3.儲かる販促と利益アップ

美容室の売上を上げる、地味でも続けたい販促の順番

結論から言います。美容室の売上を上げるために、まずやるべきことは「新しいSNSを始める」でも「ホットペッパービューティーの写真を刷新する」でもありません。すでにお店に来てくれているお客さんとの関係を、もっと丁寧に育てることです。

そこを起点にして、順番通りに販促を積み上げていく。地味だけど、これが一番効きます。その順番を、この記事でお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 美容室の売上を分解して「どこが弱いか」を見極める方法
  2. リピート率・客単価・新規集客の順番で取り組む理由
  3. すぐに始められる販促ステップとよくある失敗
  4. 地味な販促を「続ける仕組み」に変えるための考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ 技術には自信があるのに、売上が頭打ちで悩んでいる美容室オーナーの方
  • ✅ ホットペッパービューティーや値引きクーポンへの依存から抜け出したい方
  • ✅ 忙しく働いているのに手元にお金が残らないと感じている方
  • ✅ リピートを仕組みで作る方法を知りたい方
  • ✅ SNSや広告に手を出す前に、足元の販促を整えたい方
美容室の売上を上げる、地味でも続けたい販促の順番 | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

売上を「分解」すると、やるべき順番が見えてくる

美容室の売上は、シンプルに3つの要素に分解できます。

客数 × 客単価 × 来店頻度

この3つのどこに課題があるかによって、打つべき手がまったく変わります。新規のお客さんが少ないのか、来てはくれるけど単価が低いのか、それとも一度来たお客さんが戻ってこないのか。

多くの美容室オーナーが「新規客を増やさなければ」と焦って広告に走りますが、実はリピート率が低いまま新規を増やしても、ざるに水を注ぐようなものです。まず足元のリピートを固め、次に客単価を上げ、それから新規集客の順番で動いていくのが、最も効率よく売上を伸ばせる道筋です。

「販促は順番が大事。土台を作らずに広告だけ打っても、お客さんが来ても戻ってこない。まず既存客との関係を育てることが、長く繁盛し続ける美容室の出発点です」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

STEP1:リピートの仕組みを作る

販促 STEP 1

「再来店のきっかけ」を仕組みで作る

美容室のリピートを左右する大きな要因のひとつは、「来店後にどれだけ接点を持てるか」です。施術が終わってお客さんが帰った後、次に思い出してもらえる仕掛けがなければ、どれだけ腕が良くても「そういえばそんなお店があったな」で終わってしまいます。

具体的にすぐできることは、次の2つです。

  • LINE公式アカウントへの登録を施術中にお声がけする:「次回のご来店のご案内や、お得な情報をお届けするので、よければ登録してみてください」と自然に伝えるだけでOKです。登録してもらったら、来店から1か月後に「そろそろカラーのメンテナンスはいかがですか」と自動メッセージを送る設定を入れておく。
  • ハガキDMを出す:デジタルに慣れていないお客さん層には、ハガキが効きます。手書き一言コメントがあるだけで、開封率・反応率が格段に変わります。「先日はありがとうございました。次回は○月頃がメンテナンスの目安です」という一文だけでも十分です。

⚠️ よくある失敗:LINE登録のお声がけを「なんとなく恥ずかしい」と後回しにしてしまうこと。スタッフが全員同じ言葉で案内できるよう、声がけのトークを紙に書いて共有しておきましょう。

STEP2:客単価を上げる

販促 STEP 2

POPと会話で「価値」を伝えて、適正単価で選ばれる

リピートの仕組みができたら、次は客単価に手を入れます。ここで大切なのは「値上げをする」ではなく、「価値を伝えて選ばれるメニューを作る」という発想です。

たとえば、お客さんが座る席のそばに、トリートメントやヘッドスパの「なぜこれをやると良いか」を書いた小さなPOPを置く。施術中の会話で「最近、乾燥が気になりませんか」と自然につなげる。こうした接点を丁寧に作るだけで、追加メニューの選択率は変わります。

値下げで来たお客さんは価格で去ります。価値で来たお客さんは関係で留まります。ここの発想を切り替えることが、単価アップの本質です。

⚠️ よくある失敗:「うちのお客さんは単価を上げると離れてしまう」と思い込んで、価値を伝える前から諦めてしまうこと。POPや会話で伝えてもいないのに「お客さんは高いものを求めていない」と決めつけるのは、もったいない先入観です。

✓ ここまでのポイント

  • 美容室の売上は「客数×客単価×来店頻度」で分解し、弱点を先に特定することが出発点
  • 新規集客より先に、リピートの仕組みを作ることで「ざる経営」から抜け出せる
  • 客単価アップは値上げではなく、POPや会話で価値を伝えることから始まる

「美容室を2店舗経営していましたが、リピート率が38%しかなく、毎月新規集客にコストをかけ続けていました。LINEのフォローアップを仕組み化して、ハガキDMも月1回出し続けたことで、1年後にはリピート率が71%まで上がり、月商も1.6倍になりました」

美容室オーナー(2店舗経営)

STEP3:新規集客に手を伸ばす

販促 STEP 3

リピートと単価の土台ができてから、新規の打ち手を絞る

STEP1・2で足元が固まったら、ようやく新規集客です。ここでも「何から手をつけるか」は重要です。

❌ よくあるパターン:とにかくInstagramを毎日投稿する

  • 投稿を続けてもフォロワーが増えず、疲弊して3か月で止まる
  • 新規が来ても、リピートの仕組みがないので次につながらない

✅ 推奨アプローチ:Googleビジネスプロフィール(MEO)を整えてから始める

  • 「地域名+美容室」の検索で上位に出るため、来店意欲が高い人に直接届く
  • 口コミへの返信を丁寧に続けることで、検索順位と信頼感が同時に上がる
  • リピートの仕組みがある状態で新規が来るから、一人のお客さんの価値が最大化する

Googleビジネスプロフィールを整えたら、Instagramや広告は「届けたい層に合わせて追加していく」という順番で動くと、一つひとつの打ち手がムダになりにくくなります。

⚠️ よくある失敗:新しいSNSや媒体を一気に増やして、どれも中途半端になること。まず一つに集中して、「これは反応が出る」と手応えをつかんでから広げていきましょう。

「続けること」こそが最大の武器になる

ここまで3つのステップをお伝えしましたが、正直に言うと、どれも「知っていた」という方は多いはずです。

問題は、知っているけど続かないことです。

ハガキDMを2回出して止まる。LINE配信を試みたけど登録者が少なくてやる気をなくす。POPを作ったけど変えていない。こういうことが、実際には本当に多い。

私自身、独立当初に「地味な販促を継続する」ことの大切さを骨身に染みて学びました。派手な手法を試しては止め、試しては止め、を繰り返しているうちは何も積み上がりません。貯金が底をつき、家族に頭を下げて借金をしてでも、毎月広告を出し続ける決断をしたことで、はじめて売上が立つようになったんです。

地味な販促を「すぐに」「継続して」やり切る。その実行の仕組みをどう作るか。これが、美容室の売上を長期的に伸ばしていく上で、最も重要なテーマだと思っています。

会員制サポート「増益繁盛クラブ」では、美容室を含む833件以上の店舗指導の経験をもとに、この「続ける仕組み」を一緒に作っていくことを大切にしています。一人でやると止まってしまう販促も、仲間と仕組みの中で回し続けることができると、確かに結果が変わってきます。

まとめ:順番通りに地味にやり続けた店が、最後に残る

美容室の売上を上げる販促の順番を整理します。

  1. STEP1:リピートの仕組み……LINE・ハガキDMで来店後の接点を作る
  2. STEP2:客単価アップ……POPと会話で価値を伝え、追加メニューを自然に選んでもらう
  3. STEP3:新規集客……Googleビジネスプロフィール(MEO)から始め、反応を見ながら広げる

どれも地味です。即効性のある魔法の施策ではありません。でも、この順番を守って「すぐに」「継続して」やり切った美容室は、確実に数字が変わっています。

技術に誇りを持ちながら、売上を意図的に作れる経営者になりたい。そう思う方に、一緒に取り組んでいただける場があります。まずは情報収集から始めたいという方は、無料でアカウントを作成して、繁盛店ポータルをのぞいてみてください。

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また、着実に売上と利益を伸ばしたい方は、こちらもぜひご覧ください。どんな小さな疑問でも、一歩踏み出すきっかけにしていただけると嬉しいです。

着実に繁盛店を目指すあなたへ

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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