2.集客対策

飲食店の食べログ対策、依存しすぎないための見せ方

「食べログのスコアが下がったら途端に来客が減った」

「掲載料を上げたら少し持ち直したけど、毎月の費用が重くなってきた」

「口コミが一件投稿されるたびにドキドキする」

こういう悩みを抱えている飲食店オーナーさん、本当に多いです。食べログは確かに強力なプラットフォームで、うまく使えば集客の大きな柱になる。でも気がつくと「食べログがなければ集客ゼロになるかも」という状態になっている。それって、かなり危ない綱の上に立っているのと同じなんです。

この記事では、食べログを活用しながらも依存しすぎないための「見せ方の工夫」と「並行して整えておくべき集客の仕組み」を、基本から丁寧にお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 食べログに依存することで起きるリスクとその構造
  2. 食べログのプロフィール・写真・口コミ対応の基本的な整え方
  3. 食べログ以外の集客手段をどう並行して育てるか
  4. 依存から抜け出す「自店の集客の主導権を取り戻す」考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 食べログの点数や口コミに振り回されている飲食店オーナーの方
  • ✅ 掲載料を払い続けているが費用対効果に疑問を感じ始めた方
  • ✅ 食べログ以外の集客手段を整えたいが、何から始めればいいか分からない方
  • ✅ 新規のお客さんをもっと安定して呼べるようにしたい方
  • ✅ 地域の常連さんをしっかり育てて、安定した売上をつくりたい方
飲食店の食べログ対策、依存しすぎないための見せ方 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

食べログへの依存が「じわじわ怖くなる」理由

食べログを使い始めると、最初は「新しいお客さんが来るようになった!」と手応えを感じるはずです。それは事実で、食べログには月間で数千万規模のアクセスがある(※運営会社カカクコムの公開データより)ため、露出効果は確かにあります。

ただ、問題はそこから先。食べログ経由の集客に頼り続けると、ある日こんなことが起きます。

  • 口コミの内容次第でスコアが変動し、予約数が大きく揺れる
  • 有料プランをやめた途端に検索順位が下がり、来客が激減する
  • 掲載料・ネット予約手数料が積み重なり、気づけば利益を圧迫している
  • お客さんは「食べログで選んだ店」として来るため、店へのロイヤリティが生まれにくい

食べログは「お客さんを探しているプラットフォームのユーザー」に届く場所です。それ自体は素晴らしいのですが、見つけてもらえるかどうかの決定権がこちらにない。これが依存の怖さです。

「プラットフォームに乗ることと、プラットフォームに飼われることは違います。使いながらも、自分の店への集客の主導権を手放さないことが大事です。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

食べログページの「見せ方」を整える基本

依存から抜け出す前提として、まず今の食べログページをきちんと整えておくことが大切です。集客の分散を進める中でも、食べログをゼロにする必要はありません。整ったページがあれば、来てくれたお客さんを次につなぎやすくなります。

チェックポイント1:写真は「入口」として機能しているか

食べログで最初に目に入るのはトップ写真です。料理の写真はきちんと明るく・美しく撮れていますか?スマートフォンでも今は十分きれいに撮れますが、逆光・ピンぼけ・暗い写真は致命的です。看板メニューを最初の1枚に持ってきて、見た人が「これを食べに行きたい」と思える写真を選びましょう。

✅ ポイント:写真は「食欲を刺激するか」だけでなく「どんな店かが伝わるか」も意識して選ぶ。内観・外観・スタッフの写真も添えると、初めての方の不安が減ります。

チェックポイント2:基本情報に抜け漏れはないか

住所・電話番号・営業時間・定休日・アクセス情報は最新の状態になっていますか?ここがずれていると、来ようとしたお客さんが「閉まっていた」「場所が分からなかった」という体験をしてしまい、口コミの悪評に直結します。月に一度は確認する習慣をつけてください。

✅ ポイント:祝日・季節の営業変更はこまめに更新を。「年末年始は別途お知らせ」と書いておくだけでも印象が変わります。

チェックポイント3:口コミへの返信はしているか

口コミへの返信は、書いてくれたお客さんへの礼儀であるだけでなく、これから検索で見る人へのメッセージでもあります。良い口コミには感謝と「またお待ちしています」という一言を。残念な口コミには、感情的にならず「ご意見ありがとうございます、改善します」という誠実な対応を。

✅ ポイント:返信の文面は短くても構いません。「返信している店」という事実だけで、見ている人の信頼度が上がります。

✓ ここまでのポイント

  • 食べログへの依存が続くと、点数・口コミ・掲載料に集客の主導権を握られてしまう
  • 依存を減らす前に、まず今の食べログページを「整える」ことが先決
  • 写真・基本情報・口コミ返信の3点は最低限チェックしておきたい

食べログと「並走させる」集客の仕組みを育てる

ここからが本題です。食べログ依存から抜け出すには、食べログをやめるのではなく、「他の集客経路を育てていく」ことが正解です。

食べログ集客 STEP 1

Googleビジネスプロフィール(MEO)を整える

「近くの居酒屋」「〇〇駅 ランチ」といった検索で上位に出てくる仕組みがMEO(マップエンジン最適化)です。Googleビジネスプロフィールは無料で使えて、写真・メニュー・営業時間・口コミの管理ができます。食べログと並行して、Googleでも見つかる状態にしておくことが、集客の安定に直結します。

⚠️ よくある失敗:Googleビジネスプロフィールを登録したまま放置している。口コミが来ても返信しない。営業時間が古いまま。これだと「整っていない店」と判断されて順位が下がりやすくなります。

食べログ集客 STEP 2

LINE公式アカウントで「次の来店」をつくる

食べログ経由で来てくれたお客さんに「LINE登録してくれたら次回使えるクーポンを送ります」という案内をしてみてください。一度登録してもらえれば、そのお客さんとの関係はあなたの手元に移ります。食べログに依存せず、自分のタイミングでアプローチできるようになる。これが「集客の主導権を取り戻す」最初の一手です。

⚠️ よくある失敗:LINE登録を案内しても、その後ずっと配信しない。登録してくれた方が「何の音沙汰もない」と感じてブロックしてしまいます。月2〜4回のペースで、お得情報やメニュー情報を届ける習慣をつけましょう。

食べログ集客 STEP 3

既存のお客さんへの定期接点をつくる(ハガキDM・ニュースレター)

「新規を呼ぶ」ことだけに意識が向きがちですが、実は既存のお客さんに再来店してもらうほうがコストは低く、安定した売上につながります。季節ごとのハガキDMや、月一回のお店のニュースレターは、派手ではないけれど確実に「また行こう」という気持ちを呼び起こします。

⚠️ よくある失敗:「ハガキDMなんて古くさい」と思って手をつけない。実際には、スマートフォンが普及した今だからこそ、紙のDMが手元に残り、印象に残りやすいという側面があります。

「月商60万円の超赤字だったイタリアンが、月商470万円・利益200万円に変わったケースがあります。派手な仕掛けをしたわけではなく、地味な販促を『すぐに』『継続して』やり切ることで実現したんです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「チラシとGoogle広告を組み合わせて続けるようにしたら、6ヶ月で月商が350万円から620万円になりました。新規のお客さんが約2倍になって、客単価も1,400円上がったんです。最初は半信半疑でしたが、やってみて本当に変わりました。」

居酒屋オーナー(飲食店・40代・男性)

「食べログでの見せ方」と「他の集客」の組み合わせで安定させる

整理すると、食べログ対策で本当に大事なのは以下の2つです。

❌ よくある失敗パターン

  • 食べログの掲載料を上げて順位を維持することに依存し続ける
  • 口コミスコアに一喜一憂して、対策を思いつきでやる・止める
  • 来てくれたお客さんとの関係をその場で終わらせてしまう

✅ 推奨アプローチ

  • 食べログページは「整える」ことを徹底し、来てくれた方への入口として機能させる
  • Googleビジネスプロフィール・LINE・ハガキDMを並行して育て、食べログ依存度を少しずつ下げていく
  • 食べログで来てくれたお客さんをLINEや顧客名簿に移し、「自分の手元の資産」にしていく

売上は客数×客単価×来店頻度の掛け算です。食べログは「客数(新規)」の入口として使いつつ、「来店頻度」を高める仕組みは自分で持つ。この両立が、依存から抜け出す道です。

私がこれまで支援してきた833件の店舗の中でも、プラットフォームに依存したまま売上が安定した店はほぼありません。逆に、食べログ・Google・LINE・紙DMを組み合わせた店は、波が少なく安定した経営に近づいています。

まとめ:食べログは「窓口」として使い、主導権は自分で持つ

食べログを完全にやめる必要はありません。ただ、食べログにだけ集客を委ねていると、スコアの変動・口コミの一言・掲載料の見直しのたびに経営が揺れます。それはあまりにも不安定です。

まずはページの写真・基本情報・口コミ返信を丁寧に整える。そしてGoogleビジネスプロフィールを育て、LINEで来てくれたお客さんとの関係を手元に持ち、ハガキDMやニュースレターで再来店の仕組みをつくる。

一つひとつは地味な作業です。でも、これを「すぐに」「継続して」やり切ることで、食べログに振り回されない、自分が主導権を持った集客の形が育っていきます。

「どこから手をつければいいか分からない」「自分の店の場合はどう考えればいいか」と感じている方は、ぜひ一度のぞいてみてください。一緒に整理しましょう。

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集客の仕組みづくりを、一歩ずつ伴走しながら進めたい方はこちらもご覧ください。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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