年末が近づくと、経営者の方から「来年こそ、ちゃんとした経営の相談相手を見つけたい」という声が増えます。売上の波に一喜一憂して1年が終わり、「このままじゃまずい」と感じているタイミングで、コンサルタント探しを始める方は少なくありません。
ただ、調べていくと「中小企業診断士」という資格を持ったコンサルタントが全国にたくさんいて、どう選べばいいのか分からなくなる、というのもよく聞く話です。
私・ハワードジョイマンは中小企業診断士(経済産業省 登録番号 402345)の資格を持ち、静岡市清水区を拠点に21年間・833件以上の店舗経営者の支援をしてきました。飲食店・美容室・小売店など、現場に密着してきた立場から、「店舗専門のコンサルタントを選ぶときに見ておいてほしいポイント」を今回はお伝えします。
📋 この記事でわかること
- 中小企業診断士の資格だけでは「店舗に強い」とは限らない理由
- 店舗専門コンサルを選ぶ3つの具体的なポイント
- 失敗しないコンサルタント選びのステップと確認方法
こんな方におすすめ
- ✅ 中小企業診断士に相談を検討しているが、選び方がわからない飲食店・美容室・小売店オーナーの方
- ✅ これまでのコンサルタントとの相性が合わず、次の相談相手を探している方
- ✅ 売上の伸び悩みや利益が残らない構造を根本から見直したい方
- ✅ 理論だけでなく、現場に即した具体的なアドバイスが欲しい方
- ✅ 自分の経営に伴走してくれる長期の相談相手を探している方

「中小企業診断士=店舗に強い」は、じつは別の話
まず、大前提として知っておいていただきたいことがあります。
中小企業診断士という資格は、経営全般にわたる幅広い知識を証明するものです。財務・マーケティング・生産管理・情報システムなど、試験範囲は非常に広い。つまり、資格を持っているということは「経営の基礎知識が一定水準ある」ことは示していますが、「飲食店の集客に強い」「美容室の客単価を上げた実績がある」かどうかは、まったく別の話なんです。
私自身、市役所に在職しながら6年かけてこの資格を取りました。昼は仕事、夜は受験勉強、週末は無給でイタリアンレストランの現場修行という生活を続けた末に取得した資格です。だからこそ言えるのですが、資格取得と現場の実践力は、残念ながらイコールではありません。
「診断士の先生に相談したけど、理論的な話ばかりで自分の店に使えなかった」という声を、これまで何人もの経営者の方から聞いてきました。あなたに同じ思いをしてほしくないので、この点ははっきりお伝えしておきます。
「資格はスタートライン。店舗で本当に使えるかどうかは、現場に何件・何年向き合ってきたかで決まる。私が診断士を取った後に、まず現場に飛び込んだのはそういう理由です。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
ポイント①:業種・業態ごとの支援実績が具体的に出てくるか
チェックポイント1:「飲食店○件・美容室○件」という数字が出てくるか
コンサルタントを探すとき、最初に確認してほしいのが「どの業種を、何件支援してきたか」という実績の具体性です。「中小企業全般」「小規模事業者向け」という表現だけで、業種別の実績数が出てこない場合は要注意です。
✅ ポイント:「飲食店○件・美容室○件」といった数字が明示されているか確認しましょう。私の場合、飲食店610件・美容室150件・治療院30件・物販40件と業種別に積み上げてきた実績があります。数字が出てくるコンサルタントは、それだけ現場に向き合ってきたということです。
チェックポイント2:成果の変化が「売上○倍」だけでなく、利益・客単価・リピート率まで語れるか
売上だけが上がっても、利益が残らなければ経営は続きません。「売上が増えた」だけでなく、客単価・来店頻度・リピート率・利益率まで話せるコンサルタントかどうかは、大切な見極めポイントです。
✅ ポイント:相談時に「私の店の利益を増やすには何から手をつけますか?」と聞いてみてください。「まず現状の数字を見せてください」と言える人は、利益思考で動いている証拠です。
✓ ここまでのポイント
- 中小企業診断士の資格=店舗に強い、は別の話。業種別・業態別の実績数で判断する
- 売上の変化だけでなく、利益・客単価・リピート率まで語れるかを確認する
ポイント②:「紙・ネット・AI」を組み合わせて提案できるか
店舗の集客手法は、ここ数年で大きく広がっています。チラシやハガキDMといった紙の販促、Google広告・MEO・Instagram・LINE公式アカウントといったデジタル、そしてChatGPTなどAIを使った販促効率化まで、選択肢は増え続けています。
ところが、コンサルタントによって「得意な手法」に偏りがあることも事実です。「とにかくSNSをやりましょう」だけで終わる人、「チラシが一番」と言い続ける人。どちらも、視野が狭いんです。
私がお伝えしているのは、紙・ネット・AIのどれかが「正解」ではなく、客数・客単価・来店頻度という3つの軸に対して、この3つのツールを等価に組み合わせるという考え方です。
❌ 一つの手法に偏ったコンサルタント
- 「SNSさえやれば大丈夫」「チラシは古い」などの固定観念を持っている
- 経営者の業態・商圏・客層を確認せずに「とりあえずこれをやってください」と提案する
- AIや新しいツールを「使えません・分かりません」で止まっている
✅ 組み合わせ型で提案できるコンサルタント
- 客数・客単価・来店頻度のどこが弱いかを先に特定してから手法を選ぶ
- チラシ・ハガキDM・POPという地味な販促と、Google広告・LINEを業態に合わせて使い分ける
- AIで販促文や画像作成の手間を圧縮し、継続できる仕組みにする
「お客さんとの接点を増やす手段に、上下も優劣もありません。チラシもGoogle広告もLINEもAIも、全部が客数・客単価・再来店を動かすための道具。どれか一つに肩入れするコンサルタントより、状況を見て組み合わせを変えられる人を選んでほしいんです。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
ポイント③:経営者マインドの話ができるか
これは少し意外に思われるかもしれませんが、私が一番大切にしているポイントです。
施策より先に、経営者のマインドを変えることが、最大の変化につながる。この考え方を持っているコンサルタントかどうかが、長期的に見ると非常に大きな差になります。
私が独立直後、全財産を使い果たし、妻と母から借金をした経験があります。そのとき何が自分を立ち直らせたかというと、「毎月広告を出して、顧客を自分で創造する」という覚悟を持てたことでした。お金を掛けずに売上を伸ばそうとする考えは、結局、時間と機会損失を最も生む愚策です。このことを、私は身をもって知っています。
チェックポイント3:「マインドの話」を避けず、正面から向き合えるか
「とりあえずこの施策をやってみましょう」だけで終わるコンサルタントは、経営者のマインドを変えることができません。「なぜ今の状況になっているのか」「何を変えると構造が変わるのか」という深いところまで一緒に考えてくれるかどうかを、初回の相談で確認してください。
✅ ポイント:「売上が伸び悩んでいる根本の原因は何だと思いますか?」という質問を最初にぶつけてみましょう。答えが「施策の話」だけで終わるか、「あなた自身の経営への向き合い方」まで踏み込んでくれるかで、コンサルタントの本質が見えてきます。
「チラシを作る前に、そのチラシで集めたお客さんと、あなたはどんな関係を築きたいのか。そこが決まっていない経営者に施策だけを渡しても、3ヶ月で止まってしまいます。売上は仕組みで作れる。ただその前に、作り続ける経営者でいる覚悟が必要なんです。」
ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)
「チラシとGoogle広告を組み合わせたことで、6ヶ月で月商350万円から620万円になりました。最初は半信半疑でしたが、客単価が1,400円上がったのが一番驚きました。」
居酒屋オーナー(40代・男性)
「LINEの仕組みを整えてからリピート率が38%から71%になり、年間で月商が1.6倍になりました。自分だけでやっていたら絶対に気づかなかった視点をもらえました。」
美容室オーナー(2店舗・30代・女性)
3つのポイントを踏まえたコンサルタント選びのステップ
コンサルタント選び STEP 1
業種別・業態別の支援実績を数字で確認する
ホームページやプロフィールに「飲食店○件・美容室○件」という具体的な実績数が出ているかを確認してください。「中小企業全般」という表現のみの場合は、業種特化の知見が薄い可能性があります。
⚠️ よくある失敗:「実績豊富」という表現だけを見て安心してしまい、実際に相談したら飲食店の経験がほとんどなかったというケース。必ず業種を絞って確認しましょう。
コンサルタント選び STEP 2
初回相談で「客数・客単価・来店頻度」の3分解の話が出てくるかを確認する
売上を「客数×客単価×来店頻度」に分解して、どこが弱いかを特定するアプローチを持っているかどうかは、相談の最初の30分でわかります。この分解なしに手法の話が始まる場合は注意が必要です。
⚠️ よくある失敗:最初から「とりあえずInstagramをやりましょう」「Googleビジネスプロフィールを整えましょう」という手法の話から入るコンサルタントは、現状分析より先に提案が出てきている状態です。
コンサルタント選び STEP 3
「伴走型かどうか」を確認する
コンサルタントの関わり方には大きく「診断して報告書を渡して終わり」のタイプと、「一緒に実行を続ける伴走型」の2種類があります。店舗経営者に必要なのは、地味な販促を「すぐに」「継続して」やり切る支援です。報告書を受け取って終わりのスタイルでは、実行に移すところで止まってしまうことがほとんどです。
⚠️ よくある失敗:コンサルティング費用を払ったのに、3ヶ月後に何も変わっていない。それは経営者のせいではなく、実行支援がなかったからというケースが少なくありません。
まとめ:資格より実績と伴走力で選ぶ
中小企業診断士の資格は、経営の基礎知識を持っていることの証明です。ただ、店舗経営の現場で本当に力になれるかどうかは、その先の「どの業種を・何件・何年やってきたか」と「どう一緒に動いてくれるか」で決まります。
まとめると、店舗専門のコンサルを選ぶ3つのポイントはこうです。
- ✅ 業種・業態別の支援実績が具体的な数字で出てくるか
- ✅ 紙・ネット・AIを組み合わせて提案できるか
- ✅ 施策だけでなく、経営者マインドの話ができるか
私・ハワードジョイマンは静岡市清水区を拠点に、北海道から沖縄・海外まで、833件以上・21年間にわたって飲食店・美容室・小売店の経営者の方と一緒に動いてきました。会員制サポート「増益繁盛クラブ」では、初月980円のゴールドクラスから、まず現場の話を聞かせてください。
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