飲食店のLINE配信で開封率を上げるコツ。店主の人柄が伝わる1本目の作り方

飲食店のLINE配信で開封率を上げるコツ。店主の人柄が伝わる1本目の作り方

結論から言います。飲食店のLINE配信で開封率が上がらない最大の理由は、「クーポンと営業情報しか送っていないから」です。

「LINE登録してもらったけど、メッセージを送っても反応がない」「ブロックされることが多くて、せっかく集めた友だちが減っていく」──そういう声を全国の飲食店オーナーさんから本当によく聞きます。

でも、これは使いこなせていないのではなくて、使い方の順番が逆になっているだけなんです。LINEはクーポンを届けるツールではなく、「あなたのお店のファンを育てるツール」です。その順番を変えるだけで、開封率は劇的に変わります。

この記事では、飲食店のLINE配信で開封率を上げるための具体的な方法を、特に「1本目のメッセージの作り方」を中心にお伝えします。今日から現場で使える内容だけに絞って書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

こんな方におすすめ

  • ✅ LINEを登録してもらったのにメッセージへの反応が薄い飲食店オーナーさん
  • ✅ 配信するたびにブロックされる件数が気になっている方
  • ✅ 「クーポンを送るだけ」のLINE運用から脱け出したい方
  • ✅ 店主の人柄や想いをもっとお客さんに伝えたいと思っている方
  • ✅ ホットペッパーなどポータル依存から抜け出して自力集客の仕組みを作りたい方
飲食店のLINE配信で開封率を上げるコツ。店主の人柄が伝わる1本目の作り方 | 販促アイデア100選
目次

LINEの開封率が低い店に共通する「配信の構造ミス」

多くの飲食店がLINE配信で最初にやってしまうのが、「登録直後からクーポンと来店促進のメッセージを送る」パターンです。

お客さんの立場で考えてみてください。レジでQRコードを読み込んでLINEを登録した翌日、「今週末限定!から揚げ定食100円引き!」というメッセージが届いたとします。どう感じますか?

「ああ、やっぱりクーポン配信用のアカウントか」と思われた瞬間、そのLINEはミュートされるか、最悪ブロックされます。

問題の本質はここにあります。登録直後のお客さんはまだ「このお店のLINEが信頼できるかどうか」を判断している段階なんです。そこにいきなり営業メッセージを送っても、ブロックされるのは当然の反応です。

LINEで開封率を上げたいなら、まず「このLINEは読む価値がある」と思ってもらえる関係を作ることが先決です。その起点になるのが、1本目のメッセージです。

開封率を決める「1本目のメッセージ」に入れるべき3つの要素

1本目のメッセージで伝えるべきことは3つだけです。難しく考える必要はありません。

①なぜこの店を始めたのか(短くていい)

「静岡で生まれ育って、地元の食材でおいしいものを作りたいと思って15年前にこの店を始めました」──これだけでいいです。長い自己紹介はいりません。「なぜ始めたか」の一行があるだけで、お客さんの受け取り方がガラッと変わります。

②このLINEで何を届けるのか

「このLINEでは、お得情報だけじゃなくて、食材の仕入れ話や仕込みの裏話、スタッフの日常なんかも送っていきます」と書いてください。「クーポンだけじゃない」と先に伝えることで、ミュートされるリスクが格段に下がります。

③読み手への一言(お礼でいい)

「今日来てくれてありがとうございました。また会える日を楽しみにしています」──これだけです。感動を煽る必要はありません。「この人、ちゃんと人間だ」と伝わればOKです。

この3つが入っているだけで、1本目のメッセージはクーポンの自動配信とはまったく違う読み物になります。

✓ ここまでのポイント

  • LINEの開封率が低い根本原因は「登録直後からクーポン配信」という順番のミスにある
  • 1本目のメッセージには「なぜ始めたか/何を届けるか/お礼の一言」の3要素を入れる
  • 目的は「クーポンを届けること」ではなく「読む価値があるLINEだと思ってもらうこと」

配信タイミングと頻度──「いつ送るか」で開封率は変わる

内容と同じくらい大事なのが、いつ送るかです。

飲食店のLINE配信で効果が出やすいタイミングは、大きく2つあります。

・来店直後(当日か翌日)
「今日はありがとうございました」という一言メッセージは、開封率がとにかく高い。なぜなら、お客さんの記憶に「今日食べたあの店」がまだ鮮明に残っているからです。来店直後の自動メッセージを設定している店は少ないので、それだけで差がつきます。

・夕方17時〜19時の仕事終わり
「今夜、どこ行こうか」と考え始めるタイミングにメッセージが届くと自然にお店を思い出してもらえます。「本日のおすすめ」を写真1枚と一言コメントで送るだけで、その日の予約に繋がることがあります。

頻度については、週1〜2回を目安にしてください。毎日送ると確実にブロックが増えます。逆に月1回では「そういえばこの店のLINEあったな」という存在感のなさになります。週1〜2回、短くていいので続けることが大事です。

「毎週書くネタがない」という声もよく聞きますが、実はネタは日常の仕込みの中にいくらでもあります。「今週入荷した○○の産地の話」「今日スタッフが間違えて仕込みを2倍作った話」──こういう何気ない話が、実はいちばん読まれます。

「最初はLINEに何を書けばいいか全然わからなくて、とりあえずクーポンだけ送ってました。でもジョイマンさんに習った通り、仕込みの裏話や食材のこだわりを短くまとめて送り始めたら、来店時に『あのメッセージ読みました』って言ってくれるお客さんが増えてきたんです。月商も130万円から230万円になりました。」

焼き鳥店オーナー(40代・男性)

ブロック率を下げる「人柄が伝わる文体」の作り方

ブロックされるLINEと読まれるLINEの違いは、書いている人間が見えるかどうかです。

例えばこの2つを比べてみてください。

【A】「本日のおすすめは黒毛和牛のたたきです。数量限定ですのでお早めにどうぞ。」

【B】「今日の仕入れで静岡の業者さんから黒毛和牛が届きました。今年いちばんの出来だって言ってた。今夜は絶対に頼んでほしい1品です。」

Aは情報です。Bは人間の言葉です。どちらが読みたいか、わかりますよね。

人柄が伝わる文体には、コツが3つあります。

  • 主語を「私」か「うちの店」にする──「お客様へのご案内です」ではなく「今日ぼくが仕入れてきた話をします」と書く
  • 失敗や驚きのエピソードを入れる──「今朝、新人スタッフがタレを煮詰めすぎてしまいました。でもそれが逆においしかった」みたいな話が読まれます
  • 最後に一言だけ問いかける──「次は何が食べたいですか?」「あなたの推しメニューはどれですか?」と書くと、返信が来ることがあります。返信が来たLINEはブロックされません

ポイントは「完璧な文章を書こうとしない」ことです。少し崩れていた方が、人間らしさが出てちゃんと伝わります。

「LINE配信をジョイマンさんに教わった通りの書き方に変えたら、お客さんから返信が来るようになりました。正直、最初は半信半疑だったんですが、パスタ店の売上が前年比で151万円増えました。」

パスタ店オーナー(50代・女性)

LINE配信は「集客の仕組み」の一部として設計する

ここまで読んでくれた方に、もう一つ大事なことをお伝えします。

LINE配信は単体で使っても効果に限界があります。大事なのは、お客さんの「来店→登録→メッセージ受信→再来店→次回予約」という一連の流れを設計することです。

私がよく使う「未来計画表」という仕組みがあります。これはお客さんに次回の来店ペースを来店時にその場で共有するシートのことです。「3ヶ月後にまた来てくれたら、今日と同じ鮮度のあの食材が食べられますよ」とその場で伝えておくと、3ヶ月後のLINEメッセージへの反応が全然変わります。

LINEはメッセージを送るだけのツールではなく、「次回来店の約束を思い出してもらうためのツール」として使うのが正解です。この使い方に切り替えるだけで、来店回数は自然と増えていきます。

売上は「客数×客単価」の2つだけで考えている経営者さんが多いですが、実は「来店回数」というレバーがあって、ここを伸ばすのがいちばん早いんです。LINEはその来店回数を伸ばすための、今すぐ使えるツールです。

まとめ:まず今週、1本だけ「人柄が伝わるメッセージ」を送ってみてください

LINE配信で開封率を上げるために、今日から動けることをまとめます。

  • 1本目のメッセージに「なぜ始めたか・何を届けるか・お礼」の3要素を入れる
  • 配信タイミングは「来店直後」と「夕方17〜19時」が効く
  • 文体は完璧な案内文ではなく、「主語が自分」「失敗談・驚き」「問いかけ」が入った人間の言葉で書く

難しく考えなくていいです。今週1本だけ、スマホで下書きしてみてください。完璧な文章じゃなくていい。「今日の仕込みで気づいたこと」を3行書くだけでいい。それが積み重なって、読まれるLINEになっていきます。

「でも、どんな販促をどの順番でやればいいかわからない」という方には、飲食店の集客から利益アップまでの考え方をまとめた無料の教材をご用意しています。LINE配信だけでなく、チラシ・POP・メニュー表・店前看板など、すぐ現場で使える販促の全体像を無料でお届けしています。

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静岡市清水区を拠点に、全国500社を超える飲食店・美容室オーナーと一緒に「値引きではなく価値で選ばれる経営」を実践してきました。あなたのお店の状況に合わせてお話しできますので、気になることがあればいつでも声をかけてください。

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この記事を書いた人

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 代表取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

1975年 静岡県清水市生まれ(現在:静岡市清水区)
自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしていることから、小さい頃より受付台にたち、商売を学ぶ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を経験。活動中は、九州松早グループの運営するファミリーマートのCMに出演。急性膵炎による父の急死により大学卒業後、清水市役所に奉職。

市役所在職中に中小企業診断士の取得を始める。昼間は市役所で働き、夜は診断士の受験勉強。そして、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの現場修行を経験。6年間の試験勉強を経て、中小企業診断士資格を取得。

取得を契機に7年目で市役所退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立。

お笑い芸人として活動していた経験から、小売店や飲食店、美容室、整体院の客数増加や店内販売活動に、お笑い芸人の思考法や行動スタイル、漫才の手法などを取り入れることで、クライアントの業績が着実に向上していく。

こうした実績を積み上がるに従い、信奉者が増える。独自の繁盛店メソッド「笑人の繁盛術」の考え方で、コンサルティングを行う。

発行するメールマガジンは、専門用語を使わない分かりやすい内容から、メルマガ読者からの業績アップ報告が多く、読者総数は1万人を超える。

会員制コンサルティングサポート「増益繁盛クラブ」を運営。人気テレビ番組ガイアの夜明けにも取り上げられるなど注目を浴びる。これまで北は北海道から南は沖縄、そして、アメリカからも参加する方がいるなど、多くの方が実践を続けている。

コンサルタントが購読する「企業診断」(同友館)からもコンサルタントに向けた連載を依頼されるなど、コンサルタントのコンサルタントとしても活躍中。

どんなに仕事が忙しくとも毎月1回の先祖のお墓参りを大事にしている。家族を愛するマーケッター。

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