんへの案内タイミングを決める

「モバイルオーダーをご利用ください」とPOPを置くだけでは、使われないことが多いです。着席時にスタッフが一言「こちらのQRコードから注文いただけます」と伝えるだけで、利用率がぐっと上がります。この「最初の一声」だけは人の手でやる、と決めてしまってください。

「正直、最初は『うちみたいな小さな居酒屋には大げさかな』と思っていました。でも入れてみたら、ドリンクの追加注文が明らかに増えて。スタッフも楽になったって言ってくれて、こんなに変わるんだと驚きました。」

居酒屋オーナー・40代男性(増益繁盛クラブ会員)

「少人数+モバイルオーダー」で売上が変わった現場の話

全国500社を超える増益繁盛クラブの会員さんの中でも、モバイルオーダー導入後に手応えを感じているオーナーさんは少なくありません。

ある焼き鳥店のオーナーさんは、月商130万円から230万円へと成長しました。この中で「注文点数が上がったことで、席数を増やさなくても売上が伸びた」という話をしてくれています。

また地方都市のパスタ店では、前年比151万円の売上増を達成しています。スタッフ構成を変えずに、お客さん一人あたりの単価と注文点数を上げることに集中した結果です。

共通しているのは、「人を増やして売上を上げる」のではなく、「今いる人数のままで、一人ひとりのお客さんからもらえる価値を増やす」という発想の転換です。これ、実は「がんばらない繁盛」の考え方そのものです。

売上は客数だけで伸ばすものじゃないですよね。今いるお客さんに、もっと満足してもらって、もっと注文してもらう。モバイルオーダーはそのための道具として、今の時代、かなり使い勝手がいいものになっています。

まとめ:「仕組みに任せて、人は人にしかできないことをやる」

今回の話をひとことでまとめると、こういうことです。

注文を取るという「作業」は仕組みに任せる。その分、スタッフはお客さんと関係を作る「人にしかできない仕事」に集中する。結果として少人数でも回せて、注文点数も増えて、売上も上がる。

モバイルオーダーはあくまでツールです。でも使い方次第で、「人件費削減のツール」にも「売上アップのツール」にもなります。両方同時に実現できる使い方を設計することが大事ですよね。

2週間で3つだけ実行するなら、今日お伝えした中からだとこの3つです。

  1. メニューのネーミングを「ご利益中心」に書き直す
  2. モバイルオーダーの画面用に、料理の写真を明るく撮り直す
  3. 着席時の「一声案内」をスタッフの標準業務にする

まずこれだけやってみてください。とにかくバットを振っていきましょう。

「うちの店でモバイルオーダーをどう使えばいいか、もう少し具体的に聞きたい」という方は、ぜひ気軽にご相談ください。飲食店経営の仕組みづくりについて、一緒に考えていきます。

また、売上より利益を重視する飲食店経営の考え方を体系的にまとめた無料の教科書も用意しています。少人数運営・単価アップ・リピート率向上など、現場で使えるヒントが詰まっていますので、ぜひ受け取ってみてください。

👉 “頑張らずに利益を増やす”飲食店の教科書(無料)

個別に話を聞いてほしい方は、LINEからでもお気軽にどうぞ。お待ちしています。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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