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「とりあえず加盟」が一番危ない。ロケットナウで儲かる店・損する店の決定的な違い

デリバリーや予約プラットフォームへの加盟を検討するとき、こんなふうに考えたことはないですか?「とりあえず登録しておけば、何かしら注文が入るだろう」と。

実はこれ、非常に危険な発想です。経営コンサルタントとしてこれまで833件以上の店舗を指導してきた経験から断言できますが、「とりあえず加盟」で成果を出している店は、全体の中でもごく一部に限られます。むしろ多くのケースで、手数料負担だけが増え、利益がさらに薄くなって疲弊している——そういった状況を山ほど見てきました。

この記事では、ロケットナウをはじめとしたプラットフォーム加盟において、儲かる店と損する店の間に何があるのかを、具体的なケースをもとに掘り下げていきます。

📋 この記事でわかること

  1. 「とりあえず加盟」がなぜ損する結果につながるのか
  2. プラットフォームで儲かる店が事前に準備していること
  3. 加盟前に必ず確認すべき自店の数字と構造
  4. プラットフォームを「投資」として回収する考え方

こんな方におすすめ

  • ✅ ロケットナウへの加盟を検討中の飲食店・美容室オーナー
  • ✅ デリバリーやプラットフォームを試したが思ったほど利益が出ていない方
  • ✅ 手数料の重さを感じながらも「やめ時」がわからない方
  • ✅ 新しい集客手段を増やしたいが、何を基準に選べばいいか迷っている方
  • ✅ 売上の柱を増やすために、仕組みを整えたいと考えている経営者の方
「とりあえず加盟」が一番危ない。ロケットナウで儲かる店・損する店の決定的な違い | 増益繁盛クラブ、繁盛店研究所/増益繁盛クラブ(運営法人:有限会社繁盛店研究所、株式会社繁盛店研究出版、株式会社日本中央投資会/繁盛店グループ)

「とりあえず加盟」の正体——手数料が利益を食い続ける構造

あるラーメン店オーナーのケースを紹介します。月商は約400万円。コロナ禍を経てデリバリー需要が高まっているという情報を聞きつけ、ロケットナウに加盟しました。「とにかくやってみよう」という気持ちで、メニューも店内のものをそのまま登録。写真も手持ちのスマホで撮ったもの。価格も店内と同じに設定しました。

3ヶ月後、月に100件以上の注文が入るようになりました。一見、順調に見えます。でも手元に残った利益を計算すると、プラットフォームの手数料(注文額の30〜35%前後)、容器・包装コスト、配達待ち時間中のスタッフ稼働を加味すると、実質的な粗利はほぼゼロに近かった。それどころか、店内客の対応が遅れるようになり、「最近料理の出が遅い」という口コミが増え始めていました。

これが「とりあえず加盟」の典型的な末路です。

プラットフォームの手数料は、仕入れ原価と同じかそれ以上に重くのしかかります。飲食店の場合、食材原価が30%前後であるとすれば、手数料30〜35%が乗ってくる時点で、価格設定を変えない限り利益は出ません。「とりあえず加盟」した店の多くは、この計算を事前にしていないまま走り始めてしまいます。

儲かる店がやっていること——加盟前の「設計」が全てを決める

一方で、同じプラットフォームを使いながらしっかり利益を出している店もあります。その違いは、加盟前にどれだけ「設計」をしていたかです。

あるお好み焼き店のケースです。このオーナーは加盟を決める前に、まず自店の原価構造を洗い直しました。デリバリー専用メニューをあえて別で設計し、店内メニューより15〜20%高い価格帯に設定。容器コスト・手数料・スタッフの稼働時間をすべて原価として組み込んだ上で「これなら1件あたり○円の利益が残る」と確認してから加盟しています。

さらに、注文が集中する時間帯を事前に想定し、デリバリー専用の仕込みシフトを組みました。店内対応とデリバリー対応が競合しない体制を作ってから動き始めたのです。

加盟から6ヶ月後、このお好み焼き店のデリバリー売上は月商の20%を安定的に占めるようになり、純粋な「上乗せ利益」として機能しています。

「売上を運任せにせず、意図的に作ることが経営の本質です。プラットフォームは道具に過ぎません。道具を使う前に、利益が残る設計をしておくことが先決なんです」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

✓ ここまでのポイント

  • 「とりあえず加盟」は手数料負担だけが増え、利益が出ない構造に陥りやすい
  • 儲かる店は加盟前に、手数料・容器コスト・スタッフ稼働を加味した「利益設計」を済ませている
  • デリバリー専用のメニューと価格設定が、利益を生むための最初のステップになる

「損する店」に共通するパターン——3つの見落とし

チェックポイント1:手数料込みの原価計算をしているか

プラットフォームの手数料は、単純に「売上の何%」という数字ではなく、手元に残る利益に直接影響します。たとえば客単価1,200円の料理に30%の手数料がかかれば、売上から360円が自動的に消えます。これに食材原価・容器代・人件費配分を乗せると、実質的に赤字になるケースは珍しくありません。

✅ ポイント:加盟前に「1注文あたりに残る利益」を紙に書いて計算すること。その数字がマイナスか限りなくゼロに近いなら、価格を上げるか、加盟を見送るか、専用メニューを設計するかの判断が必要です。

チェックポイント2:店内オペレーションとの干渉を考えているか

デリバリーの波は読みにくく、昼のピーク時間帯に集中することが多い。店内客の注文が込み合っているタイミングに、デリバリー注文が重なって厨房がパンクする——というのは「とりあえず加盟」した店でよく起きる現象です。

✅ ポイント:デリバリー専用の「受付時間帯の制限」や「件数上限」を設定する機能を使うこと。フル稼働で店内対応しながらデリバリーも受けるのは、品質の劣化と口コミ悪化を招きます。

チェックポイント3:「新規顧客との関係をその後につなげているか」

プラットフォーム経由でお客さんが来ても、そのお客さんはあくまでプラットフォームの顧客です。次回もプラットフォームを通じてしか注文しない構造が続く限り、手数料を払い続けるだけの関係から抜け出せません。

✅ ポイント:梱包に店のInstagramやLINE公式アカウントへの誘導を入れる、ニュースレターを同封するなど、「自店の顧客」として関係をつなぐ接点を最初から設計しておきましょう。

「これなら使える」と判断した事例——利益を残す加盟の設計

私が指導した中で、プラットフォーム活用を上手く機能させた事例の一つに、カフェを運営する女性オーナーのケースがあります。

このオーナーは最初、デリバリーへの参入に乗り気ではありませんでした。「手数料が高すぎる」「うちの料理はデリバリー向きじゃない」という認識でした。でも話を聞いてみると、ランチタイムの席回転数が上限に達しており、それ以上の売上を上げる手段が見えていないという状況でした。

そこで考えたのは、「席数の制約がないデリバリーを、ランチの第二の窓口にする」という発想です。店内メニューではなく、デリバリー特化のセットメニューを新たに3種類設計。原価・手数料・容器コストを逆算して、1セット当たりの手残りが明確になる価格に設定しました。さらに、注文ピーク時間を午前11時〜12時に絞って受付、午後は受付をストップする運用にしました。

結果として、店内売上を崩さずにデリバリーが月商の15%程度を補完する形が3ヶ月で定着。手数料を差し引いても毎月安定した利益が積み上がるようになっています。

「月商60万円の超赤字状態から月商470万円・利益200万円に変わった飲食店があります。何かひとつのプラットフォームが魔法を起こしたわけじゃない。利益が残る構造に設計し直したことが、全ての変化の出発点でした」

ハワードジョイマン(店舗利益最大化コンサルタント)

「チラシとGoogle広告を組み合わせた結果、6ヶ月で月商350万円から620万円になりました。客単価も1,400円上がって、ようやく手元にお金が残る感覚が出てきました」

飲食店(居酒屋)オーナー

プラットフォームを「投資」として使い切るための考え方

私がよくお伝えするのは、「お金を掛けずに売上を伸ばそうとする発想は愚策」だということです。これはプラットフォームへの加盟費や手数料についても同じで、問題は「払うかどうか」ではなく、「払った分を回収できる設計になっているかどうか」です。

ロケットナウも、Uber Eatsも、食べログも、それ自体に優劣はありません。使う側の設計力が、「儲かる道具」にするか「コストをかけるだけの道具」にするかを決めます。

客数・客単価・来店頻度の3つに売上を分解したとき、プラットフォームは主に「客数」を動かす道具です。でも客数が増えても、単価が低く、再来店の仕組みがなければ、増えた客数はそのまま手数料の増加に変わるだけです。

加盟を検討するなら、この3つの軸で「何を動かしたいのか」「そのために何を設計するのか」を先に整理してから動くこと。それが「儲かる店」と「損する店」の決定的な違いです。

まとめ——「加盟する前に設計する」が繁盛の鉄則

ロケットナウへの加盟を考えているなら、今すぐに登録ボタンを押す前に、一度立ち止まって設計をしてみてください。

  • 手数料・容器コスト・人件費を乗せた「1件当たりの利益」を計算する
  • デリバリー専用メニューと価格を設計する
  • 店内オペレーションと干渉しない時間帯と件数を決める
  • プラットフォーム経由のお客さんを「自店の顧客」につなぐ接点を作る

この4点を整えてから動けば、プラットフォームは「運任せの売上」ではなく「意図的に設計した売上の柱」になります。

私ハワードジョイマンは、静岡県静岡市清水区を拠点に、飲食店・美容室・小売店の経営者の方が「売上を意図的に作れる状態」になるための伴走をしています。21年間・833件以上の指導実績の中で見えてきたのは、繁盛する店に共通しているのは「派手な一手」ではなく、「地味な設計の積み重ね」だということです。

プラットフォームの活用方法だけでなく、チラシ・POP・Google広告・LINE・ニュースレターなど、紙・ネット・AIを組み合わせた販促の全体設計を一緒に整えていきたいという方は、ぜひ以下からご覧ください。一人で抱え込まず、気軽に覗いてみてもらえると嬉しいです。

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ハワードジョイマン

プロフィール

コピーライター/店舗利益最大化コンサルタント
中小企業診断士(経済産業省登録番号 402345)
絵本作家(構想・シナリオ担当)

・有限会社繁盛店研究所 取締役
・株式会社繁盛店研究出版 代表取締役
・株式会社日本中央投資会 代表取締役
・繁盛店グループ総代表

生い立ちと異色の経歴

1975年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。自営業の家に生まれ、親戚一同も会社経営をしている環境から、幼少期より受付に立ち、商売の基礎を肌で感じながら育つ。

大学入学と同時にお笑い芸人としての活動を開始。活動中には九州松早グループが運営するファミリーマートのCMにも出演する。その後、父の急逝を機に大学卒業後、清水市役所へ奉職。

市役所勤務から独立へ

市役所在職中に中小企業診断士の取得を決意。昼は公務員として働き、夜は受験勉強、週末は現場経験を積むため無給でイタリアンレストランでの修行を重ねるという生活を継続。6年間の猛勉強の末、難関の中小企業診断士資格を取得する。

資格取得を機に7年勤めた市役所を退職。退職後、有限会社繁盛店研究所(旧:有限会社マーケット・クリエーション)を設立し、独立を果たす。

「笑人の繁盛術」による圧倒的な実績

お笑い芸人時代の経験を活かし、小売店・飲食店・美容室・整体院などの集客や販促に、お笑い芸人の思考法や漫才の手法を導入。独自のメソッド「笑人の繁盛術」を用いたコンサルティングにより、クライアントの業績を次々と向上させる。

専門用語を使わない分かりやすい内容のメールマガジンは、読者数1万人を突破。多くの業績アップ報告が寄せられている。また、会員制サポート「増益繁盛クラブ」は、日本全国(北海道〜沖縄)のみならずアメリカからの参加者もおり、その活動はテレビ番組『ガイアの夜明け』でも取り上げられ大きな注目を浴びた。

多角的な活動と信念

現在は、プロのコンサルタントが購読する専門誌『企業診断』(同友館)での連載も手がけ、「コンサルタントのコンサルタント」としても高い評価を得ている。また、自身の経験から確立した株式投資メソッドを伝えるコミュニティ「株研」も運営。

多忙を極める現在も、毎月1回の先祖への墓参りを欠かさない。家族をこよなく愛するマーケッターである。

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