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ロケットナウの手数料38.5%は高いのか安いのか?飲食店の「手残り」で本気で計算してみた

「ロケットナウって手数料38.5%ですよね。それって高すぎませんか?」

最近、増益繁盛クラブの会員さんからも、こういった質問が増えてきました。テイクアウト・デリバリープラットフォームの選択肢が広がるにつれて、「手数料の高い・安い」を気にする経営者の方が増えているのは自然な流れです。

ただ、正直に言います。「38.5%が高いか安いか」という問いの立て方そのものが、少しずれています。本当に考えるべきは「手残りがどうなるか」です。手数料の率だけ見ていると、大事な判断を誤ります。この記事では、よくある疑問を一つひとつ整理しながら、飲食店経営者の目線で「本当に使うべきかどうか」の判断軸をお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. ロケットナウの手数料38.5%の内訳と「手残り計算」の実際
  2. 手数料を「高い・安い」で判断することの危険性と正しい比較軸
  3. デリバリー・テイクアウト導入時に飲食店が本当に検討すべきコスト構造
  4. 手残りを最大化するための考え方と販促設計のポイント

こんな方におすすめ

  • ✅ ロケットナウへの加盟を検討している飲食店オーナーの方
  • ✅ デリバリー・テイクアウトの手数料が「高いのでは」と感じている方
  • ✅ 売上チャネルを増やしたいが費用対効果が読めずに迷っている方
  • ✅ 手数料以外のコスト構造を整理して意思決定したい方
  • ✅ 既存のデリバリー導入後に「利益が残らない」と感じている方
ロケットナウの手数料38.5%は高いのか安いのか?飲食店の「手残り」で本気で計算してみた | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

ロケットナウの手数料38.5%とは何に対してかかるのか?

まず前提を整理します。ロケットナウの手数料38.5%は、プラットフォームを通じて入った注文の売上に対してかかる費用です。ウーバーイーツや出前館と同様の仕組みで、注文が発生するたびに売上の一定割合がプラットフォーム側に引かれる構造になっています。

つまり1,000円の注文が入ったとき、店に残るのは615円(税抜き計算のベースによって若干変わりますが、概算でこのレベル)です。ここから原材料費・人件費・包材費・光熱費がかかります。

「38.5%」という数字を見て「高い!」と感じるのは当然の反応です。でも、この数字だけで判断してしまうのは早計です。比べるべき対象が別にあります。

手数料38.5%は「他のコスト」と比べて実際どう映るのか?

飲食店が新規のお客さんを獲得するために使うコストを、少し並べてみましょう。

❌ 「手数料が高いから使わない」という判断

  • 他の集客手段のコストを把握しないまま避けている
  • 自店の客単価・原価率との掛け合わせで計算していない
  • 「売れたときだけコストが発生する」という特性を見落としている

✅ 「手残りで考える」という判断

  • 手数料は成果報酬型。注文が来なければゼロ円の出費
  • チラシ・Google広告・食べログ掲載費など固定型コストと性質が違う
  • 客単価・原価率によって「使える/使えない」が変わる業態特性がある

たとえば、月3万円のチラシを撒いて10人の新規客が来たとします。1人あたりの獲得コストは3,000円。客単価3,500円のお店なら、初来店の利益はほぼゼロに近い。でもこれを「高い」と感じる経営者は意外と少ない。

一方でロケットナウの手数料は「注文が入ったときだけ発生」します。固定費として出ていくわけではありません。この性質の違いを理解した上で比較しないと、正しい判断はできません。

「手数料の率だけ見て判断するのは、原価率だけで料理の善し悪しを判断するのと同じです。大事なのは手残り、つまり利益がいくら残るかです。」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

飲食店の「手残り」で本気で計算するとどうなるのか?

では実際に数字で見てみましょう。あくまで概算モデルです。

チェックポイント1:客単価と原価率の組み合わせで手残りが変わる

客単価1,200円のランチ弁当で原価率40%、デリバリー手数料38.5%のケースを考えます。

  • 売上:1,200円
  • 手数料(38.5%):▲462円
  • 原材料費(40%):▲480円
  • 包材・配達準備の人件費(概算):▲100円前後
  • 粗利:258円前後

1件あたり約258円。これを月に100件取れば約25,800円の粗利です。光熱費・固定費を乗せると薄い。

✅ ポイント:客単価が低く原価率が高い業態では、デリバリープラットフォームの手数料との相性が悪くなります。客単価2,500円以上・原価率30%以下の業態の方が手残りが出やすい。

チェックポイント2:「席が埋まっているとき」と「空いているとき」で話が変わる

ランチタイムに席が満席状態で、さらにデリバリー注文が来ても対応できない。これはむしろコストとストレスを生む状況です。一方、ディナータイムの開店直後や閉店前の「席が空いている時間帯」にデリバリー注文が入るなら、固定費の回収に使える可能性があります。

✅ ポイント:デリバリーを「手が空いている時間の稼働補填」として設計できるかどうかが、採算の分かれ目になります。

チェックポイント3:新規客獲得という文脈で見ると話が変わる

プラットフォームに掲載されることで、これまでリーチできなかった層に店を知ってもらえる副次効果があります。テイクアウトで一度使ったお客さんが実店舗に来てくれるケースも実際にあります。

✅ ポイント:デリバリー・テイクアウトを「販促チャネルの一つ」と位置づけ、実店舗への動線設計(QRコード付きショップカードの同梱など)を組み合わせると、単なる手数料負担で終わらない使い方になります。

✓ ここまでのポイント

  • ロケットナウの38.5%は成果報酬型。固定費型の他の広告費と性質が違うため、単純な「高い・安い」比較は意味がない
  • 手残りは客単価・原価率・稼働状況によって大きく変わる。業態との相性確認が先決
  • デリバリーを「新規客との接点」として設計できれば、手数料以上の価値が生まれる可能性がある

手数料以外に見落としがちなコストは何か?

ロケットナウに限らず、デリバリー・テイクアウト導入時に「手数料しか見ていなかった」という声をよく聞きます。実際には他にもコストが発生します。

チェックポイント4:見落としやすい隠れコスト

包材費(容器・袋・保温材など)、スタッフの梱包作業時間、メニュー写真の撮影費用、注文対応のオペレーション構築にかかる初期労力。これらは手数料の数字には現れません。

✅ ポイント:導入前に「1注文あたりの総コスト」を試算しておくことで、適切な販売価格の設定ができます。デリバリー専用メニューを少し高めに設定している店が多いのは、こうした理由からです。

「月商60万円の超赤字だったイタリアンが、月商470万円・利益200万円になりました。チャネルの使い方と価格設計を一緒に見直した結果です。」

増益繁盛クラブ会員(飲食店オーナー)

結局、ロケットナウは飲食店にとって「使うべき」なのか?

ここまで整理してきた内容をふまえると、答えは「業態と使い方次第」です。ただ、それだけでは判断できないので、もう少し具体的に言います。

使いやすい業態の特徴

  • 客単価2,000円以上で原価率が30%前後に収まっている
  • ランチ・ディナー以外に「稼働していない時間帯」がある
  • 商圏内に競合が少なく、プラットフォーム上での露出に価値がある
  • テイクアウト需要がある立地(オフィス街・住宅街など)

慎重に判断すべき業態の特徴

  • 低単価・高回転型(客単価1,000円前後のランチ専門店など)
  • 常に満席でキャパシティに余裕がない
  • 料理の品質がデリバリーで落ちやすいメニュー(揚げ物や鉄板系)

大事なのは、手数料38.5%という数字に感情的に反応するのではなく、「自分の店の数字」に照らして判断することです。

「月商350万円だった居酒屋が6ヶ月で620万円になりました。チラシとGoogle広告で新規客が約2倍になり、客単価も1,400円上がりました。」

増益繁盛クラブ会員(居酒屋オーナー)

「手数料問題」の先に本当に考えるべきことは何か?

ロケットナウの手数料を検討することは、良い機会だと思います。なぜなら、それは「自分の店の利益構造を見直す入り口」だからです。

実際、多くの飲食店経営者の方が「売上は立っているのに手元に残らない」という状況に陥っています。その原因は、手数料だけでなく、原価率・客単価・来店頻度という3つの軸のどこかに歪みがあることがほとんどです。

私がコンサルティングで必ず確認するのは、客数×客単価×来店頻度の3系統に売上を分解したとき、どこに弱点があるかです。デリバリーやテイクアウトは「客数を増やす手段の一つ」に過ぎません。それ単体で利益体質が変わるわけではなく、全体の設計が伴って初めて機能します。

増益繁盛クラブでは、飲食店・美容室・小売店の経営者833件以上の支援実績をもとに、客数・客単価・来店頻度それぞれを動かす販促の組み立て方を、紙・ネット・AIの三層で一緒に考えていきます。業界経験21年の現場感覚で、数字に強い伴走者として隣に立ちます。

ロケットナウの手数料が高いか安いかという問いより、「自分の店で1注文あたりいくら残るか」「それを月に何件取れるか」「そのために今何をすべきか」を整理することの方が、経営の前進につながります。

もし「自分の店の利益構造、一緒に整理してほしい」「販促の仕組みをゼロから作り直したい」という方は、まず下の案内をのぞいてみてください。初月980円から始められるゴールドクラスで、実際に動きながら学べる環境を用意しています。

一人で抱えずに、一緒に考えましょう。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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