3.儲かる販促と利益アップ

飲食店の客単価を上げるために、値上げせず1,000円増やした店が変えた「お品書きの見せ方」

秋の入り口。

先日、静岡市内の居酒屋さんのオーナーと
話していて、こんなことを言われました。

「ジョイマンさん、
値上げって怖いんですよね。
お客さんに申し訳なくて。」

気持ちは、よくわかります。
でも、その方のメニュー表を
ちらっと見せてもらったとき、
「あ、これは値上げしなくても
客単価上がりますよ」
とすぐに言えました。

お品書きの見せ方が、
まだ手つかずだったからです。

と言うことで、今日は
「値上げをせずに客単価を1,000円上げた店が
実際に変えたお品書きの見せ方」を、
診断チェックリスト形式でお届けします。

自分の店のメニュー表を
横に置きながら読んでみてください。

📋 この記事でわかること

  1. 値上げしなくても客単価が上がる「お品書き設計」の原理
  2. 今すぐ自己点検できる診断チェックリスト5項目
  3. 周りから目標とされる経営者が客単価設計で大切にしていること
  4. お品書きの改善を「仕組み」に変えるための次の一手

こんな方におすすめ

  • ✅ 値上げに踏み切れないまま客単価が横ばいの飲食店オーナー
  • ✅ メニュー表を作って以来、ほとんど見直していない方
  • ✅ 「おすすめ」を口頭で伝えているだけで、メニューに書いていない方
  • ✅ 地域で頼りにされる、目標とされる経営者になりたい方
  • ✅ 客単価と利益を同時に改善したい飲食店・居酒屋のオーナー
飲食店の客単価を上げるために、値上げせず1,000円増やした店が変えた「お品書きの見せ方」 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「お品書き」は、あなたの代わりに接客している

メニュー表は、ただの価格リストではありません。

あなたがテーブルにいない時間、
お客さんに話しかけ続けている
「無言のスタッフ」です。

例えば、居酒屋さんでよくあるのが
こういうメニュー表です。

料理名と価格だけが
縦にずらっと並んでいる。
写真もない。
コメントもない。
おすすめの印もない。

お客さんはそれを見て
何を頼むかというと、
「安いものから上から順番に」
頼むんです。

これは当然の行動です。
情報がないから、
価格だけで判断するしかない。

でも、これはあなたの店の損失です。

お客さんが本当は
頼みたかった一品を、
メニュー表が伝えられていない。

値上げしなくていい。
お品書きを「接客できる状態」に
変えるだけでいいんです。

「メニュー表を変えただけで客単価が変わった、という話を最初は半信半疑で聞いていました。でも実際にやってみると、お客さんが頼むものが変わって、会計が変わっていく。お品書きって、こんなに力があるんですね。」

鉄板居酒屋オーナー(40代・男性)

「お品書きを変えたい、でも何から手をつければいいか分からない」という詰まりが、チェックリストを読んで出てきた方へ。繁盛店ポータルの無料登録をすると、ハワードジョイマンのメソッドを搭載したAIに、あなたの店の業種・客単価の状況を話しながら相談できます。メール登録のみ、1分で開設できます。

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今すぐできる、お品書き診断チェックリスト

自分の店のメニュー表を見ながら、
当てはまるものを確認してみてください。

3つ以上当てはまったら、
今すぐ見直しのタイミングです。

チェックポイント1:メニューの先頭は「安いもの」から始まっていませんか?

多くの飲食店のメニュー表は、
ページの上から価格順に並んでいます。
あるいは、ドリンクの先頭が
「生ビール○○円」から始まっている。

お客さんの目は、
ページの右上か中央から入ります。
そこに何を置くかで、
最初に印象として残る「価格帯」が決まります。

✅ ポイント:一番売りたいもの・単価の高いものを
「目が止まる位置」に配置してみてください。
ページの右上・見開きの中央が黄金ゾーンです。

チェックポイント2:「料理名だけ」で終わっていませんか?

「炙り炙りサーモン 680円」

これだけでは、お客さんには何も伝わりません。

産地は?
仕込みに何時間かけているのか?
どんな食感なのか?
どんな人に特に喜ばれているのか?

これを2〜3行の説明文で添えるだけで、
「これ食べてみたい」が生まれます。
説明文が価値を伝え、
価値が「頼む理由」になるんです。

✅ ポイント:全メニューに書く必要はありません。
利益率の高いメニュー、看板メニューの3〜5品に
まず説明文をつけることから始めてみてください。

チェックポイント3:「セットや組み合わせ」の提案をしていますか?

客単価を上げる方法の一つが
「追加注文を促す設計」です。

例えば、刺身盛り合わせのそばに
「このお造りには、地酒の○○が特によく合います」
と書いてあったら、どうでしょう。

一定数のお客さんは、
それを見て追加で頼みます。
でも、何も書いていなければ
誰も頼まない。

スタッフが口頭で言えればいいですが、
忙しい時間はそれができません。
メニュー表が代わりに提案してくれる仕組みを
作っておくんです。

✅ ポイント:「一緒に頼みたくなる組み合わせ」を
メニュー内に意図的に設計してみてください。
「おすすめペアリング」「本日のおともに」などの
文言で促すだけで反応が変わります。

✓ ここまでのポイント

  • お品書きはあなたの代わりに接客する「無言のスタッフ」。情報がなければ、お客さんは価格だけで選ぶ
  • メニューの配置・説明文・セット提案の3つで、値上げをせずに客単価は変えられる
  • まず利益率の高い3〜5品に絞って改善することが、最速の一手

「説明文を書きたいけど、どんな言葉を使えばいいか分からない」という方は、繁盛店ポータルの「みんなの経営相談DB」が使えます。チラシやメニュー表のPDFを添付すれば、AIがその中身を見て添削・改善アドバイスをしてくれます。無料で何度でも相談できます。

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チェックポイント4:「おすすめ」の根拠が書かれていますか?

「おすすめ!」「人気No.1!」

このPOPは多くの店に貼ってあります。
でも、なぜおすすめなのかが書かれていない。

「地元農家さんから毎朝届く野菜を使用」
「当店オーナーが10年通い続けた産地の食材」
「仕込みに12時間かける自家製タレ」

こういう「根拠」が書いてあると、
お客さんの納得感がまったく違います。
「高いけど頼んでみよう」に変わります。

✅ ポイント:「おすすめ」は感情語ではなく、
事実・背景・数字で書いてみてください。
読んだお客さんが「それなら納得」と思える言葉が、
適正単価で選ばれる店をつくります。

チェックポイント5:季節・時期の商品は、今の季節に合っていますか?

9月は、夏の疲れが出始める時期です。
秋の食材が少しずつ出回り始めます。

まだ夏のメニューのまま、
という店は意外と多いです。

季節感のあるメニューには
「限定」という価値が生まれます。
限定であることが、単価を支えます。

✅ ポイント:季節メニューを設けることは、
値上げではなく「価値の更新」です。
定期的にお品書きを見直す習慣を
経営カレンダーに組み込んでおきましょう。

チェックが終わったら、
客数・客単価・来店頻度の3軸で飲食店の販促を整理する考え方
合わせて読んでみてください。
お品書きの改善がどの軸に効くのか、
整理できます。

値上げしなくても客単価が上がる、その理由

「値上げは怖い」
「お客さんが離れたらどうしよう」

そう思う気持ちは当然です。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。

あなたのお店に今来ているお客さんは、
本当に「安さだけ」で来ているのでしょうか。

あなたのお店の料理が好きで来ているお客さんは、
もっといいものを頼みたいと思っていませんか?

ほとんどの場合、
お客さんはメニュー表から
「頼んでいいよ」というサインを探しています。

そのサインがないから、
安いほうに流れてしまうだけです。

お品書きを整えるということは、
その「サイン」を設計することです。

「値上げは手段の一つに過ぎません。お客さんに価値が伝わっていない状態で価格を上げると、反発が起きます。でも、価値が伝わった後で適正な価格に設定すると、むしろ『そのくらいの価値はある』と受け取られる。お品書きは、その橋渡し役です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

実際に、私が関わった飲食店さんで
特別な時期に客単価を上げた事例を見ると、
共通しているのは
「価格を変える前に見せ方を変えた」という点です。

先に価値を伝えて、
後から価格がついてくる。
この順番が大切なんです。

目標とされる経営者は「お品書き」を経営として考えている

少し前に、私のところに報告をくれた
美容サロンのオーナー(40代・女性)の話をします。

飲食店ではないのですが、
本質がまったく同じなので紹介させてください。

「客単価が11,000円から14,000円になりました。自分の稼働は3割減っているのに、売上は上がっている。体力の限界に不安を感じていたのが、嘘のようです。」

高単価サロン(40代・女性)

この方が変えたのも、
「サービスの見せ方」です。

何を提供しているか、
ではなく
どう見せているか、
どう伝えているか。

結果として、
稼働を減らしながら客単価が上がった。

飲食店でいえば、
同じ席数・同じ席回転数のまま、
一人当たりの売上が上がることです。

これは、経営者として
非常に重要な視点です。

忙しく動き回るだけの経営から、
「仕組みとお品書き」が稼いでくれる経営へ。

この転換ができた人が、
地域で長く愛される店になります。

自分の店が繁盛するだけでなく、
「あの人の店は違う」「あそこを見習いたい」と
周りから言われるようになる。

そういう経営者が増えることで、
街も元気になっていくんです。

地域に活気を作りたい。

その志は、まず自分の店の利益と仕組みを
整えることから始まります。

飲食店の販促施策を仕分けるための5つの判断軸
合わせて読んでもらうと、
お品書き改善がどこに位置づくか
より整理されると思います。

まとめ:お品書きを変えることは、経営を変えること

今日の診断チェックリストを振り返ります。

❌ やりがちなお品書き

  • 料理名と価格だけが並んでいる
  • 安いものが目立つ位置に並んでいる
  • 「おすすめ」と書いてあるだけで根拠がない
  • 季節が変わってもメニューが更新されていない

✅ 客単価が上がるお品書き

  • 売りたい商品が目が止まる位置にある
  • 説明文が価値と背景を伝えている
  • セット・組み合わせ提案が設計されている
  • 「おすすめ」に事実・数字・根拠が添えられている

値上げしなくていい。

お品書きという「無言のスタッフ」を、
今すぐ磨いてみてください。

1枚のメニュー表が変われば、
今夜の会計から変わり始めます。

小さく変えて、続けて、
お客さんの反応を見ながら磨いていきましょう。

店舗経営は、ゴールのないマラソンです。
走り続けましょう。

「お品書きの改善はわかった。でも一人でやり切れるか不安」という方へ。増益繁盛クラブでは、客単価設計・メニュー見直し・販促の仕組み化を、全国の同じ志を持つ仲間と一緒に実行できる環境があります。一人で抱え込む孤独から離れて、隣を歩く伴走者とともに経営を磨いていきましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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