こんにちわ
神戸のそば屋
鳥羽です。
「もう食べられへん!無理や!」
「もうちょっとで30皿やないの、がんばってー」
実は最近、
うちの店では、各テーブルで友人同士や家族同士で
オリンピックさながらの盛り上がりを見せる商品があります。
凄く人気があって、
凄く売れてる商品なんです。
奥さん「お父さん!大丈夫なん、食べれる?」
旦那さん「俺、前からコレ、挑戦してみたかってん!」
奥さん「そんなに食べられへんって!」
口ぐちにこの商品を食べる前にはこのような感じで、
注文されます。
そうです!それは、
当店の名物、皿そばたべ放題です。
お1人様 2500円
食べ放題は、
制限時間は一皿目が出された時から1時間
挑戦者以外の人が食べるのは、禁止
食べ残しは一皿につき100円頂ます。
卵やとろろが欲しいお客様は追加注文していただきます。
ネギやだしに関してはいくらでもお持ちします。
30皿以上食べられた方は短冊にお名前と皿数を書き
お店の壁に貼りだされます。
レジ横には食べ放題挑戦者の写真
後、店のブログには、写真などが掲載されます。
そして、冒頭のセリフです。
旦那さん「もう食べられへん!無理や!」
奥さん「もうちょっとで30皿やないの、がんばってー」
挑戦者は苦しいものの
応援する人は、
「もっと水を飲んで流し込みー」
「あんまりダシをつけたらあかんでー」だとか
わいわいガヤガヤと
本当に皆さん楽しそうなのです。
でも本当は、、、、
私はこの食べ放題を
メニューとして始めるのを
最初は躊躇してました。
(昔から30皿以上召し上がられた方は短冊にお名前を書いて貼っていたのですが、、、)
それは、なぜかと言うと、
なんか食べ放題っていうと「安っぽい」感じがするし
お客様がいっぱい食べると2500円では原価がかかって
儲からないし、
そばが大量に必要なので打つのも大変だし、
どうしようかなーと迷ってたのです。
職人のわたしは、
「人が一生懸命打ったそばを遊び食いしてほしくない!」
ちょっとそんな事も考えてました。
それに今の世の中、
そんなにお腹の減った人もいないし、
そんなに注文もないだろうと思い、
まあやるだけやってみようかと、
メニューに載せてみたのです。
しかし、はじめてみると、ぼちぼちと注文があるので
驚いていたのですが、
最近、びっくりするくらい注文が増えだしたのです。
若い男の子連中がくると
「食べ放題、今からいいですかー?」
電話が掛ってくると
「食べ放題の予約したいのですけど!」
と問い合わせが多いのです。
このようなことが多いので
わたしは夕方からまたそばを打つこともしばしば
あります。
本当にうれしいのですが、少し大変です。
しかし、食べ放題を挑戦されたお客さまは、
必ずといっていいほど再来店されます。
30皿以上食べたお客様は
ホームページを見るだけではなく
お店に再来店して
短冊に自分の名前がある事を見るため
家族や
友達や
彼女
などを連れて見に来ていただけます。
そして、ニコニコと嬉しそうにそばを食べて
帰られます。
「店に来る理由」が出来たのです!
これだけ喜んでいただけると、
食べ放題をメニューにして本当によかったと思います。
で、、、
先日、ふとこのことをボーっと考えていたら、
そういえば、以前、
わたしの師匠、ジョイマンのブログでも
読んだ記憶があったな~と思い出したのです。
確か、
「人は料理の味よりその時の情景や感情や経験
をより覚えている」
みたいな事が書かれていました。
あっそうだ!
これって、まさしく
体験を売る!
ってことなんですね。
世の中には、いろいろなものが売られてます。
物、サービス、情報、教育、
そして、体験!
あなたも、あなたのお店で物やサービス以外
のものを売ってみては、いかがですか?
鳥羽 洋史
追伸
私が、ジョイマンのことを知り、
増益繁盛クラブに参加して良かったことは、
会報誌が読めるとか、
ジョイマンに相談できるという
直接的な商品の利用というよりも、
※もちろん、それも良かったですが、
それ以上に、
それをきっかけにして、
来店客数は売上が伸びることで、
より多くのお客さんがお店に来店し、
「美味しかったよ」と言ってくれることや
もちろん、売上が伸びて、家族で旅行もどんどん行けるし、
スタッフも多くのお客さんに囲まれて、
今まで以上にやりがいをもって仕事をしてくれるようになったし、
そのイキイキ仕事をしている笑顔が素敵だし、
何より、増益繁盛クラブに参加する意識の高い仲間と出会えたし、
だから、もっと自分を高めたいと思っています。
人生を満喫しています。
私は、商品自身も良いと思いますが、
それ以上に、その商品を介して体験できていることに
それ以上の悦びを感じています。
今日で、増益繁盛クラブのVIP会員の受付が終了するそうです。
私は、最初、正会員から始まって、今はプラチナ会員になっています。
今回は、VIP会員の参加受付だそうですが、
ぜひ、プラチナ会員に参加して来てください(笑)
一緒に切磋琢磨しましょう!
→ www.haward-joyman.com/zhc/
追伸2
ちなみに、誤解の無いように言っておくと、
今日の話は、「食べ放題をやりましょう!」
っていう話ではないですよ(汗)
私が提供したのは、食べ放題という商品そのものではなくて
お客さんに食べ放題というメニューを通じて
思い思いの楽しいひと時を提供できたということです。
商品自体ではなく、
その商品がきっかけとなり、
お客さんがどのような「体験」をしたか?
ぜひ、あなたもご自身の商売で、
そこに焦点を当ててほしいのです。
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