2.集客対策

「お客さんが来ない」美容室経営者の方へ、見直したい3つの視点

「技術には自信がある。でも、なぜかお客さんが増えない」

こんなふうに感じながら、今日も一人でシャンプー台の前に立っている経営者の方は、きっと少なくないと思います。

セット面が埋まらない時間帯がある。新規のお客さんは来るけどリピートしてくれない。ホットペッパービューティーへの掲載を続けないと怖くて仕方ない。忙しいのに利益が薄い……。

私はこれまで21年間・833件の店舗経営者の方と一緒に歩いてきましたが、美容室の経営者の方からいただく悩みの中で、最も多いのが「お客さんが来ない・増えない」という声です。そしてその原因の多くは、「技術の問題」ではありませんでした。

今回は、集客が思うように進まない美容室に共通する「見直したい3つの視点」をチェックリスト形式でお伝えします。自分の店に当てはまるものがないか、ぜひ確認しながら読んでみてください。

📋 この記事でわかること

  1. 「お客さんが来ない」美容室に共通する根本的な原因
  2. 自分の店の弱点を見抜く3つの診断視点
  3. 値下げに頼らず選ばれる店に変わるための具体的な打ち手
  4. リピート率・客単価を改善した美容室の実例

こんな方におすすめ

  • ✅ 新規客は来るが、リピートが続かないと感じている美容室オーナーの方
  • ✅ ホットペッパービューティーや値引きクーポンへの依存から抜け出したい方
  • ✅ 客単価を上げたいが、何から手を付ければいいか分からない方
  • ✅ 技術には自信があるのに売上が伸び悩んでいる方
  • ✅ 経営の悩みを相談できる場所を探している一人経営・少人数の美容室オーナーの方
「お客さんが来ない」美容室経営者の方へ、見直したい3つの視点 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「技術が良ければお客さんは来る」という思い込みが、最初の落とし穴

まず最初に、少しだけ耳の痛い話をさせてください。

「良い施術を提供していれば、いつか口コミが広がって繁盛する」という考え方、あなたの中にもありませんか?

これは完全に間違いではありません。でも、「技術」と「集客の仕組み」は別の仕事です。料理が美味しい飲食店が必ずしも繁盛しないのと同じように、技術が高い美容室だからといって、自動的にお客さんが増えるわけではない。

技術は「選ばれ続けるための前提条件」ではあっても、「選ばれるための理由を伝える手段」ではないんです。

お客さんが来ない美容室には、たいていの場合「自分の強みを外に向けて伝える仕組みが存在しない」という共通点があります。腕は確かなのに、外から見えていない。これが根本にあることが多い。

「技術の高さは、伝わって初めて価値になる。伝わらない技術は、外から見れば存在しないのと同じです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

【視点①】あなたの店は「誰に来てほしいのか」が明確ですか?

チェックポイント1:ターゲットの輪郭があいまいになっていないか

「どんなお客さんでも大歓迎」という姿勢は、一見フレンドリーに見えて、実は誰にも刺さらないメッセージになりがちです。

「40代以上の女性向けの白髪ケアに特化したサロン」「メンズカットのスピードと再現性にこだわった店」など、誰のための店なのかが明確な美容室は、その層から「自分のための場所だ」と感じてもらいやすい。

✅ ポイント:今の常連客の年齢・性別・来店目的を振り返ってみてください。そこに自分の店の「得意なお客さん像」が見えてくるはずです。ターゲットを絞ることは、客を減らすことではなく、刺さる人を増やすことです。

チェックポイント2:Googleビジネスプロフィールに「誰向けの店か」が伝わる情報が載っているか

今どき、美容室を探す多くの方がGoogleマップやGoogle検索を使います。ビジネスプロフィールに写真が少ない、説明文がそっけない、口コミへの返信がない……そういった状態では、どれだけ技術が高くても検索した人には伝わりません。

✅ ポイント:ビジネスプロフィールの「説明文」「写真」「口コミへの返信」の3つは今すぐ見直せる無料の集客手段です。地域名+強み(例:「静岡市清水区の白髪ぼかしハイライト専門サロン」)を意識して書くと、検索でヒットしやすくなります。

✓ ここまでのポイント

  • 技術と集客の仕組みは別の仕事。伝わらない技術は外から見えない
  • 「誰向けの店か」を明確にすることが、選ばれる最初の一歩
  • GoogleビジネスプロフィールはMEO対策の入口。今すぐ無料でできる

【視点②】新規のお客さんが来ない?リピートしない?どちらが問題かを分けて考える

「お客さんが来ない」という悩みには、実は2種類あります。

❌ よくあるパターン:新規集客とリピート施策を区別せずに「なんとなく販促」している

  • 新規が来ないのか、来てもリピートしないのか、原因を特定しないまま広告を打っても的外れになる
  • チラシを打って新規が来ても、リピート施策がなければ一回限りで終わる
  • 結果が出ないまま「やっぱり販促は効かない」と判断してしまう

✅ 推奨アプローチ:「客数・客単価・来店頻度」の3つに売上を分解して、自店の弱点を特定する

  • 新規客が少ない → Googleマップ・MEO対策・地域チラシ・看板の見直しから着手
  • リピート率が低い → 来店後のLINE配信・ハガキDM・ニュースレターで接点を継続
  • 客単価が低い → POPや接客トークでメニューの価値を伝える工夫が先決

「うちは新規がそもそも少ない」のか「新規は来るけど2回目がない」のかで、打つ手は全然違います。まずここを分けて考えることが、効果のある販促への近道です。

チェックポイント3:リピート率を数字で把握しているか

「なんとなく最近リピートが少ない気がする」という感覚経営から抜け出すには、数字を見ることが必要です。月ごとの新規客数・再来店数・リピート率を追うだけで、問題の所在が浮かび上がってきます。

✅ ポイント:リピート率が50%を下回っている場合、来店後の接点が薄い可能性が高い。LINE公式アカウントの導入やハガキDMによる「来てくれたお客さんへの継続的な声かけ」が有効です。

「リピート率38%が71%になり、月商が年間で1.6倍になりました。LINE集客とフォローアップの自動化を整えたことで、追いかける集客から、来てくれる集客に変わった感覚がありました。」

美容室オーナー(2店舗経営)

【視点③】値下げ・クーポン依存から抜け出せていますか?

チェックポイント4:クーポン掲載をやめたとき、新規がゼロになる状態になっていないか

ホットペッパービューティーのクーポンで新規を集めること自体は、悪い手ではありません。ただ、問題はそこへの依存度です。「掲載をやめたら新規がゼロになる恐怖」がある状態は、店の集客の主導権を外部サービスに渡してしまっている状態です。

✅ ポイント:クーポン経由で来たお客さんは価格で来ている。価格で来たお客さんは、より安い店ができれば価格で去ります。Googleビジネスプロフィールや自店のSNS・LINE・HP経由など、自前の集客チャネルを育てることが根本的な解決策です。

チェックポイント5:「値上げしたらお客さんが逃げる」という恐怖が経営判断を縛っていないか

東京・中野区のある5坪の美容室では、値上げに踏み切ったことで単価も売上も1.5倍になったケースがあります。「値上げ=お客さんが逃げる」は、必ずしも正しくない。価値が伝わっていれば、適正な価格で選んでもらえます。

逆に言うと、値上げへの恐怖があるとしたら、「まだ自分の施術の価値が十分に伝えられていない」というサインかもしれません。

✅ ポイント:POPやメニュー表で「この施術がなぜこの価格なのか」「この技術でお客さんにどんな変化が起きるのか」を言葉で伝えることが、価格への納得感をつくります。価値を伝えることが先で、値上げはその後です。

「私が独立当初に一番痛感したのは、『いいものを作っても、伝えなければ売れない』という事実でした。飲食の現場修行を重ね、中小企業診断士を取って独立したのに、最初は仕事がゼロだった。お客さんに届く言葉で伝えることを覚えてから、初めて状況が動き始めました。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

まとめ:「来ない」の前に、「伝えているか」を問い直してみてください

今回の3つの視点を振り返ると、こうなります。

  • ①誰に来てほしいのかが明確で、それが外に伝わっているか
  • ②新規が少ないのか、リピートが少ないのかを分けて把握しているか
  • ③値下げ・クーポン依存から抜け出し、価値を伝えて選ばれる状態になっているか

どれかひとつでも「ここ、あいまいだな」と感じたなら、そこが今の弱点です。

派手な広告を打つ前に、この3つを整えることが先です。地味に見えるかもしれませんが、この「地味な販促を継続する」ことが、長く繁盛する美容室をつくる土台になります。

美容室経営の集客・単価・リピートについて、もっと具体的に整理したい方は、ぜひ一度「増益繁盛クラブ」の扉を覗いてみてください。北海道から沖縄まで、同じ悩みを持つ経営者の方たちが一緒に動いています。一人で抱え込まずに、仲間と一緒に動く場所があることを知ってほしいと思っています。

まずは無料でご登録いただける繁盛店ポータルで、情報収集から始めていただけます。お気軽にどうぞ。

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着実に経営を変えていきたい方は、こちらからご覧ください。あなたのペースで、一歩ずつ始めていただける内容になっています。

着実に繁盛店を目指すあなたへ

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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